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「もちりす」はじまります。 vol.1

2019/09/18

 もちはだファンのみなさん、はじめまして。「Re:S(りす)」の藤本智士と申します。
Re:Sとは「Re:Standard(あたらしい“ふつう”を提案する)」をコンセプトに社会や地域の編集活動をつづける会社で、僕はその代表をしています。また、僕自身は、編集者として、日本各地を旅しながら文章を書いたり、ときには商品をつくったりしています。いまもこの文章を秋田県で書いているのですが、僕の住まいは「もちはだ」と同じ兵庫県です。というか「もちはだ」が兵庫県でつくられているってことをみなさんはご存知でしたか? なんて偉そうに言う僕も、実は地元兵庫にこんなに素晴らしいものづくりをする会社があったのか! と知ったのはせいぜい2年前くらいのことでした。

 そもそも僕が「もちはだ」を知ったのはさらに遡って8年ほど前。「バイク乗りがみんな愛用してるめちゃめちゃ暖かいインナーがある」と某テレビ番組で千原ジュニアさんがおっしゃっていたのを見たことでした。気になった僕はすぐにネット検索し、もちはだのサイトにたどり着いたのですが、当時はネットだけでその良さを感じるまでにはいたらず、なんとなく注文しないまま何年も経ってしまっていました。

 ところが二年ほど前に偶然「もちはだ」のリアル店舗の存在を知ったのです。しかも場所は加古川駅前とのこと。加古川ってあの加古川? と、そこで地元兵庫県の企業であることを知った僕は、そのことに背中を押されるようにして、いきおいのまま神戸からJRに飛び乗りました。

 加古川駅を降り、ようやく見つけたお店は想像よりも小さく、お店というよりは事務所のようで少し躊躇したのですが、せっかく来たんだからと思い切って入店。そこで初めて「もちはだ」に袖を通させてもらったときの感動はいまでも忘れません。肌に触れた瞬間から伝わる温かみとその柔らかさに、だから「もちはだ」なのか! と一人納得。そこでトレーナーやインナーなど数着を購入し、早速、東北や北海道への旅に持っていきました。

 その後の「もちはだ」の活躍っぷりはもはや、ここで語るまでもないと思うのですが、一つ僕から伝えたいことがあります。それは「もちはだは旅の荷物を減らしてくれる」ということ。

 とにかく暖かい「もちはだ」ですが、その暖かさに比例するように生地も厚くなるので、ただでさえかさ張る冬のスーツケースが「もちはだ」でパンパンになるのでは? と思われがち。しかし、愛用している僕の実感はその逆なんです。

 年間の1/3を旅先で過ごす僕にとって、荷物を減らすことはとても重要。しかし 仕事柄MacBookは置いていけないし、ミラーレスカメラも置いていけない。となると、衣服の量をいかに減らすかが大きなポイントになってくるのですが、特に寒い冬、雪深い地域に行くことも多い僕は、温度調整のために持参する厚手のインナーやアウターも絶対に欠かせません。風を通さないコートの下に、ダウンを着て、その下に厚手のトレーナーと長袖のインナー。それらを全部着込んでしまえば良いのですが、出発地の関西はそこまで寒くないし、ダウンやコートを入れたり出したり。そのことで多少スーツケースがパンパンになっても、この一着を入れておいてよかったと思うことが多いだけに、いつしか僕のスーツケースは冬になるほどに少しずつサイズアップしてしまっていました。

 しかしそんな僕の鞄をコンパクトにしてくれたのが、「もちはだ」だったんです。というのも、例えば冬の旅で大活躍してくれている「もちはだ」の極厚地を使ったトレーナー(クルーネックスウェットシャツ)の信頼度は抜群で、一度、その下にさらに「もちはだ」の厚手のインナーを着てしまったときは、北海道の津別町という極寒のオホーツクの地で、あまりの暑さに脱いでしまったほど。つまり、極厚地のトレーナーを着ていれば、インナーは夏と同じTシャツで済むんです。そこにダウンでもなんでも好きなアウターを重ねればバッチリ。従来のように、あれもこれもと衣服を持っていく必要がありません。もちろん下半身は「もちはだタイツ(僕は微厚地が多いです)」。その結果、スーツケースは夏場とほぼ同じ量に。

 旅の荷物は大きくなるほど取り回しも大変だし、2020年5月からは新幹線でも大きな荷物に事前予約が必要になるなど、旅の荷物を減らすことは僕に限らず、多くの人にとってより身近なテーマになるはずです。

 さあ、そこでいよいよ本題!

 僕が運営している、ネットストア「りすなお店」のテーマは「日常が旅になる。Re:Standardなお店」。旅に便利なアイテムや日々の暮らしがまるで旅になるアイテムを販売しています。そこでいま一番売れているのが、タイガー魔法瓶さんと一緒につくった「&bottle(アンドボトル)」。温かい飲み物を飲むのにちょうどいいカップ付きの魔法瓶です。その「&bottle」とのコラボ商品として&bottleカラーに合わせた<もちはだネックウォーマー>をつくらせてもらったのがちょうど一年前でした。

もちりす

 そのことをきっかけに生まれたのが、もちはだとりすの「旅」をテーマにしたブランド「もちりす」です。日々旅を続ける僕たち「Re:S(りす)」だからこそ、ご提案できる商品を「もちはだ」と一緒につくっていきます。どうか期待していてください。次回は、いよいよその第一弾商品に向けたテーマを発表したいと思います!

 


もちりすシェアカーディガン

Re:Sコラボネックウォーマー

 

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筆者プロフィール

藤本智士(ふじもと さとし)



1974年兵庫県生まれ。編集者。有限会社りす代表。雑誌「Re:S」編集長を経て、秋田県発行フリーマガジン「のんびり」、webマガジン「なんも大学」の編集長に。自著に『魔法をかける編集』(インプレス)、『風と土の秋田』(リトルモア)。写真家の浅田政志氏との共著『アルバムのチカラ』(赤々舎)など。『るろうにほん 熊本へ』(ワニブックス)、『ニッポンの嵐』(KADOKAWA)ほか編集・原稿執筆した書籍多数。書籍版『のんびり』(オークラ出版)2019年10月発売。

Re:S(りす)は「Re:Standard=あたらしい“ふつう”を提案する」をコンセプトに、さまざまな活動をつづける編集事務所です。雑誌や書籍の編集はもちろん、イベントや展覧会の企画運営、その他プロダクトのプロデュースやアートディレクションなど、真ん中に『編集』を据えて、ものづくりをしています。そんなものづくりを販売するネットストア「りすなお店」も運営。
http://re-s.jp/
https://www.re-standard-store.net/

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