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大切にお届けしたいもの。

2018/04/14

よく行くお店でのちっちゃなできごとに、ずぅーっと頭が占領されています。

舞台は、いわゆるフツウの町の喫茶店。

訪れている人の年齢層も幅広く、
休日は家族連れでモーニングセットを楽しむテーブルもあれば、
おしゃべりに花を咲かせている女性のグループもあり、
コーヒー片手に雑誌や新聞を読んでいるお一人さまもちらほら。

店内は、天井が高く適度な音量のBGM、座席は分煙されていて、
グループ用の席が6~7テーブル、通路へだてた壁際には二人席が並ぶように配置されています。

わたしもその壁際の席で、本を読みながらコーヒーをいただいていました。
テーブル席からは、休日の朝らしくご家族連れの子どもさんのにぎやかな声も聞こえてきます。
楽しそうです。

お隣の老夫婦が席をたたれたあとしばらくして
4~5歳くらいのお子さん3人を連れたお母さんグループが来店、
お店のかたが人数分の椅子のあるグループ席を案内されました。

すると、その中のひとりのお母さんが、
壁際に並んでいる二人席のテーブル2台をくっつけてほしい、椅子も運んでほしい
とお店のかたに言いました。

少し困った様子ながらも机と椅子を動かされて、
おひとりで本を読んでるお客さんと
ゆったり会話をしながらお茶の時間を楽しんでいる風な二人連れのお客さんの間に、
2台のテーブルがくっつけられた島ができました。

テーブルにはおもちゃがならび、対戦ゲームが始まりました。
子どもさんたちは、お行儀よくおもちゃで遊んでいます。
ただ、そのおもちゃが、プラスチック製のゲームで白熱するとガチャガチャ大きな音がなるのです。

まず、二人連れのお客さんが席をたたれました。
そのつぎに、新聞を読んでいた男性が席をたたれ、続いて左隣の女性がお会計に向かわれました。
みなさん、たまたま出ようと思っていたタイミングだったのかもしれません。
わたしは、読みかけのコラム記事を読み終えてお店を出ました。

この喫茶店での出来事がもやもや頭を離れないのは、
たぶん。
自分がお店の人なら、こうありたいな。と考えてしまってるから。

店内は、テーブル席のスペースと壁際の二人席のスペースの間はひろめの通路にレイアウトされています。
どちらのお客さまにも、気兼ねなく心地よい時間を過ごしてほしいというオーナーさんの想いが感じ取れます。

喫茶店というところは、コーヒーという形あるものを通して、心地よい時間を提供してくれているのだと思うのです。

じゃあ、どうする?

お店側のわがままだと思われるかもしれないけれど、
テーブルをくっつけてほしいとおっしゃるお客さまに、
二人席は静かにくつろいでいるお客さまが過ごされていることをお伝えして、
テーブル席の不都合が何なのかをおたずねする。
おそらく。
お客さまは単に席を選ぶ感覚だけで依頼をされていて、
お店側の思いを伝えると、あらそうなんですね~ってことでテーブル席につかれるようにも思います。
もし。どうしてもの事情が存在するなら、
二人席のお客さま方にひとことおことわりをしてからテーブルをくっつける。

いろんな考えややり方があって、正解はひとつでないでしょうし、主張するつもりもありません。

ただ、自分でもわからないくらい、このちっちゃな出来事が頭から離れなかったので
わたしが今、大切にお届けしたいと思っているものをここに書き留めておくことで
「済」にしちゃおう というこんたんです(笑)

雨降りしっとりな土曜の夜。
皆さんにとってもゆったりな週末になられますように♪

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