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【男性のにおいケア】気になる原因やおすすめケア

2023/06/05

汗や体臭が気になる季節。最近ではニオイ対策をしている男性も多いのではないでしょうか?特に男性は、女性に比べ皮脂分泌量が多いため、臭い対策は気になるところですよね。そこで今回は、男性の臭いの原因、男性の臭いケア方法、そして、臭いが出やすい生活習慣や、あると便利なグッズについてご紹介しています。

「男性の臭い」臭いやすい場所と原因について

男性の皮脂分泌量は女性よりも20%程度多いといわれており、それが臭いの原因になることがあります。
しかし、男性の臭いは皮脂分泌だけが原因で起こるというものではありません。
それでは、臭いが出やすい部位と、臭いの原因について見ていきましょう。

脇の下、デリケートゾーン

脇の下やデリケートゾーンは汗をかきやすく、ただでさえ臭いが出やすいとされています。
それは、脇の下やデリケートゾーンにはアポクリン線という汗腺が集結しているからです。
汗腺にはエクリン線とアポクリン線があり、エクリン線からの分泌物の約90%が水分なのに対し、アポクリン線からの分泌物には、水分のほか脂質やタンパク質、アンモニアなどの成分が含まれています。
そして、分泌されてきたこれらの成分を常在菌が分解することにより、独特で嫌な臭いが発生することになるのです。

頭部、顔

頭部や顔は皮脂腺が多く、分泌されてきた皮脂と汗が混じり合って酸化すると、古い油脂のような臭いが発生することがあります。
ここで、「毎日シャンプーや洗顔で皮脂を落としているのに、なぜ臭う?」という疑問が生じるかもしれません。
しかし、臭いを気にするあまり、皮脂を完全に落とし続けてしまうと、頭皮や顔の表皮はバリア機能を失い、その状態をカバーする目的で必要以上に皮脂分泌量が増えてしまいます。
そしてそれにより、臭いが強くなってしまうことがあるのです。
そうならないためには、頭皮や顔に適度な皮脂を残しておくことが大切です。
また、30代以上の男性に起こりやすいのが「ミドル脂臭」という臭いで、これは汗に含まれる乳酸という物質が常在菌によって分解され、ジアセチルという成分が生成されることが原因となっています。
枕が脂臭い状態になったのなら、ひとまずミドル脂臭を疑う必要があるでしょう。

背中、胸

40代~50代男性に起こりやすいのが、背中や胸から発生する枯葉のような臭いで、この臭いは一般的に「加齢臭」と呼ばれています。
加齢臭は、年齢とともに増加する「パルミトレイン酸」が空気に触れて酸化することで発生します。この臭いは他の臭いとは異なり、常在菌が関与せず、パルミトレイン酸が酸化することのみが原因で起こるとされています。
ただし、乳頭付近から古い油脂のような臭いが発生しているのなら、アポクリン線からの分泌物が常在菌によって分解された臭いの可能性が高いでしょう。

「男性の臭いケア」部位別・対策方法

男性の臭いは、部位ごとに対策方法が異なります。
ここからは、部位別の臭いケア方法についてご紹介していきます。

脇の下の臭いはデオドラント製品or手術で対策

脇汗が多い、臭うなどの悩みは、デオドラント製品の使用である程度は防ぐことができます。
たとえば、脇汗と臭いを抑える製品にはミョウバンを配合したスティックやクリームなどがありますので、このようなデオドラント製品を上手に活用してみると良いでしょう。
なお、シャワーや入浴直後から脇の臭いが発生する場合では、アポクリン線からの分泌物が多く、常在菌がこれらの成分を分解するスピードが速いと考えられます。
この場合では、何はともあれ常在菌の働きを抑える必要がありますので、シャワーや入浴直後にデオドラント製品を使って、臭いケアをするのがおすすめです。これにより、翌朝の臭いもかなり抑えることができます。
ただし、朝にはまた新たな汗や皮脂が分泌されてきますので、朝のお出かけ前にもデオドラント製品を使用し、日中の臭い対策をしておくことが大切です。

なお、デオドラント製品の使用で十分な臭いケアを行えない場合は、いわゆる”わきが”が悪化している可能性がありますので、クリニックを受診するのがよいでしょう。

重度のわきがは、剪徐法(せんじょほう)などの手術や、マシンによる治療で改善を目指せますので、まずは専門医に相談する方向で検討することをおすすめします。

デリケートゾーンの臭いには脱毛が◎

デリケートゾーンは下着や衣類などによるムレで湿度が溜まりやすく、雑菌が発生しやすい場所です。
つまり、何もしなくても臭いが発生しやすいということです。
また、アポクリン線からの分泌物が体毛に付着することで、さらに臭いが発生しやすくなると考えられているので、この状態から抜け出したいのなら、脱毛で対策するという方法もおすすめです。
もちろん、脱毛したからといってアポクリン線がなくなるわけではないため、完全な臭いケアにはなりません。
しかし、分泌物や排泄物が付着したり、ムレの原因のひとつになる体毛を取り除いておけば、臭いケアに役立つことは間違いありません。
なお、脱毛にはサロンの光脱毛と、クリニックの医療レーザー脱毛がありますが、長期に及ぶ脱毛効果を期待する場合は、医療レーザー脱毛がおすすめです。

頭部の臭いはデオドラントシャンプーで対策

頭皮の臭いが気になるときには、現在使用中のシャンプーを薬用シャンプーまたはデオドラントシャンプーに切り替えてみましょう。
これらのシャンプーの多くは、整肌成分のグリチルリチン酸ジカリウムや、臭いケア成分の柿渋エキスや茶葉エキスなどが配合されていますので、頭皮の臭いケア対策として役立ちます。
なお、薬用シャンプーやデオドラントシャンプーと名がついても、実際には化粧品に分類されている種類もあります。化粧品には有効成分を配合できないため、思うような効果を得られない可能性があるため、シャンプーを選ぶ際には「医薬部外品」であることを確認してから購入しましょう。医薬部外品には有効成分を配合できるため、使い続けることで気になる頭皮の臭いケア対策に役立ちます。

また、薬用シャンプーやデオドラントシャンプーに配合されている洗浄成分はアミノ酸系に分類されており、使い始めはアミノ酸特有のヌメリが気になるかもしれません。
しかし、アミノ酸系洗浄成分には、汚れは落として必要な皮脂は残すという性質があるため、頭皮の乾燥による皮脂過剰分泌抑制が期待でき、頭皮をケアしながら臭いケアも行えるということです。

顔の臭いは洗顔&保湿

顔の臭いが気になり始めると、過剰な洗顔で対策しようとする方がいます。
もちろん、こまめな洗顔は皮脂を洗い流すことができるため、洗顔すること自体は間違っていません。
むしろ、常在菌の繁殖を防ぐ対策として役立つのが洗顔です。
しかし、ここで注意しなければならないのは、「洗いっぱなしでは皮脂分泌が増える可能性がある」ということです。
では、どうすることがベストなのでしょうか?
それはズバリ、洗顔後の「保湿ケアを行う」ことです。
保湿ケアといっても、特に難しいことをするわけではなく、保湿化粧水を肌に馴染ませて、乳液またはクリームで薄い皮膜をつくるだけでOKです。
保湿ケアに慣れていないと、何となくべたつきが気になるかもしれませんが、保湿ケアをすることで皮脂分泌が抑えられれば、皮脂によるべたつきも抑えられ、臭いケア対策として役立ちます。
保湿成分には、ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチン、セラミドなどがありますので、洗顔後には、これらの成分を配合した保湿化粧品で保湿ケアをしておくことが大切です。

背中と胸の臭いはデオドラントボディソープで対策

背中や胸の臭いには、柿渋エキスや茶葉エキスなどを配合したデオドラントボディソープで対策をしてみるのが良いでしょう。
背中や胸は範囲が広いため、シャワーや入浴を活かさないという手はありません。
体を洗う際には、柔らかいスポンジやボディタオルがおすすめです。硬いナイロンタオルで背中や胸をゴシゴシ洗ってしまうと、必要以上に皮脂が取れてしまい、皮脂分泌量が増える可能性があるので、硬いナイロンタオルの使用はなるべく避けた方がいいでしょう。
その点、柔らかいスポンジやボディタオルなら、肌を傷つけることがなく、適度な皮脂を肌に残せるため、男性の臭いケア対策に役立つでしょう。

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生活習慣が臭いの原因になっていることも

男性の臭いの主な原因は、汗、皮脂、常在菌ですが、実は、生活習慣が汗や皮脂の分泌量を増やしてしまい、常在菌の働きを活性化させてしまっている場合があります。

毎日の入浴は体臭抑制の必須条件

疲れたからと、シャワーや入浴をさぼる日はないでしょうか?
実は、1日の汗や皮脂汚れをそのままにして休んでしまうと、睡眠時間中に分泌される汗や皮脂により、常在菌が爆発的に増殖して、翌朝に強い臭いが発生することがあります。
また、常在菌とともにニキビの原因菌が増殖してしまうと、臭いだけでなく背中ニキビで悩まされることにもなりかねません。
そうならないためには、疲れていても、シャワーや入浴で1日の汚れを落としておくことが大切です。

こんな食べ物には注意しよう

肉類から摂る動物性タンパク質は、筋肉の材料になるため、できるだけ毎日摂るのが理想です。
しかし、脂身を含む肉類を毎日大量に摂り続けていると、飽和脂肪酸の過剰摂取となり、体臭の原因になる、過酸化脂質という物質の生成につながってしまいます。
また、酸化した油を使った揚げ物やニンニク、アルコール類も臭いの原因になりますので、摂りすぎないように注意してください。

運動で汗を流そう

「汗には良い汗と悪い汗がある」という話、耳にしたことがありませんか?
実は、これは本当の話で、汗腺が詰まっていると汗がべたつき、臭いがきつくなることがわかっているのです。
反対に、汗腺が詰まっておらず汗がスムーズに分泌される状態であれば、べたつかずさらっとした感じの汗が分泌され、体臭はきつくなりません。
このようにさらっとした汗をかくためには、日頃から運動で汗をかくことが何よりの対策となります。
とはいえ、運動に慣れていない方が、急に無理な運動を始めると、それはそれで筋肉痛などの不調を引き起こす原因になることがあります。
運動に慣れていない方が運動を開始するなら、週末だけ1日30分というように、無理がない運動計画を立ててから実践する方法がおすすめででしょう。

「男性の臭い」放置はダメ!その理由とは

男性の臭いを放置していると、思いもよらぬトラブルに見舞われるリスクが高まります。
その理由についてご紹介しましょう。

雑菌の増殖で臭いが悪化する可能性

皮脂分泌量が女性よりも多い男性は、そもそも臭いが発生しやすいため、臭いケアは必須です。
そして、それを怠ることで、年々雑菌の繁殖率が増えて、ますます臭いが悪化してしまう可能性が高まります。
また、雑菌の繁殖によるニキビやできもののリスクも高まるでしょう。
男性の臭いケアは毎日の積み重ねがモノを言いますので、ぜひ毎日実践して、臭いの悪化を防ぎましょう。

「スメハラ」になるケースも

体臭がきつく、他者に不快な思いをさせることをスメハラといい、多くの企業内で問題視されている現状があります。
特に悪化したわきがの場合では、自分の臭いに慣れて臭いに気付けない「嗅覚疲労」という状態が起こることがあり、この状態になると、臭いで他人に迷惑をかけていることにも気付くことができなくなります。
つまり、スメハラのリスクが高まるということです。
そしてそうならないためには、軽度の臭いに気付いた時点から対策をし、臭いの悪化を防いでおくことが大切です。

あると便利な体臭対策グッズをご紹介

男性の臭いケアには、シャワーや入浴を毎日行う、食べ物に注意をする、運動で汗を流すなどが大切だという話をお伝えしてきました。
そして、それととともにお手軽に臭いケアを行えるグッズを使用すれば、臭いに対する嫌悪感や恐怖を遠ざけることができるでしょう。
それでは、男性の臭いケアに役立つグッズについてご紹介します。

自宅用にはデオドラントスプレーorスティック

お風呂上りや朝のお出かけ前に素早く臭いケアをできる製品、それはデオドラントスプレーやスティックです。
また、デオドラントケア製品にはロールオンタイプもありますが、このタイプは液体が乾くまで待って衣類を着用する必要があるため、忙しい朝には不向きかもしれません。
そのような意味でもおすすめできるのが、デオドラントスプレーやスティックです。ご自宅用に1本用意しておくと良いでしょう。

外出用にはデオドラントシートが便利

出先でふとした瞬間に感じる自分の臭い、それに気付くと本当に焦ってしまいますよね?
しかし、デオドラントシートを持ち歩いていれば、サッと取り出してトイレなどで使用することで、その場で臭いケアできるのです。
デオドラントシートはかさばるものではありませんので、外出時にはカバンに忍ばせて、いざというときの臭いケアに役立ててみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は、男性の臭いの原因、男性の臭いケア方法、臭いが出やすい生活習慣、あると便利な臭いケアグッズをご紹介してきました。
男性の臭いは、汗や皮脂だけでなく、生活習慣が引き金となって悪化することがあります。
そしてそうならないためには、毎日の臭いケアが何よりも大切なのです。
男性の臭いを放置としているとますます悪化する可能性が広がりますので、そうなる前に臭いケアを開始して、嫌な臭いを予防しておくことが大切でしょう。

[ライター:山田美羽]

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