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顔はほてるのに手先はひんやり。ほてり冷えってなに?

2018/10/26


 

北海道よりも都市圏に多い?!現代の冷え症の実情

 
6都市(札幌、仙台、東京23区、名古屋、大阪、福岡)の20代から50代の女性1064人に「身体の不調と冷えに関する調査」を行ったところ、約6割の女性が冷え性(冷え症)を自覚していることが明らかになりました。
 
さらに、冷え症の人の割合が、3大都市圏(東京23区、名古屋、大阪)の平均の方が、寒い地域である札幌よりも10%以上高いということがわかりました。
 

重度の冷えほど冷えを感じていない?!

 
冷え性(冷え症)を重症度の観点から4つのタイプに分類してみると
 
1:『末端冷え』 手先、足先など身体の末端が特に冷える。顔のほてりはない。
2:『下半身冷え』 特に下半身が冷える。
3:『ほてり冷え』 顔は熱くほてっているが、身体の末端が冷えている。
4:『全身冷え』 身体全体が冷えている。
※タイプ別の冷え度においては、1から4につれて高くなる。
 
となります。
 
そして、どのタイプの人が冷えを感じているかという調査では、
 
1:『末端冷え』が59.8%、
2:『下半身冷え』が28.6%、
3:『ほてり冷え』が19.7%、
4:『全身冷え』が18.2%
 
となりました。
 
上記の結果からすると、
症状の軽い冷えほど感じている人が多いということになります。
 
さらに、「冷え性(冷え症)」のタイプ別で、「地方グループ」(札幌・仙台・福岡)と、「3大都市圏」(東京23区、名古屋、大阪)で平均の差が最も大きかったのは、新しい冷えのタイプとして注目されている、3:『ほてり冷え』であったことがわかりました。
 

ほてり冷えってなに?

 
ほてり冷えとは、一言でいうと「顔はほてるのに身体の末端が冷えている状態」。
寒さによって交感神経が緊張することで、手足の血管が収縮し、身体の中心や頭部へ血液が流れていくことで起こります。
頭部に血液が集中するため、血圧の高い方は注意が必要です。
 
「ほてり冷え」は「末端冷え」や「下半身冷え」が進行した状態で、放っておくと「全身冷え」へと進行してしまうため、早めの対策とケアが必要です。
 

ほてり冷えの原因は「寒暖差」?

 
ほてり冷えの要因には「寒暖差」が大きく関係しているといわれています。
前述の「身体の不調と冷えに関する調査」にて、ほてり冷えを感じる割合が高い「3大都市圏」(東京23区、名古屋、大阪)では、30%以上の人が一日で4回以上室内と屋外の行き来があるということが分かりました。
 
体温調節には交感神経が大きく関わっています。
寒い屋外では身体が体温をあげようと働くため交感神経がオンになり、暖房がよく効いた温かい室内では体温維持のため発汗しようと、交感神経がオン状態となります。
そのため、交感神経が休みなく働き続けることとなり、自律神経が乱れ、たとえ適度に温かい部屋であっても血液の集まった顔がほてり、手先足先が冷える『ほてり冷え』になるのです。
 

ほてり冷え対策のポイントは自律神経?!

 
「ほてり冷え」対策は、温めによる血巡り促進と自律神経を整えることが有効になってきます。
いくつか対策をご紹介します。
 
1)38~40℃のお湯で入浴。

38~40℃のお湯で全身入浴しましょう。入浴は、心拍数や血圧、体温などに穏やかな変化を与えることができるので、継続的な入浴で自律神経トレーニングができおすすめ。ぬるめのお湯は副交感神経が優位になるため、全身がポカポカに。さらに、炭酸ガス入り入浴剤をいれると、温浴効果を高めてくれるため効率よく温めることができおすすめです。
 
2)温熱グッズの活用

太ももなど大きな筋肉があるところを温めると、全身が効率的に温まります。また、お尻の真ん中より少し上に、温熱シートを貼ることで血管を広げ、血めぐりを良くしてくれます。また、目元の温めも副交感神経を優位にし、血めぐり促進に効果的です。
 
3)ペットボトルの上げ下げ運動

500mlのペットボトルを両手に持ち、走るフォームのように身体に沿って上下に腕をふる動きを1日最低10往復しましょう。3週間~1ヵ月ほど継続して行うと自律神経が整ってきます。室内でも簡単にできるため、寒い時期に手軽にできる運動としておすすめです。
 
いかがでしたか?
ほてり冷えの原因になりやすい寒暖差対策として、室内外の温度差をなくす工夫も重要です。冬は着脱をしやすい重ね着や室内の温度を上げすぎないなどもあわせて、つらいほてり冷え解消をめざしましょう!

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