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コラム - あったかコラムに花が咲く

世界から寒いをなくしたい──約50年、手づくりにこだわり続けた「肌着ブランド」の矜恃

2020/11/21

世界から寒いをなくしたい──約50年、手づくりにこだわり続けた「肌着ブランド」の矜恃

およそ50年もの長い歴史も持つ「肌着ブランド」が兵庫県・加古川市にある。『世界から寒いをなくしたい。』をテーマに、独自の起毛素材を用いたインナーや靴下などを作り続けるブランド『もちはだ®︎』だ。

どこまでも突き抜けて「オリジナル」や「手づくり」にこだわっている。特許を取得し、まさにオリジナルの “ワシオ式起毛” と呼ばれる独自の起毛方法が自慢だ。また、製品はもちろんのこと、それらを作るための “機械” までも手づくりで製造している。

「肌着ブランド」であるにもかかわらず、製造のための “機械” をも手づくりするということ。そこに隠されたものづくりの真髄と信念を確かめるため、加古川市の工場を訪ねることにした。

心から「作りたい」と思えるものを、一切の妥協もなく作るために

2020年10月、秋の寒さが顔を覗かせ始めた頃のこと。あんなにも鮮やかな色で繁っていた木々にも、少しずつ黄色や茶色が目立つようになった。

『今年は寒冬になりそうです』と小さく発したアナウンサーの苦い表情を思い返しながら、若干の肌寒さを感じつつ、ゆっくりゆっくりと工場を目指す。

おびただしいほどに並んだ機械の中に、職人の人たちが見えた。みんな口を揃えて『どんどん見ていってくださいね! 楽しんで!』と声をかけてくれる。

ひたすらに手作業にこだわって作られたという『もちはだ®︎』の商品をチェックしている最中だった。「既製品の機械を使うことなく、自分たちの手でその “製造” を支える機械までをも作るのは、一体なぜなのでしょうか?」と聞くと、ひとりの職人さんが口を開いた。

 「僕らは50年もの間、とにかく同じものをずっと作り続けてきました。機械の機能を支えるパーツは、もうすでに無くなってしまったものばかりなんです」

「それに、僕らが心から「こうしたい」と思うものを作るためには、根っことしての “機械” を自ら作ってしまうのが、一番手っ取り早かったんですね。こう動いてくれる機械が欲しい、ならば自分たちの手で作ってしまおう、と。先代がもともと発明好きだったのもあって、その文化は今も受け継がれていますね」

「こんなものを作りたい」と思い、それを形にすることへの、飽くなき探究心と好奇心。50年以上も続く老舗ブランドから、「安定」ではなく「向上心」が強く感じられるようなシーンであった。一切の妥協も許さず、高みを目指し続ける姿勢が、そこには確かにある。『もちはだ®︎』の長い歴史をはっきりと証明するかのような重みのある言葉だった。

本当のあたたかさをもたらす、“ワシオ式起毛” の正体

『もちはだ®︎』の肌着は、とにかく “独特” だ。他の肌着にみられる「あたたかさ」が、まるで嘘だったのではないだろうかと疑ってしまうほどのぬくもりが感じられる。ここでは、そんな『もちはだ®︎』が誇る特許式製法である “ワシオ式起毛” について説明する。

タオルに使用されるような『パイル』を取り入れた編地。糸のループが連続する構造は、輪の中に空気が溜め込まれることで生地にクッション性をもたらしてくれる。いわゆる「起毛」と呼ばれる従来の製法は、こちらのループをあえて破壊・切断することで、生地を毛羽立たせていく手法だ。(下図参照)

この手法を用いれば、たしかに文字通り「起毛」は行える。しかし、毛が起きることは確かだが、肝心の肌触りは損なわれてしまうのだ。起き上がった毛が、素肌に対してストレスを与えてしまう。また、身体の温度を逃してしまい、十分な保温が見込めなくなってしまうこれらをなんとか改善できないだろうか、と考え、長年にわたって肌着を作り続けてきた『もちはだ®︎』が独自の方法を考えた。それが、“ワシオ式起毛” である。

編地のループをあえて活かし、破壊することなく、上部のみを起毛させるという方法だ。この製法を使うことにより、従来の起毛製法では得られなかったなめらかな肌触りを手に入れられる。

それに加えて、もともとのパイル編地が熱を保ってくれるのと同時に、起毛部分にも空気の層を生み出し保温することができる。従来のものにはないまた新たな「心地よさ」と「あたたかさ」を生んでくれるのだ。

パイルの編地(ループ)を分断させる従来の肌着とは一線を画す、新たな起毛方法。生地の柔らかさを十分に活かし、肌のぬくもりを掴んで逃さないような生地を実現したのである。

あたたかさを生み出すのは、生地だけじゃない

ふと、工場を見わたす。職人の人たちが、忙しなく、ひっきりなしに動き回っている。それぞれが担当するセクションにて、せっせと作業していた場面に目をやった。

筆者は、とっさに「親のようだ」と思った。どの職人の方を見ても、誰ひとりとして、冷たい目をしている人がいない。時にその目は母のように穏やかで、時には父のように、厳しくもひたすらに真っ直ぐであった。

「自分たちの手で作った機械で、自分たちが作りたいものを作っていける。それを手にしたお客さんが、喜んでくれる。すべての商品が、まさしく “自分の子ども” のような存在なんです」

「機械が壊れてしまえば、部品を一から作り、溶接して手直し。商品だけでなく、工場にあるすべての道具も同じく “自分の子ども” のようです。ちょっと暑苦しいかもしれないですが、そういった親心のような気持ちで、ひとつひとつの商品を作っています。そもそも機械の部品から作る工場なんて、他に聞いたことないですよ(笑)」

職人は、年季の入った機械たちを少し自虐するように、それでも、どこか誇らしげに語りながら笑った。彼の目尻に目立つシワや、継ぎ接ぎだらけの機械たちが物語るのは、ブランドとしての長い歴史と、それを支える「人のあたたかさ」であったように思える。

肌寒いはずの秋空が、その一瞬、少しだけ暖かく感じたのは、きっと気のせいではないはずだ。“あたたかい” という言葉が持つ意味を、改めて感じさせられる機会だった。

50年という長い歴史を経て、もちはだ®︎が新たに定義する「肌着」

「人の手」にこだわり、本当のあたたかさをどこまでも追求し続ける『もちはだ®︎』。そんな同ブランドが、50年の長い歴史を経て、新たな「肌着」を開発した。

新型コロナウイルスの流行により、家にいる時間がとても増えた昨今。外出規制、リモートワークなどによって「暮らし」そのものに目を向ける機会が多くなった。

そんな現状に少しでも「あたたかさ」を提供しようと『もちはだ®︎』が開発したのは、ルームウェア「もちはだ HAORI2」・「もちはだ PANTS2」と、「もちはだ タンクトップ」である。

ブランドの特許製法である “ワシオ式起毛” を取り入れた生地を使い、ルームウェアながらもファッション性を兼備する一着に仕上げたルームウェア。『もちはだ®︎』が誇る高い機能性を保ちつつ、これまでの「部屋着」をアップデートしたアイテムだ。

一方「もちはだ タンクトップ」は、身体に密着することで体温を逃さず、アウター要らずの高い保温力を持つ一着に。それでいてシャツやトップスに干渉することがなく、まるで着ていることを忘れてしまうほどの機能性を実現している。

筆者の私がこちらのタンクトップ・ルームウェアを着用した率直な感想としては、前述とも似通ってしまうのだが、「とにかくあたたかくて柔らか」という点が挙げられる。素直な気持ちで「これさえあれば、アウターを着なくても大丈夫なのでは……?」と思ってしまうほど、驚きを隠すことができなかった。

新型コロナウイルスの影響で勤務形態が変化しつつある昨今、在宅でお仕事をされる方も多いことだろう。オンラインミーティングなどといった機会にも、程良いリラックス感と “かっちり感” を兼備したルームウェアは、きっと重宝するのではないかと思われる。なおかつ、在宅勤務に慣れてしまった方が感じがちな外の意外な寒さには、きっとインナータンクトップのあたたかみが非常に有用なはずだ。

これらは、ともにクラウドファンディングサービス「Makuake(マクアケ)」でプロジェクトを実施している。現代のライフスタイルに合わせてアップデートされた『もちはだ®︎』の新たなプロダクトたち。きっと今年の冬は例年よりも少しだけあたたかいものになるだろう。

三浦 希(みうら のぞむ)
Web編集プロダクションでの経験を経て、独立。Webを中心にライターや編集者、モデルとして活動。ファッションやライフスタイルなど、幅広く執筆を行う。

写真:河野 涼/塚本 直純

 

50年目のアップデート



 

現代のライフスタイルに合わせてアップデート。

●家にいる時間が長い今こそ、暖かくてより快適に。
●スッキリ軽くて暖かい、ファッションの幅が広がる
「もちはだ」

 

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