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Hai♪もちママ

もちはだサイト管理人が日頃思うことを綴ってます。ホット一息入れてくださいね~♪

2012/11/30植村直己冒険館で「もちはだ」発見! 

びっくりのニュースが届きました!

なんと!!!
日本を代表する世界的冒険家 植村直己氏が冒険に使われた数多くの装備品や冒険行の記録映像などが展示されている「植村直己冒険館」に、「もちはだハイソックス」が展示されているというもの。
なんでも、展示品には、「ソックス 南極で使用」という札がつけられているらしい。

んー!!!これは、すごすぎる!!!

コトの発端は、11月18日に専務がご家族で冒険館に行かれた際に、展示されている装備品の中に「もちはだハイソックス」見つけられて、びっくり大感激で写メを送ってきてくれたところから。

何せ、もちはだアイテムの編地と縫製を見続けて○十年の専務が、 起毛具合・編地・履き口のゴム編み仕様・かかとのない筒状のデザイン・足先の縫製など、すみからすみまで確認をして間違いないというところなので、これはもう「もちはだハイソックス」以外には考えられない(^^)

ってことで、思い立ったら吉日。
ソッコー翌週の25日の日曜日に、加古川から北へ100キロ余り、兵庫県豊岡市の冒険館へ行ってまいりましたー♪

入館チケットの売り場で、ドキドキしながら状況を説明させていただくと、館長さんがお話を聞いてくださることになり、別席で、持参していた現在仕様の「もちはだハイソックス」とパンフレットを手に、
・ 展示品が「もちはだハイソックス」で間違いないと思うこと。
・ 植村さんが命をかけて臨まれた南極大陸犬ぞり走破での装備のアイテムとして、
「もちはだハイソックス」を選んで使ってくださっていたことに大感激したこと。
を、一気にお話をしました。

館長さんは、じっくり聞いてくださって、
展示品が「もちはだハイソックス」だという私の説明もご理解くださり、写真撮影とココでの掲載紹介についても、「はい、わかりました。どうぞ。」と、快くご了承くださいました。

‥というわけで、ジャーン♪♪お披露目です(^^)

表は、さすがにかかと部分に毛玉ができ、おそらく重ね履きをされたのか、筒の太さが新品状態のハイソックスの1.5倍くらいになっていたのですが、
でもでも、裏のもちはだ起毛は、ふかふかのまま♪ゴム編み部分もしっかり伸縮がありました。

極寒の南極大陸の犬ぞり横断という過酷な状況を乗りきられるにあたって、
この「もちはだハイソックス」が少しでもお役にたてたなら本当に感激です(^^)

館長さんが同行くださっての写真撮影を終えた後は、じっくり館内を見学させていただきました。

植村直己さんのお名前は、日本人で初めて世界最高峰エベレスト(8,848m)の頂上に立たれた方だということと、北極点に単独犬ゾリで到達された方だということ、そして、北米最高峰マッキンリー(6,194m)冬季単独登頂に成功されたあと、消息を絶たれたということは知っていましたが、
冒険館をゆっくり観せていただいて、係の方の丁寧な説明を聞いていくうちに、
ただただ、その精神力のすごさに圧倒されてきて、鳥肌が立ってきてしまいました。

映像の冒頭で紹介されていた、エベレスト初登頂の手前で、グループリーダーとして先頭を歩かれていた植村さんが歩みを止められて、仲間に先頭をゆずられたというお話。
結局は、お二人で肩を組まれて、その一歩を刻まれたそうなのですが、極限状態でそのような思考になられるというのは、本当にすごい方ですね。

そして、私が心に残ったのは、「僕はとても臆病なんですよ。」というインタビューでのお答え。
植村さんは、高所恐怖症でもいらしたそうで、館内スタッフの方のお話によると、ご自宅でゴキブリが出たら奥さまのお名前を呼ばれたというところもおありだったそうです。
映像の中で、つぶやくように言われていた「自分は何をしたら満足感が得られるんだろう」(私のフィルターで変わってしまっていたら申し訳ないのですが)というお言葉が、印象的でした。

たぶん‥
自分の内にある恐怖心やしんどさと戦って、乗り越えることができた人だけが見ることのできる「景色」というものがあるのだろうな。
そして、その感動が大きければ大きいほど、また別の「景色」を見たいという気持ちが強くなるのかもしれない。
それが、いかに過酷な道のりであろうと、その一点に向かってひたすら進んでいく。

話はそれますが、
もちはだの男性スタッフが、私が植村直己冒険館に訪れていたちょうど同じ日に、神戸マラソンに参加しました。
今は、繁忙期ということもあって、ほとんどトレーニングもできない状況で42.195キロを完走。
しかも初めて参加した昨年よりもゴールタイムを10分も縮めるというレースを、見事に成し遂げました。
翌朝、ど根性レース(笑)の余韻を全身にひきずって出勤した彼は、
「来年も走りたい。さらにタイムを縮めたい。」と話してくれました。
30キロ地点あたりから、足も上がらなくなって、残りの道のりは意地だけで走り、ゴール手前数十メートルに到達した時には、男泣きに泣けてきたそうな。
そんな状況だったすぐ翌日に、笑顔で来年に向けての決意を話してくれたのは、ゴールの向こうにあった初めて見る景色に、とんでもなく大きな感動があったからなのでしょうね。

すごいなぁ~♪
私もそんな景色の前に立ってみたい。
でもでも‥アレやコレを言いわけにチャレンジしなくなってたりするよなぁ‥。

そんな私の思いを見透かされているかのような植村さんのお言葉が、
冒険館の受付窓口に置かれていたので、ここで皆さんにもご紹介したいと思います。

帰り際には、展示通路の最終コーナーで販売されていた「植村直己 地球冒険62万キロ」という本を購入しました。
「小学生向け」という付箋が貼っていることもあって読みやすそうで、ちょっとあわただしいこの時期に、植村直己さんという方をもっと知りたいという私の思いに気軽に応えてくれそうです(^^)

今回、『もちはだハイソックス』がきっかけで、
植村直己冒険館を訪れることができて、彼の世界観に触れることができて、
本当によかった。

今のような通信技術の発達していない時代に、数々の写真や映像や声が残されていることに、館を訪れられたお客様の中には、「単独行ではなく、撮影隊がついていたのでは?」などと疑問を持たれる方もいらっしゃるそうですが、もちろん、すべてお一人でなされているわけで。
あの過酷な環境の中で、三脚を立てカメラで撮影し、テープレコーダー(そうです!展示品の中にありました。テープレコーダーの時代だったのです!!)をセットして録音するという行為が、どれだけすごいことか。

また、展示品の中には、旅の途中でご自身で繕われたことがわかるような縫い目が施されたバッグや布もありました。
現地で捕獲したアザラシは、皮をはいで細いひも状にしてロープとして使用、身はソリをひいてくれる犬のエサにされたそうです。

冒険館の展示品をひとつひとつじっくり拝見していくと、胸の奥がジーンとしてきて、鳥肌が立ってきて、大きなパワーに圧倒されそうになるのですが、館を後にする時には、自分の中に前向きなエネルギーが少し充電されたような、そんな感覚になりました。

兵庫県豊岡市、山間ののどかな風景の中に、冒険館はあります。
大人も子どももそれぞれの感性に響くことがあるのではないかな~。
よろしかったら、ご家族で訪れてみられてはいかがでしょう(^^)

◆植村直己冒険館 Uemura Naomi Memorial Museum ホームページはこちら♪

植村直己冒険館の館長さんをはじめスタッフの皆さま
このたびは、突然の訪問とお願いにもかかわらず心温かくお話を聞いてくださってありがとうございました。

2012/11/21「あの頃」を思い出しながら「今」思うこと。

昨日、Twitterでひとつの話題が目に留まりました。

飛行機内で1歳の赤ちゃんが1時間半泣きどおしだった状況に直面されたある方が、ご自身のブログに書かれた内容について、様々な意見が投稿されたようです。

私は、話題のもとになったブログと、あと、著名な方数人のTwitter発言を5~6個拝見しただけなので、世の中の皆さんの大半の意見がどういうところにあったのか、何が正しいと思われているのか、どういうところに落ち着いたのか、わからないけれど、年齢の近い3人の子どもを育てた母として、あの頃を思い出しながら、今思うことを書いてみたいなと思いました。

まず、不思議に思ったのは、「1歳の子どもが聞き分けられずに泣くのはあたりまえでしょう!」という声があったこと。
たぶん、ブログを書かれた方も、そこを訴えられたわけではなくて、子育ての経験があろうとなかろうと、1歳の子どもが周りの状況を判断して公共のルールを守ることを期待する人なんて、おそらくいらっしゃらないと思う。

今回のことは、聞き分けのできない赤ちゃんなのだから、
お話の主人公になるのは、あくまでも大人たち。

でもって、母の立場で思い出したのは、
飛行機という箱は、逃げ場がないのが、ホントにつらいということ。
電車なら、ぐずぐずスイッチが入ってしまったら、次の駅で降りて、その箱から子どもを連れだすことができるのだけれど、周りの人たちに迷惑をかけているのがわかりながらも、どうすることもできないしんどさは、それはもう‥。
よそのお子さんだったら、1歳の子がおとなしくできないことを仕方ないと思うことができても、わが子になると「なんで??」となってしまう。

そう、この「なんで??!!」がくせもの。
たぶん、母親だからコントロールできる、コントロールすることを周りに期待されている、しなきゃという思いが強いほど、しんどくなってしまったりするんだなぁ。
確かに、母は、わが子の泣き声、しぐさで、よその人にはわからないメッセージを読み取ったりコミュニケーションをとることができる特技はあるけれど、いくら母といっても、魔法のパワーがあるわけではなく、わが子に対してできないこともあるわけで。
この部分を、お母さん自身が認識できると、そのあとの子育ても変な妄想にしばられることがなく、肩の力が抜けるところもあるのではないかなと思ったりします(^^)

わが子が幼いころ、次々熱を出して、3人一緒に小児科に診察に連れて行ったことがありました。
診察前に名前を呼ばれると、すぐに診察していただけるように、上着を脱いでシャツ一枚になって待っていないといけないのだけれど、熱が高くてぐったりして機嫌も悪く、一人でお着替えもままならない3人をなんとかシャツ一枚にして、ようやく一人ずつ診察を受けて、次は、服を着せていかないといけないとなった時。
じっとしていないし、一人はぐったりして床に寝転んで通路のじゃまになってるし、一人は大声で泣き出すしで、もうどうにもならないと思った時に、近くにいらした小学生高学年の子どもさんをつれたお母さんが、私には何も言わないで
「さぁ、これ着ようね~」と、服を手に寝転んでしまっているわが子に服を着せてくださり、シャツのまま動き回るわが子に、「お兄ちゃんのお洋服はこれかな?」と声をかけて、着せてくださり、その間に私は抱いている娘をあやしながら服を着せて、すぐに看護婦さんからお薬の説明を受けている間も、わが子二人になにやかやと話しかけて、時間をつぶしてくださり、私がお礼に行こうとすると、子どもたちに「バイバイ♪」と病院を出て行かれました。
結局、お世話をしてくださった女性と私の間には一言も会話はありませんでしたが(お礼を言えなかったのがとても心残りです)、この時のことは、今思い出しても涙が出そうになります。ホントウに。

今は、母親年齢もハタチを過ぎて、こういうしんどさからはすっかり遠くなったところで、
どちらかというと、周りの大人の一人として今思うこと。

なんでも「分ける」というのがいいとは思わないながらも、
今回の飛行機のことは、1歳の赤ちゃんは当事者ではないというところで、周りの大人とお母さん、
どちらも心の負担が少なくなるような策の一つとして‥と思ったけれど、
ブログを書かれた方の内容では、飛行機内に防音の完全個室は、構造上不可能とのことらしい。

となると。
お母さんが、その「箱」に入るかどうかの選択ということになるのだけれど。
おそらく、たぶん。
お母さんとしては、選択というより、長時間脱出できない飛行機に、あの精神的なしんどさのリスクを考えても乗らないといけない事情があるとしか、私には想像できない。
他に手段があるのなら、お母さん自身も楽な方を選びたいだろうし。
それができないから、周りの皆さんへの申し訳なさも含めたしんどさも覚悟して箱に入ってるんじゃぁないかなぁ。
例えば、出入り簡単なレストランで赤ちゃんが泣き続けているのとは、全然話が違うと思うのです。
もしも、「赤ちゃん連れ便」という飛行機が運航されているなら、迷わずそれを選ぶと思う。

今回の飛行機の話題は、これ!といった解決策、難しいかもしれません。
でも、我慢というよりむしろ、相手の事情を想像して、納得できる折り合いを自分の中にみつけるということは、できるのではないかと思いました。
なにせ、飛行機内の時間、怒っていても事態を変えることができるわけではないし。
それなら、別のことでも考えて、楽しいこと思う方が、気分もいい。

あの時、病院の中で大泣きをして、多くの患者さんに大迷惑をかけていた娘も、18年経って、今では一人で飛行機に乗ってオレゴンに行きました。
ホームステイ先では、小学生の「妹」が慕ってくれて、「おかあさん」にも頼りにしてもらえているようです。
私とは、来年3月にNYで待ち合わせようと、まだまだ先なのに盛り上がっていて、
「空港に着いたら、私が行くまでは、荷物から絶対に手を離さずに、その場から一歩も動かないように!」
と今から、しっかり釘をさされています。

ですよね。子どもは‥大人になります。
みーんな平等に年齢を重ねていきます。

いろんな場所で、いろんなシチュエーションでの出会いもひとつひとつ楽しめたら。
もしものもし、ケネディー空港までの機内で同じ状況になったら、
私はそんな風に考えたいなと思うのです(^^)

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