商品カテゴリー

もちはだ手袋、できましたーーー!!!

 
皆さん、こんにちは!
ワシオ株式会社もちママです。

この度は、もちはだ本店にお立ち寄りくださいまして、誠にありがとうございます。

もちはだ手袋、できましたー!!!!

(うれしすぎて、叫んでいます(笑)

というのも、HPを開設した20年前から、ご要望をいただき続けながらも思い通りの製品にすることができなかったのが、手袋。

厚みのある生地であること、伸縮性があることなどなど、手袋泣かせ(らしい)の要素がずらり。
手袋まがいのものはできても、本気の「てぶくろ」はあきらめるしかないのかなぁといつの間にかそんなきもちになっていました。

そんな中、とある雑誌つながりで、「tet.(テト)」さんの存在を知りました。

香川県東かがわ市の地場産業である手袋産業を盛り上げようと地元に戻り、周りにある手袋工場さんとタッグを組んで、世の中に発信をしている女性がいると。

 

 

記事には、手袋職人さんの技をブランド化して、手袋のシェア日本一の東かがわの魅力を伝えたいという、ブランドマネージャー松下さんの熱い想いが綴られていました。

わたしも、兵庫県加古川の地場産業、「くつ下」を全国にお届けしたいという想いから、「くつ下専門館 Country」をサイト内に開設した経緯があります。
そんな想いへの共感もあり、手袋を作っていただけると聞いた時、本当にうれしかったのです。

こうして、はじまった今回の取り組みですが、実際にもちはだの生地をお送りしていくつかの縫製工場をあたってくださったところ、予想通り、引き受けていただける工場さんがなかなか見つからなかったそうです。

そもそも、工場に持たれているミシンの設備からも、スポーツ系が得意な工場さん、皮素材をメインに作られている工場さん、子ども用手袋を担当されている工場さんなどなど、それぞれの会社さんによって特徴があるのだとか。
確かに、前述の本には、tet.さんを支える手袋メーカーさんがそれぞれの得意分野と共に紹介されています。

そんな中、「やりましょう!」と声をあげてくださったのが、「サングローブ」さんでした。
サングローブさんは、手袋の町「東かがわ市」で培われた伝統を受け継ぎながら、独自の技術と思いを込めたものづくりされている会社さん。スポーツ、アウトドア用グローブを中心にしたOEM生産を行われています。

 

 

 

早速に、東かがわの工場におうかがいしてお打ち合わせをさせていただくことになりました。

 

 

もともと、生地の厚みやら特徴から、初回の取り組みはメンズ物でというお話をいただいていました。
レディースの指の細さに対応させるのは、デザイン含め相当作りこまないと難しいことが想像できたからです。

メンズ手袋。

わたしの中では、アウトドアやバイクに乗るときの超防寒手袋というより、日常のお出かけの時に手元を温めることができる普段使いのあったかな手袋のイメージがありました。
カジュアルな服装でもビジネスシーンでも、見た目ふつうの手袋なのに、手を入れたらめちゃめちゃ温い!というギャップをお届けしたいなと。

そんな思いもおつたえしながら、話し合いは進みました。

 

 

わたしからお願いしたのは、手袋したままでのスマホやタブレット操作が可能なこと、手のひらに滑り止めたついていること。これらは、日常使いには欠かせないと思ったからです。

また、初めて知った言葉もありました。

「ガンカット」

指にマチをつけないで甲側の生地と平側の生地を縫い合わせた手袋のことで、手首から上の表地裁断物は、親指を除くと 甲・掌・中指と薬指の掌の3枚のパーツを縫い合わせて作ります。ガンカットは、手の平側に縫製部分が少ないこともあり、もちはだ手袋では、ガンカットを採用することになりました。

手首のカフス部分は、初めはリブをイメージしていたのですが、手首のごろつき(もちはだの生地に厚みがあるので)から、付けないことにしました。

そして、最後にテトさん、サングローブさんから強く要望されたのは、縦伸びをしない生地にすることでした。
これは、もちはだの特徴でもある伸縮性の反対を求められることであり、この後かなり試行錯誤することとなります。最終的には、色によって糸の種類を変える(濃色と薄色では染め上がりの糸の硬さが微妙に異なるため)というところまで行うことになったのです。

 

 TOP  >> 次へ

営業カレンダー営業カレンダー

  • warmbizバナー