秋になると身体がだるくて重い・・・気持ちが沈む・・・。

その原因は太陽光不足にあるのかもしれません。太陽光不足によって、人間の身体にはさまざまな問題が発生します。しかも、このような状態をそのまま放置していると、どんどん体調不良が悪化する可能性も。

まずは太陽光と人間との関係や問題を改善する方法などを知り、できる対策を行っていきましょう。

太陽光が人間の身体にもたらすもの

太陽光は私たちの身体に、さまざまな良い効果をもたらすとされています。まず挙げられるのが、身体のリズムを整える効果です。太陽光を浴びると体内時計がリセットされ、一定のリズムに調整されます。

この体内時計に狂いが生じると、朝起きられない・睡眠の質が低下するなど、さまざまな問題が起こる可能性がでてきてしまいます。

ほかにも、洗濯した衣類に潜む細菌を死滅させる・人間の気分や意欲に関係するセロトニンを活性化させてくれるなど、多彩な効果が期待できます。

そんな太陽光は、私たちの健康や暮らしに無くてはならない存在といえるでしょう。

もし、普段から紫外線による日焼けを恐れ、太陽光に当たらない生活を続けていると、様々な疾患につながってしまうかもしれません。

例えば、セロトニンが不足しすぎれば慢性的なイライラや、やる気の低下によって、うつ病の原因になる場合もあります。
また、ビタミンDが不足すると、くる病と呼ばれる骨が柔らかくなる病気になってしまう可能性もあります。
こういった問題もあり、紫外線対策のやりすぎを問題視する医師も中にはいます。ぜひ適度な紫外線対策を心がけてみてください。

太陽光を浴びる機会が少なくなりがちな場合とは？

特に意識していなくても、太陽光を浴びる機会が少なくなりがちな人がいます。それぞれの特徴を知ることで、今後対策する際の参考になるかもしれません。

1.在宅で仕事をしている

在宅で仕事をしていると、どうしても太陽の光を浴びる機会は少なくなってきます。人によっては1日中家で仕事をしている人も多く、あえて外に出ようといった気持ちにならないことも多くあります。

もちろんクライアントとの打ち合わせや取材などの用事があった際には外に出ますが、普段は外に出る機会がほとんどないといった人が少なくないのです。

するとどうなるのか？・・・太陽光不足によるさまざまな問題を抱えやすくなるのです。このような習慣を続ければ、いずれは何らかの疾患の原因になる可能性が考えられるでしょう。

在宅仕事をしている人は、意識的に外に出る機会を増やすといった対策を行っていくことが大切です。

2.育児や介護をしている

特に幼い子供がいる家庭や介護が必要な家族と一緒に暮らしている人は、太陽光不足に陥りがちです。
幼い子供は目が離せないため、育児をしているとどうしても外に出る機会は少なくなり、屋外でゆったりと過ごしたり散歩したりする時間が減ってしまいます。

また、家で介護をしている場合においても、自分の時間を持ちづらいという現実があります。
そのため、育児をしている人と同様に外に出る機会が少なくなってしまうのです。

意識的に外に出る機会を増やす・休憩時間を取るようにするといった、対策が必要になってくるでしょう。

秋は体調を崩しやすい季節

秋は体調を崩しやすいという話を聞いたことはないでしょうか。実は、秋の体調不良には、2つの要因が関係しています。1つは太陽光不足による影響。もう1つは気温の低下による影響です。

どちらか1つだけでも体調不良の原因になり得ますが、秋はこの2つが同時にやってきます。逆に、まったく体調不良を感じない人のほうが珍しい季節でもあるといえるでしょう。

冬はさまざまな対策を自主的に行っていても、秋は油断して対策をまったくしないといった人も少なくありません。これはとても危険です。

何の対策もしないと体調をひどく崩し、毎日の暮らしに大きな影響を与える恐れが考えられます。また体調不良を抱えた状態で冬を向かえることになるため、冬の体調不良にもつながっていきます。

ぜひ対策をご検討ください。

太陽光を浴びる3つのメリット

太陽光を浴びるメリットについて、見ていきましょう。メリットを知ることで、対策への意欲がわきやすくなります。

1.睡眠の問題が改善される可能性がある

「朝、起きられず会社に遅刻した」
「夜になっても眠れず、いつの間にか朝になっている」

そんな問題を抱えているなら、太陽光を浴びる生活に変えていきましょう。前述した通り、太陽光には体内時計をリセットし、整える効果が期待されています。

そのため、太陽光を浴びる機会を今よりも増やすことによって、起きられない・眠れないといった問題が改善する可能性があります。

特におすすめなのが、朝日を浴びることです。朝日を浴びることによって、今が朝なのだと身体が認識してくれます。

時間通りに行動できない・朝になってもシャキッと起きられない・・・

そんな問題を感じているなら、普段の過ごし方が関係しているのかもしれません。太陽の光をたくさん感じる機会を増やしてみましょう。

2.晴れやかな気持ちで1日を過ごせる

太陽光によって活性化するセロトニンは「幸せホルモン」と呼ばれ、人の心を安定させたり幸せな気分にしたりする作用が期待できるとされています。

そのため、太陽光を浴びる機会が多くなれば、晴れやかな気持ちで1日を過ごせるようになることでしょう。セロトニンを活性化させるには、食事・運動に気を付けるといった方法もあります。

ただ食事に気を使ったり運動を意識したりする方法は、人によっては億劫に感じることも。太陽光を浴びる方法なら、ずっと気軽に挑戦できます。

3.免疫力がアップする

太陽光を浴びることによって、免疫力がアップすることをご存じでしょうか。人間の体内にウイルスや細菌が入ってくると、免疫機能が働き、ウイルスや細菌を退治してくれます。

この免疫機能の働きを助けてくれるのが太陽光です。

太陽光を浴びることによって生成されたビタミンＤが、細胞の働きを促進して免疫機能の働きを高めてくれます。

「生き生きとした毎日を送りたい」「病気に負けない身体づくりをしたい」

そんな気持ちを感じている人にとって、太陽光は非常に魅力的な存在といえるでしょう。

今からでも大丈夫！太陽光不足を解消する3つのポイント

太陽光不足を解消するには、3つのポイントを押さえておくことが大切です。今からでも間に合います。できることから始めていきましょう。

1.外出する機会を増やす

太陽光不足を解消するのに、最も手っ取り早い方法といえるのが外出することです。外に出かける機会を増やすことによって、太陽光を浴びる機会を効率的に増やすことができるでしょう。

無理に長時間外にいる必要はありません。1日に数分でも良いので、外出する機会を作ってみてください。

2.庭で日光浴をする

「外出するのがどうしても難しい」そんなときは、庭やベランダで日光浴をしてみてください。自分の家の敷地内で行うため、外出用の服に着替えたりメイクをしたりする手間から解放されます。

人目がある場所に出かけるとなると、やはり部屋着のままというわけにはいきませんよね。そのため身だしなみを整えるのが面倒で、つい外出するのがおっくうになってしまう人も少なくありません。

「面倒」「余計なストレスを感じたくない」そんな気持ちが蓄積すると、出かける意欲が失われていきます。自宅での日光浴ならあれこれ悩むことなく、純粋に日光浴を楽しむことができるでしょう。

3.適度な運動を心がける

適度な運動を心がけることによって、太陽光を浴びる機会が増えるかもしれません。運動が習慣になると、自然と外に出かけたくなります。そのため結果的に太陽光不足が解消されやすくなるのです。

もちろん家の中でも運動はできます。ただ家族の目が気になったり広い範囲で動けなかったりと、家での運動にはどうしても限界があります。

外に出かけるようにすれば、ずっと自由度が上がります。スポーツジムに通うようになれば、スポーツジムに通うという目的があるため自然と外に出る機会が増えそうです。

実は太陽光を浴びる場合と同様に、運動によってもセロトニンは活性化されるといわれています。お日様の光を感じながら運動をするのは、とても理にかなった方法といえるでしょう。

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食べ物からビタミンＤを取ろう

秋になると日照時間が短くなるため、春や夏に比べ太陽光を浴びる機会が少なくなります。

そのためビタミンＤが不足しやすくなり、心と身体の不調を抱えてしまうのです。そんな事態を避けるためには、ビタミンＤを食べ物から取っていくことが重要です。

サンマ・鮭

太陽光不足に陥りがちな秋に食べてみて欲しいのが、サンマ・鮭といった魚介類です。魚介類はビタミンＤが全体的に豊富に含まれ、効率的なビタミンＤの摂取につながります。

特に鮭はビタミンＤが豊富に含まれているため、積極的にメニューに取り入れていきましょう。

卵

魚介類に比べ控えめなものの、卵にもビタミンＤが含まれています。さまざまなメニューに取り入れやすい食材のため、無理なくビタミンＤを取っていくことができるでしょう。

卵焼き・かに玉・オムレツなど、さまざまなメニューを楽しんでみてください。

シイタケ・きくらげ

キノコ類はビタミンＤをはじめ食物繊維・ミネラルなど、栄養素が豊富に含まれる優秀な食べ物です。メニューの味を引き立ててくれるのも魅力。ぜひ取り入れてみてください。

注意ポイントとして、建物内で栽培されているキノコは太陽光に当たる機会が少ないためビタミンＤがそれほど含まれていない特徴があります。

なるべくなら、外で太陽の光を浴びながら育ったキノコを選ぶようにしたほうが良いでしょう。またシイタケは干した状態のもののほうが、ビタミンＤが多く含まれているので、生のシイタケよりも、干しシイタケがおすすめします。

このようにビタミンＤは、さまざまな食べ物に含まれています。多彩なメニューにビタミンＤを含んだ食べ物を取り入れ、飽きないよう工夫してみてください。

同じようなメニューばかりだとどうしても飽きてきてしまい、食事をするのが苦痛になってきます。

挫折を防ぐために必要なこと

健康的な毎日を送るには対策が必要と分かっていても、毎日さまざまな対策をするのは大変です。１人で頑張っていると、ついやめてしまいたくなる瞬間も訪れることでしょう。

そんな人におすすめなのが、人との付き合いを増やすこと。自分1人だと無理なことでも、誰かが関わっていると頑張りたくなるものです。

自分に対してある程度のプレッシャーを与えることもできるため、やる気を引き出せます。

できることから始めてみることも大切です。自分に合っていない対策を無理に行おうとすると、挫折する可能性が高くなります。

たとえば、料理を作ったり食べたりするのが苦手な人が、食べ物による対策をしようとしても挫折する可能性が高いでしょう。食べ物に関連する対策が苦手な人は、運動による対策を行ったほうが合っている場合があります。

外での用事を増やして、外出する機会を増やしてみるのも良いかもしれません。

逆に食事を作ったり食べたりするのが好きな人は、無理に運動するよりも食べ物による対策に集中したほうが良い場合があります。

ぜひ自分に合ったやり方で、太陽光不足による問題改善に挑戦してみてください。

秋になったら体調に気を付けることが大切

秋になると日照時間が短くなり、誰もが少なからず心と身体の不調を抱えがちになります。体調不良に自分で気づける人は問題ないのですが、中には自分では気づけない人も・・・

体調不良の状態が当たり前になり問題に気づくのが遅れ、気づいたときには大きな不調を抱えるようになる人も少なくありません。秋は太陽光を浴びる機会が少なくなるだけではなく、気温もぐっと下がる季節です。

ぜひ自分の体調に意識を向ける習慣を身に着けてみてください。

今回は、太陽光不足によるリスクやその改善方法を伝える内容を紹介していきました。

・太陽光は人間に対してどんな効果をもたらすの？
・太陽光を浴びる機会が少なくなるリスクとは？
・どんな人が太陽光不足に陥りやすいの？
・どうやって問題を改善すればいいの？その対策法とは

1つでも気になるポイントがあれば、ぜひ参考にしてみてください。

[ライター：江連]