2024/03/25
「正月太りがまだ戻らない」
「冬に入ってから外に出る機会が減って運動不足ぎみ」
「最近元気が出ない」
冬に入ってしばらく経つと、このようなことで悩まれている方も多いのではないでしょうか。
外に出るのも、億劫な寒い時期。
できれば、家の中にいたい。
このような、冬の運動不足や体質改善には、散歩が非常にオススメです。
散歩は、比較的簡単にできる運動ながら、体質改善や気分の向上も望める、大変いい運動です。
この記事では、冬の散歩のメリットを分かりやすく解説し、オススメの散歩の仕方や注意すべきポイントなどを解説いたします。
冬に散歩の習慣がつくことで、寒く辛い冬も健康的に乗り切れ、暖かくなってきた頃には活動的になれるでしょう。
冬は寒い季節であり、屋内で過ごすことが多くなる季節です。
そんな季節にオススメの運動が散歩です。
それでは、冬の散歩がなぜオススメなのか、どのようなメリットがあるのか、冬場に起きやすい身体や心の不調と、その原因と共にご紹介いたします。
冬に散歩をすることは、身体の免疫力の向上に期待ができます。
なぜなら、散歩をすることで血流がよくなり、体温が上がることが免疫力を向上させることに繋がるからです。
免疫力とは、ウイルスから身体を守る力のことです。この免疫力が下がれば、当然ウイルスや細菌へ抵抗する力がなくなり、風邪や体調不良を起こしやすくなります。
この免疫力は、体温と密接な関係があり、体温が下がることで、免疫力も落ちてしまうのです。
冬は、外に出ることも減り、屋内での生活が多くなる季節です。
屋内で過ごす生活が長く続くと、運動不足を招き、身体の血流は滞りやすくなり、体温が上がりにくい体質になっていく可能性があるのです。
つまり、寒さで体が冷えて体温が下がりやすい冬は、免疫力も下がりやすい環境だと言えます。
冬に散歩をすることで血流を促進させ、体温をあげることで身体の免疫力を向上させることが期待できるのです。
また、散歩は身体の冷えも解消することが出来るでしょう。
散歩をすることで、全身の血流を促進することができ、身体の末端の部分まで血液を行き渡らせることができます。
血液が巡ることで体温を上げることでき、冷え症の改善も望めるのです。
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冬の散歩は、身体の健康を維持し、気持ちを向上させ、心理的なリフレッシュができることが期待できます。
外に出ることで、直接太陽光を浴びることができ、脳内でセロトニンが分泌され、気持ちの落ち込みの改善が望めるからです。
人間にとって、太陽光はなくてはならない存在です。
人間は、太陽光を直接浴びることで様々な恩恵を受けています。
人間は太陽光に含まれる紫外線を受けることで、皮膚の中でビタミンDが生成されます。
ビタミンDはカルシウムバランスを整えたり、骨を健康的に維持するのに使われるビタミンです。
カルシウムを多く摂取しても、ビタミンDがなければ体に十分吸収されない可能性があります。
骨を強くいい健康状態で保つためには、日光などを意識的に浴びることが大切なのです。
また窓ガラスから浴びる太陽光では、十分な効果が望めないため、外に出て直接太陽光を浴びる必要があります。
つまり屋内での生活が中心となると、ビタミンDが不足する可能性があります。
ビタミンDは、食品から取ることもできますが、それだけでは意識して取らないと不足しやすい栄養素です。
太陽光を浴びながら散歩をすることで、ビタミンDの不足分を補い、骨や歯の健康状態を保つ手助けができるでしょう。
太陽光を浴びることで、人間の脳内ではセロトニンが分泌されることが知られています。
セロトニンは別名「幸せホルモン」と呼ばれており、精神的な安定をもたらしてくれる物質です。
セロトニンが分泌されることにより、気分がリフレッシュされ、気持ちの落ち込みを軽減することが出来ると言われています。
屋内で過ごす時間が長くなる冬は、特に太陽光を浴びることが少ない季節といえますので、気持ちの落ち込みやストレスを抱え込みやすい可能性があります。
冬に散歩をすることは、太陽光を浴びることに繋がり、身体の健康だけではなく心の健康の維持も期待できるのです。
冬の寒い時期から散歩をすることで、春を活動的に過ごすことができます。
環境の変化が起きやすい春先に向けて、体力をつけることができるからです。
春になる4月は、入学式入社式など今までの生活が変わり、新生活となっていく時期です。
新しい出会いなどで、行動量が増える季節とも言えるでしょう。
一方で、冬は寒い環境から、外に出る機会が減り、屋内で過ごすことが多い季節です。
外出する機会が減ることにより、運動不足による体力低下が懸念されます。
つまり、冬の習慣のまま春を迎えてしまうと、活動量は増えているのに体力が追いつかず、心身ともに疲れやすい状態が生まれてしまうのです。
今の時期から散歩をすることで、体力向上や運動習慣の定着を図ることで、これからやってくる季節を存分に楽しむことができるでしょう。
冬に散歩することは、他の季節にはない良い点があります。
ここでは、冬の散歩の魅力について紹介いたします。
冬に外へ出て歩くことで、冬を肌で感じることができ、楽しむことができます。
一年の中で、空気はもっとも澄んでいて、冷たい空気を吸い込むと身体がすーっとリフレッシュされていくのを感じます。
雪が降った翌日は景色が一変し、見慣れた風景も白く染まり、綺麗で美しい景色へと様変わりします。
朝日や夕日は、澄んだ空気と相まって、とても魅力的な光景を見せてくれます。
また、春が近くなれば、道端や木々に蕾を見つけることができるかもしれません。
季節の移り変わりを感じることができるのも、冬の散歩の醍醐味です。
また、冬は外に人があまりいないこともあり、目の前にある景色を、自分1人のものとして楽しむこともできます。
寒くて、億劫になりやすい季節でも、散歩に出かけることで冬を楽しむことができます。
冬には冬ならではの、他の季節にはない楽しみ方があるのです。
冬の散歩は、どのような形でやるのが理想的なのでしょうか。
ここでは、散歩をやるのに時間帯や距離、続けるためのコツなどをご紹介いたします。
冬の散歩をするのは、太陽が出ていて日光がある時間帯がオススメです。
つまり、日の出から日の入りまでのどの時間帯でもいいと言えるでしょう。
冬は、日が出ていないと寒く暗くなります。
寒い時間帯は低体温症のリスクもあり、注意が必要です。
また外が暗いと思わぬ事故に巻き込まれる可能性もあります。
まだ太陽が上りきっていない早朝や日の入りをした後の時間は避ける方がよいでしょう。
また、散歩をする時間帯は固定する方が望ましいです。
時間を固定することによって、習慣化が促され、継続的に運動することができるからです。
朝ごはんを食べた後に、家の近くの公園を散歩する。
お昼の暖かい時間帯に買い物に行くついでに歩くなど、日常の生活の一部として行うことが理想的です。
散歩の時間は、30分程度にするのが良いでしょう。
30分歩くと成人で約2km近く歩いたということになります。
30分ほど歩ければ、日の光を浴びた時の利点を十分得ることができます。
また、20分以上の有酸素運動は、脂肪燃焼が期待できると言われており、ダイエットにも有効的な時間と言えます。
逆に、30分以上歩くことは疲労感が溜まり、汗が冷えることで、体を冷やしかえって体調を崩す原因になります。
決して無理はせず、有効的な距離と時間を大事にしましょう。
散歩はやり続けることが大事です。
なぜなら、比較的軽い運動である散歩は、すぐに大きな変化が望めるものではありませんが、続けることで得られるメリットがあるからです。
毎日やる必要はなく、週に2〜3回程度やることで変化を実感することができると思います。
週1回でも、やらない状態と比べれば、変化が生まれるでしょう。
続けるコツは、音楽やラジオなど自分が好きなことをしながら散歩することです。
日々忙しい時間に追われていると、なかなかゆっくり音楽を聞く時間もないものです。
憂鬱な時間から少し解放される時間として、散歩の時間を利用すれば、楽しい時間になり、前向きな気持ちで散歩をすることができるでしょう。
また、毎日違うところを歩くのも良いでしょう。
毎日決まった同じ場所で散歩を行うと同じ景色を見ることになり作業感が増して気持ちも乗らないものです。
いつもと違った道を通ることで、今まで気づかなかった小さな発見があり、散歩の習慣に楽しみを与えてくれるでしょう。
冬場の散歩は、寒い中行うため、服装が特に重要です。
ここでは、冬の散歩において気をつけておきたい服装や防寒具のポイントについてご紹介します。
冬の散歩は、まず暖かくすることが大前提です。
上着はジャケットや風を通さないウィンドブレーカーを選ぶようにしましょう。
また、首にはネックウォーマーやマフラー、手足には手袋や保温効果の高い靴下など、小物での防寒対策も大事です。
また、服の乾きやすさも重要です。
散歩をしていると、身体の体温が上がり汗をかきます。
冬は、特に冷たい風を受けやすく、汗が冷えることにより体温を奪われやすくなっています。
そのため、上着は風に強い素材を着用し、インナーは汗を吸収しやすく速乾性の高いものを選ぶことで、体温管理をできるようにしましょう。
また熱くなりすぎないように何枚か重ね着をして、汗をかき始めたら上着を脱ぐ、少し寒くなったら上着を着るなど、体温調整ができる工夫が大切です。
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冬場は、外に出る前に家で体を温めておくことがおすすめです。
家の中と外では気温の差が大きく、急激に体温を奪われる可能性があります。
そのため、外に出る前に家の中でストレッチをするなどしてから散歩に出かけるようにしましょう。
また、水分補給も欠かさず行いましょう。
冬場の運動は気づかないうちに脱水症状を起こす可能性があります。
汗をかくことを見越して、出発前に水分補給を忘れないようにしましょう。
冬の散歩は他の季節違い注意しないといけない点があります
ここでは冬の散歩の注意点をご紹介いたします
特に冷え込みが厳しい地域での冬場の散歩は、寒さによる凍傷などのリスクを考える必要があります。
長時間、外にいれば指先や鼻先は冷え切り、凍傷になる可能性はゼロではありません。
冬は、手袋やマスクなどの防寒具をしっかり準備することが不可欠です。
長時間の散歩になりすぎないように、15分のアラームをセットして家を出て、鳴ったら家まで帰るといった工夫をすることが大切です。
また冬場は、地面に氷が張っている可能性があり、転倒の可能性を考慮する必要があります。
特に足元の見えづらい夜間や天候が不安定な時は注意が必要です。
冬場は乾燥しており、皮膚が乾きやすくひび割れを起こす可能性があります
特に外へ行くことになれば、寒さによる影響を受けやすくなります。
散歩から帰宅後は、クリームを塗るなど体のケアをすることが大切です。
また運動したとはいえ、帰宅時の体は冷え切っている可能性があります。
お風呂に入る、温かい飲み物を飲むなどして体を芯から温めることを意識しましょう。
冬場は寒く、気持ちも落ち込みやすいため、なかなか活動的になれない時期です。
意識的に外に出て、運動習慣を取り入れ、身体や心の健康の維持を意識することが大切な季節と言えるでしょう。
散歩をすることで、冬という環境のマイナス面を最大限補い、身体と気持ちを整え、健康的に過ごすことができるのです。
しかし、散歩は、雨や雪など天候に左右されやすい運動と言えます。
そのためやり始めても、天気の良し悪しによって実施する日がまばらになり、気づいたらやらなくなっていたということも珍しくありません。
散歩ができない日は、筋トレをするなど家の中で行えることで補うのが理想です。
大切なのは、何が自分自身の健康や活力になっているかを知ることであり、日々それを意識して生活することでしょう。
ライター:小澤隆史
元お笑い芸人で現在は動画編集を中心にフリーで活動中
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