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鷲尾社長: |
はい。約15年間、普通のいわゆるバルキータイツを製造していました。その間で、一般的には太ももから足首に向けて編んでいたのですが、先代は足首から太ももへ編んでいく『逆編み』を考え出し、実用新案登録を出願し認められたのです。この方法は当時画期的な編み方として注目されました。
この時に、靴下の2大産地のもう一つ、奈良県にあるイイダ靴下の当時社長であられた飯田圭三さんが「靴下・タイツ業界発展の為に、この実用新案を開放してくれないか」と、熱心に足を運ばれました。先代社長もかなり悩んだようですが、最終的には業界の為ならと、その実用新案技術を開放しました。これをきっかけにタイツ業界では、兵庫県のワシオとして認められるようになったようです。
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