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疲れやすいのは内臓疲労が原因?疲れを取るために大切なこと

2024/02/21

「今年に入ってから疲れやすくなった気がする」
「正月休みから調子が上がらない」
「起床時にだるさを感じる」

2月に入ってこのようなことで、悩まれている方も多いのではないでしょうか。
もしかすると、その原因は内臓疲労にあるかもしれません。

正月などの連休で、食生活や生活リズムが乱れることによって、胃腸や肝臓が疲れると、エネルギーを上手く吸収することができなくなり、体の疲れが溜まっていくことになります。
内臓が疲労している状態は、ただ寝ているだけでは回復することが難しく、意識して改善することが必要になってきます。

私自身、正月や連休明けから、いくら寝ても調子が上がらず、何をしてもすぐ疲れてしまうことに悩んでいたことがありました。
そこで内臓疲労を疑い、食生活や生活リズムを整えることで、症状が改善した経験があります。

この記事では内臓疲労がどのようなものか、なぜ起こるのかその原因と緩和方法、予防方法をご紹介します。
内臓疲労について知ることで、疲れの原因を理解し、体の不調を和らげていきましょう。

身体が疲れやすい原因…そもそも内臓疲労とは何か

そもそも内臓疲労とは、どのような状態を指す言葉なのでしょうか。

内臓疲労とは、内臓に負荷がかかり、内臓の不調それに伴い全身に疲労感がある状態とされています。
つまり、筋肉などと同じように、内臓が疲労を感じている状態と言えるでしょう。

主な症状として

・首や肩のこり
・下痢や便秘
・体にむくみが出やすくなる
・起床時、体にだるさを感じて休めている気がしない

などが挙げられます。

胃腸と肝臓は、疲れを感じやすい臓器だと言われています。

胃腸が内臓疲労を起こすと、下痢や便秘などの不調を引き起こしやすくなり、それが原因で全身の血行が悪くなることで体全体の冷えに繋がります。
肝臓は、代謝や解毒などの様々な役割があり、肝臓が疲れるということは、エネルギーを全身に送り出す力が弱まり、結果的に体が栄養不足に陥り、疲れやだるさに繋がります。

内臓疲労は、体の中の臓器が不調を起こすことで、身体全体に影響を与えるものなのです。

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気づかずにやっている!内臓疲労が起きる原因

では、なぜ内臓疲労の状態に陥ってしまうのでしょうか。
ここでは、内臓疲労を起こす原因を説明していきます。

食べ過ぎ

内臓疲労を起こす原因の1つに、食事を食べ過ぎていることが挙げられます。

現代の日本人は、食の欧米化により高タンパク高脂質の食べ物を摂取する機会が多くなっています。
高脂質な食べ物は、一般的に胃では消化されにくく、胃に滞在する時間が長いとされています。
つまり、それだけ胃に長時間負担をかけることになるのです。

また、食べすぎはそれだけ多くの栄養を余分にとっていることになるため、栄養の処理に、肝臓が必要以上に働かないといけなくなります。

さらに、人間はタンパク質を分解する際に、毒性物質であるアンモニアが発生します。
この、アンモニアは肝臓で無毒化され、尿と共に排出されます。
タンパク質を必要以上に取ることは、分解する際に出るアンモニアを無毒化するために、肝臓を酷使することに繋がるのです。

そのため、私たちが普段気にせずにとっている食事でも、知らぬ間に胃腸や肝臓を疲労させている可能性があるのです。

ストレスと睡眠不足

ストレスと睡眠不足も、内臓疲労の原因のひとつと言われています。

そして人間は、ストレスを受けると、体の自律神経が乱れてしまうということが知られています。

自律神経とは、私たちの意思とは関係なく働く末梢神経であり、胃腸や肝臓の働きは、この自律神経によって左右されているのです。

その自律神経が乱れることによって、胃腸や肝臓の機能が低下し、消化や解毒などの働きが悪くなり、内臓に負担をかけることになるのです。

また、人間はストレスを感じると、コルチゾールというストレスホルモンを分泌することがわかっています。
このコルチゾールが増えると食欲が増し、高脂質や糖分が多いものを欲しくなることがあります。
つまり、ストレスを感じるといわゆる「やけ食い」のような暴飲暴食に走りやすく、内臓を疲弊させる原因となるのです。

さらに、睡眠不足も自律神経を乱し、内臓の疲れを増長させることに繋がります。

ですので、ストレスと睡眠不足は、疲れ切った体に鞭打つように、機能が低下した内臓に、さらに負担をかけることになるため、内臓疲労をさらに悪化させる原因のひとつとなるのです。

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過剰なアルコール摂取

お酒などの過剰なアルコール摂取も、内臓への負担となると考えられています。

アルコールが体内に入ると、分解され、有害物質のアセドアルデヒドが発生します。
肝臓は、このアセドアルデヒドが無くなるまで代謝、分解し続けることになります。

つまり、アルコールを飲み続ければ飲み続けるほど、肝臓は動き続けることになります。
結果的に、肝臓が疲労し、機能低下を起こすことにより、体全体へのエネルギー不足を招き、疲れやだるさに繋がるのです。

運動不足・過剰な筋肉トレーニング

運動不足も、内臓疲労の原因となることが知られています。

人間は、運動不足になると体全体の代謝が落ち、血流が悪くなります。
血流が悪くなることで、体の末端からの血液の巡りが悪くなり、体には汚れた血液が溜まりやすくなります。
この汚れた血液を処理するために、肝臓が働くことになり、その量が多ければ多いほど肝臓の疲労に繋がるのです。

また、過剰な筋肉トレーニングも内臓疲労の原因となります。
過剰なトレーニングは、筋肉が疲れることにより、血中のアンモニア濃度が増えます
そして、アンモニアを分解するために肝臓の動きが必要になってきます。

結果、過剰なトレーニングは、肝臓に負担をかけることとなり、肝臓の疲労に繋がるのです。

満腹まで食べてはいけない?!内臓疲労を和らげる方法

内臓疲労は、様々な要因で起こることが分かりました。
それでは、内臓疲労を起こさないために、どのようなことを意識して生活するのがよいのでしょうか。
ここからは、内臓の疲労を和らげるために日常生活で意識すべきことをご紹介します。

正しい食生活にすることを意識する

内臓疲労にならないためには、食生活を意識することが大切です。
なぜなら胃腸や肝臓は、消化・分解など食事に関わる役割が多くあり、食生活を見直すことで内臓への負担を減らすことができるからです。

高タンパク高脂質の食事を控える

高タンパク高脂質な食事は、消化に時間がかかり、それだけ胃への負荷が大きい食事です。
また、高脂質な食事は、日本人の体質に合っていないため、内臓により負担がかかるものと言えるでしょう。

和食などの、ヘルシーな食事を中心にするのがオススメです。

特に魚はタンパク質を摂取する上で良いとされています。
それは、魚の油に含まれるDHAやEPAは血中の脂質を調節することができるからです。

このように、胃腸や肝臓などの、内臓に負担をかけないような食材を選んで食べることが大切です。

毎日同じ時間にご飯を食べる、寝る前の食事は避ける

毎日時間を決めて食事を取ることも、内臓を疲弊させないためには大切です。

胃は、消化のために空腹時に収縮運動をしています。
収縮運動は、規則的に行われているため、毎日食事の時間を決め、同じ時間にご飯を食べることで、消化のリズムが保たれ、胃への負担も軽減できるのです。

朝食、夕食を毎日同じ時間に取ることで、より効率よく消化活動を行えるようになるでしょう。

また、寝る直前の食事は避ける方が望ましいでしょう。

食べ物を食べてから、消化されるまでに、少なくとも3時間はかかると言われています。
食事をした後にすぐに寝ると、胃の中では、就寝後も消化活動が続けられているため、脳が目覚めている状態で眠りが浅くなり、睡眠の効率が下がる可能性があるのです。

さらに、夜は消化酵素が減少するため、消化できなかった食べ物が胃の中に残り、胃もたれの原因ともなり、胃を疲弊させることに繋がります。
そのため、寝る前の3時間以内の食事は避けるようにしましょう

どうしても夜遅くの食事になってしまう場合は、揚げ物など消化に時間がかかるものを避け、お粥やうどんなどの消化に良いものを食べるようにしましょう。

ゆっくりよく噛んで、満腹まで食べない

胃腸に負担をかけないために、食事の量や食べ方にも気を使う必要があります。

食べ物は、口の中で咀嚼した後に食道を通り、胃へと向かいます。
この際、咀嚼が不十分だと消化するのに時間がかかり、胃への負担が増すことになります

つまり、しっかり噛むことを意識することは、消化する際の負担を減らし、内臓疲労を軽減することに繋がるのです。
咀嚼した回数を数えるなどして、意識して噛む回数を増やすようにしましょう。

また、満腹まで食べないというのも内臓を疲労させないためには重要です。
より多くのものを消化するためには、それだけの負担が胃にかかっていることになります。

食事を止める目安として腹八分目が望ましいと言われています。
腹八分目は「もう少し食べたい」と思うくらいだと言われており、「お腹いっぱい」と感じる状態は食べ過ぎだと言えます。

さらに満腹中枢が刺激されるのは、食事を始めてから約15分かかると言われています。
つまり、早食いをしていると、気が付かない間に満腹まで食べていることになるのです。

食事は内臓に負担をかけないためにも、よく噛んでゆっくりと食事をして、満腹になる前に終えるのが望ましいでしょう。

食生活が乱れるタイミングを知る

年末年始や、ゴールデンウィークなどの長期休暇は、外食などでお酒や高脂質の食べ物を口にする機会が増えます。
つまり胃腸や肝臓への負担が増え、内臓疲労を起こしやすい時期と言えるのです。

また、味の濃いものに慣れた味覚は、長期休暇を終えた後でも残ることになり、高脂質や味付けの濃いものを、常に食べたくなるなど、日常生活に戻った後も食生活が乱れる原因になります。

休みだからと言って、羽目を外しすぎず、食事・アルコールの量は共に適量に抑えることを意識して、ウコンを飲むなど、内臓への負担を最小限に抑える工夫が必要でしょう。

生活リズムと運動習慣の見直し

内臓疲労を和らげるためには、食生活だけではなく、普段の生活リズムや運動を見直す必要があります。
内臓疲労は、自律神経の乱れによって引き起こされることがあり、自律神経は規則正しい生活と運動によって好転が見込めるからです。

朝決まった時間に起き、決まった時間に眠ることで、自律神経を正常な状態へと導きやすくなります。

また、運動習慣を身につけることも大切です。
運動することで、血液循環がよくなり、効率のよいエネルギーの代謝につながり、内臓への負担を軽減することにつながります。
さらに、運動習慣によって、睡眠効率の向上も期待できるため、生活リズムの見直しにも最適と言えるでしょう。

ストレスをためない生活

ストレスをためないことを、意識することも疲労軽減に効果的です。
ストレスは自律神経を乱し、暴飲暴食の原因になる可能性があります。

しかし、日常生活からストレスを全て排除するのは難しいと言えます。
ストレスを感じたら、我慢することで溜め込むのではなく、発散することで解消することを考えましょう。

読書や映画鑑賞、散歩やランニング、ヨガなど自分なりのストレス解消法を持っておくことが大切です。
無理してやるものではなく、前向きにやりたいと思えることを趣味として持ち、ストレスを溜め込まないようにしましょう。

まとめ

内臓疲労は、胃腸や肝臓に負担がかかり、休んでも疲労感が抜けない状態です。
今は食事が欧米化してきている影響で、気が付かない間に内臓に負担がかかり、内臓が疲労している可能性があります。
大切なのは、食事やストレスが内臓に負担をかけていることを知り、それに対して対策をしていくことです。

年齢によっても体への負担が変わってきます。
若いころは食べても平気だった食事量が、今の年齢では半分の量でも体に大きな負担をかけていることもあるのです。

疲労感が長く続くようであれば、原因を決めつけず、病院を受診することも大切です。
生活を見直しても、なお続く症状は何か別の原因がある可能性があるからです。

年齢や生活と共に体は変化していきます。
自分自身の体の変化を感じながら、変化に合った食事や生活にしていくことが、健康的に過ごしていく上で大切だと言えるでしょう。

ライター:小澤隆史
元お笑い芸人で現在は動画編集を中心にフリーで活動中

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