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冷え性の女性こそ入ろう!サウナで心も体もぽっかぽかに

2019/05/07

温泉や銭湯などに多く設置されているサウナですが、「男性が入るもの」というイメージを持っていませんか?
サウナに入ることがある人も、正しい入り方がわからずに、なんとなく入っている人も多いのでは。

サウナは正しく入ればとてもたくさんのメリットが得られるもの。
特に、体の冷えで悩んでいる人にとっては良いことがたくさんあるんです。

この記事で「正しいサウナの入り方」を知って、どんどん体を温めちゃいましょう!

サウナとは?

サウナは、実はフィンランド発祥のもの。日本には1966年ごろ伝わってきたと言われています。
“サウナ”と言うと、一般的にフィンランド式の“乾式サウナ”を指します。

サウナ内の温度はおよそ70〜100度に設定されている施設が多くなっています。
室内には何段か腰掛けるベンチがありますよね。
それぞれの段によって体が感じる温度は変わってきますが、例えば3段で構成されている場合は、下記のような温度分布です(頭部分の温度)。

・下段のベンチ:約70度
・中段のベンチ:約80度
・上段のベンチ:約90度

あくまで目安ですが、自分が今どれくらいの温度の場所にいるのかがわかりますね。

サウナの本場はフィンランド!

フィンランドは、「サウナ大国」と言われるほどにサウナの施設が多いのが特徴。
これまでフィンランドに旅行に行ったことがある人は、サウナの施設を目にしたり、実際に利用した経験がある人もいるかもしれませんね。

フィンランドにおけるサウナの歴史は、なんと1000年以上あると言われています。
フィンランドの人々にとっては非常に身近なもので、各家庭にサウナがあるのが普通なのだとか。
ホテルに泊まった時に、部屋にバスタブではなくサウナがあるのを見て驚いた人もいるのではないでしょうか。

フィンランドのサウナは、温度が低く、湿度が高い

フィンランドのサウナは、日本人が一般的にイメージするような乾式サウナのほかにもさまざまな種類があります。

中でも人気なのは、「ロウリュ」と呼ばれる、サウナストーンに水をかけ、蒸気を発生させるタイプ。
最近日本でも目にすることが多くなってきたタイプのサウナですが、温度が80度くらいなので、時間をかけてゆっくりとサウナに入ることができます。

フィンランドのホテルに設置されているサウナも「ロウリュ」と呼ばれるタイプが多くなっています。
きちんと入浴方法が説明されていることがほとんどなので、初めて体験する人でも簡単に本格的なサウナを楽しめるはずです。

サウナで期待できる5つのメリット

サウナに入ることによって、さまざまなメリットが期待できます。

① 血行の促進により冷え性の改善

サウナに入る最大のメリットは「体が温まること」。
100度近い温度で体を温めるため、普通にお風呂に入るよりも温熱効果が期待できるのです。

さらに、サウナと水風呂に交互に入ることによって、血管のポンプ機能を促す効果も。
血液の流れが良くなるので末端まで血液が行き届くようになり、冷えが改善されると言われています。

② 血行の促進による新陳代謝のアップ

サウナに入って全身をめぐる血液の流れが良くなると、新陳代謝のアップも期待できます。
血行が促進されると、体中に酸素や栄養を運べるように。
さらに、体内の老廃物を排出できるようになることから、新陳代謝の良い体に繋がると考えられています。

③ お肌の乾燥を防ぐ

肌を温かく保つことは、美しい肌のために重要なポイントであると言われています。
これは、「肌の温度が低くなってしまうと、肌の乾燥を引き起こす」という研究結果によるもの。
サウナで肌を温めることは、美肌を作り出すことに繋がる可能性があるのです。

また、新陳代謝がアップすると、肌のターンオーバーも徐々に正常に整えられていくことが期待できます。

④ 疲労回復

血液の流れが良くなると、疲弊した細胞に酸素や栄養を送ることができるようになります。
さらに、乳酸などの疲労の原因となる物質を体外に排出。
血液の流れが良くなると疲労の回復にも繋がるのです。

⑤ ストレス解消

サウナに入ると心身のバランスも取れ、ストレスの解消も期待できると言われています。
「熱いサウナ」と「冷たい水風呂」に交互に入るのが、正しいサウナの入浴方法。
熱さと冷たさを交互に体に与えることで、自律神経が刺激されて働きが活発になるためです。

人によっては、汗を大量にかくと気分までスッキリし、ストレスが軽減されたと感じる人もいるようです。

サウナの正しい入浴方法

ここでサウナの正しい入浴方法をご紹介します。

とりあえずサウナには入るけれど、正しい方法なのかな…と疑問を感じながら入浴している人はいませんか?
正しい方法を覚えて、実践してみましょう!

1.サウナ室に入る前に、シャワーまたはかけ湯で体を濡らす
2.タオルで軽く体を拭いて、サウナ室に入る
3.リラックスできる位置と姿勢で座り、10〜15分を目安に入る
4.サウナ室を出て、汗を流し、水風呂に入る
5.水風呂から出て水気を拭き、ゆっくり休憩する
6.2〜5のステップを何度か繰り返す

この流れが、基本的なサウナの入浴方法です。
なぜサウナの横には水風呂があるのか不思議に思っていた人もいるかもしれませんが、サウナの後には水風呂に入る必要があるからなのですね。

入浴後には、必ず水分補給を行ってゆっくり休憩を取るようにしましょう。
風邪などを引いてしまわないように、しっかりと体の熱が収まってから帰宅するようにしてくださいね。

サウナに入浴するときの5つのポイント

サウナでのメリットを最大限にするために、押さえておきたい5つのポイントをご紹介します。

①サウナ室に入る前にシャワーなどで体を温める

冷えた体でサウナに入ると、効率的に体を温めることができません。
体を温めてからサウナに入ると、汗が出やすくなりますので、忘れずに行いたいポイントです。

おすすめなのは、サウナに入る前に髪や体を洗ってしまうこと。
清潔にしてからサウナに入るのがマナーですから、しっかりと洗ってからサウナ室に入ると一石二鳥ですね。

②サウナに入る前に体を軽くふく

汗を効率的にかくために、サウナに入る前にタオルで体を軽く拭きましょう。
他の人への配慮という意味もありますが、体が濡れたままだと汗をかきにくいという理由もあります。

③サウナに慣れていない人は下の段に座る

サウナのベンチは、下の段ほど低温になっています。
そのため初心者の場合は、サウナ室内の最も下の段に座るのがおすすめ。
慣れたら徐々に上の段に移動するようにしてくださいね。

④最も楽なのは、横になる体勢

ベンチに腰掛けてサウナに入るよりも、寝転んでいたほうが体は楽です。
女性はなかなか難しいかもしれませんが、ほかに誰もいない場合だと試しやすいかもしれません。
ただし混んでいる場合には、ベンチに腰掛ける体勢でサウナに入るようにしましょう。

⑤サウナに慣れたら、上の段で短時間、という方法も

サウナで効率よく体を温めて汗を出すためには、「温度が高い一番上の段で、短時間」という方法もあります。
ある一定の量の汗をかきたいと考えた場合、温度が低めの場所に長時間いるよりも、高温の場所に短時間いる方が、心臓などへの負担が少ないという考えもあるためです。
ただし、熱さに慣れていない場合は逆効果なので、何度かサウナに通って慣れてから行うようにしましょう。

サウナに入浴するときの6つの注意点

サウナに入浴するときには注意点もありますので、必ずチェックしておきましょう。

①水分補給を必ず行う

サウナに入るときに必須なのが「水分補給」。
脱水症状を防ぐためにも、サウナに入る前後には水を飲みましょう。
多くの銭湯やサウナには入浴する人のための水が用意されていますので利用してくださいね。
もちろん自分で水分を用意してもOKです。

②汗をかきすぎてサウナを出た後に体を冷やさない

汗をかきすぎてサウナを出た後、逆に体を冷やさないように注意。
大量に汗をかいてそのままにしておくと、体や髪から水分が蒸発することで、思ったよりも早く体が冷えてしまいます。
サウナから出た後にきちんと汗を流すことと、水風呂に入った後の休憩前にしっかりと体の水気を拭き取ることで、体の冷えを防げます。

③我慢して入りすぎない

サウナは「無理をしない」ことがとても大切。
自分より後にサウナに入ってきた人より先に出たくない、と我慢してしまう人もいますし、せっかくお金を払って入っているのだから、と無理してしまう人も。
これらは脱水症状を引き起こす原因となりますので、非常に体に良くありません。

④水風呂が苦手ならシャワーでもOK

サウナに入った後は水風呂へ入浴する、と説明しましたが、水風呂が冷たく苦手な人もいますよね。
その場合は無理して入らず、温度を低くしたシャワーを浴びる方法でも大丈夫です。
20度くらいの温度に設定したシャワーでクールダウンしてから、ゆっくりと休憩を取りましょう。

⑤アルコールを摂取した後は入らない

アルコールを飲んだ後は、体が水分を必要としている状態です。
そのような状態でサウナに入るのは、“脱水症状へまっしぐら”と言っても過言ではありません。
ですからお酒を飲んだ後はサウナを控えるべき。
間違っても「汗をかいてアルコールを抜く」という考えは持たないようにしてください。

⑥あまりサウナ内で喋らない

サウナは乾燥している上に、高温をキープしている空間です。
そのため、おしゃべりをしていると熱い空気を吸い込んでしまうため体に良くありません。
少し話すくらいなら問題はありませんが、ずっと話し続けるのは控えましょう。
また、サウナは一人で入っている人も多いため、マナー的な意味合いもあります。

サウナの醍醐味「温冷交代浴」とは?

「正しいサウナの入り方」で説明した方法は、温かいサウナと冷たい水風呂に交互に入る「温冷交代浴」と呼ばれているものです。
下記のような働きがあると言われており、世界中のアスリートも取り入れています。

自律神経のバランスを整える

温冷交代浴は、体を温めて「副交感神経」を刺激し、続けて水風呂やシャワーで体の熱を冷まし、「交感神経」を刺激するものです。
このように交互に刺激を与えることで、自律神経のバランスを整え、働きを高められます。

毛細血管の拡張と収縮を促す

さらに、冷たい刺激と温かい刺激を与えることにより、毛細血管の拡張と収縮が繰り返されます。
この刺激によって血液の流れを促すことができ、末端まで血液が行き渡るようになるため、冷え性の人にも非常におすすめの入浴方法です。

疲労の回復を促す

血流が良くなることで、効率よく体中に酸素と栄養を運べるようになります。
さらに、体に溜まった疲労物質も効率的に排出できるようになるため疲労回復も期待できるのです。

このようにメリットがあると聞くと、サウナに入る際には何度も繰り返したくなってしまうものですが、適切な回数は「3回以下」が目安。
もちろん体調を考えながら行う必要がありますから、自分の体調をしっかりと見極めながら行ってくださいね。

サウナに関する素朴なギモン

ここまで入浴方法やメリットをご紹介してきましたが、サウナに関する素朴な疑問を集めてみました。

サウナ室の時計ってどう見たらいい?
サウナに入ったときに、時計があるのを見たことがある人も多いですよね。
でもこの時計、普通の時計と少し違うことに気づくはず。
それもそのはず、多くのサウナに設置されているのは「12分計」と呼ばれるもの。
短針が一周すると12分となります。
乾式サウナとミストサウナってどう違う?
一般的に「サウナ」と言うと乾式サウナ(ドライサウナ)を指すことがほとんどですが、「ミストサウナ」と呼ばれる種類のサウナもあります。
乾式サウナ:温度80〜100度 湿度10%程度
ミストサウナ:温度40〜50度 湿度70〜100%
ミストサウナは温度が低く、乾式サウナより体への負担が少ないという特徴があります。
湿度が高く、鼻の中が潤うミストサウナは、鼻炎に悩んでいる人にもおすすめ。
さらに粘膜についたホコリを洗い流す効果もあると言われています。
サウナで顔が熱い!長く入浴する方法は?
体が温まりきってないのに、顔が熱くなってしまってサウナから出てしまう人もいますよね。
そんな時におすすめなのは、頭からタオルをかぶる方法。
直接顔へ熱が伝わるのを避けられるため、熱さを多少緩和することができます。
生理中にサウナに入ってもいい?
女性の場合、銭湯や温泉などに行ったタイミングで生理がくる場合もありますよね。
残念ですが、生理期間中に温泉や銭湯に入るのは衛生面からもNGとされています。
サウナも同様なので、期間をおいて利用するようにしましょう。
どれくらいの時間入ればいいの?
サウナ室に入っている時間は、10分から15分程度がちょうど良いと言われています。
ただし適切な時間は個人差がありますし、体調によっても左右される点にも注意。
また、サウナ初心者ははじめのうちは汗が出にくいかもしれません。
しかし、汗が出るまで頑張ろうとせず、きちんと時計を見ながら入浴するようにしましょう。

末端に冷えを感じる女性は、ぜひサウナにチャレンジ!

サウナの正しい入浴方法や、サウナによって得られるメリットをご紹介してきました。

血流が良くなるサウナは、特に末端に冷えを感じる冷え性の女性にとてもおすすめできる方法。
「男性が入るイメージだから」「入り方がよくわからないから」とサウナに入らないのは、なんだかもったいない気がしてきませんか?

意識して見てみると、温泉や銭湯など、サウナを利用できるタイミングはたくさんあるはず。
正しい入浴方法を覚えて、まずは実践。
すっきりとリフレッシュしながら、効率的に体も温めていきましょう!

[ライター:いわぶち あきこ]

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