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高齢者だけじゃない!ヒートショックの危険性と10の予防ポイント

2020/01/17

寒い季節に、お風呂で体を温めるのは至福の時ですね。
ですがその際に注意を怠ると、ヒートショックと呼ばれる命の危険を引き起こしてしまうことがあります。
ヒートショックには高齢者のイメージが強いかも知れませんが、どの年代にも起こりうるものです。
安全、快適に冬の入浴を行うために、そして大切な家族や自分自身を守るために、どのようなことが原因でヒートショックが起きてしまうのかを知っておくことが大切です。
ヒートショックが起こる原因と危険性を知って、対策を万全にしましょう。

ヒートショックとは?

ヒートショックとは、急激な温度の変化で身体がダメージを受けることです。
冬場、暖かい居室からトイレに行くと、室温差に思わず震えてしまったという経験はないでしょうか。

この大きな温度差が、ヒートショックを引き起こす原因となるのです。
入浴中に亡くなる人の中でヒートショックが原因と推測される人の数は増加傾向にあり、現在では交通事故死者数よりも多いと言われています。
入浴中にヒートショックが起こると、意識障害により浴槽内に倒れ、そのまま沈み込んでしまい、最悪の場合には溺死してしまいます。

また、ヒートショックは浴室だけに限らず、温度差が大きければトイレや廊下などでも起こる可能性があります。

ヒートショックが起こる原因

なぜ、ヒートショックは起こるのでしょうか。
ヒートショックの引き金になるのは、温度の差です。

真冬であれば、暖房をつけている暖かい部屋と暖房をつけていない浴室や廊下、トイレの温度差は10℃を超えます。
こうした大きな温度差によって、血圧が急上昇、また反対に急下降します。  
血圧の急激な変動こそがヒートショックという症状をもたらすのです。

健康な若い人であっても、温度の急激な変化が起これば血圧が乱れます。
それに身体が対応できないと、めまいやふらつきといったヒートショックの症状が起き、そのまま意識を失って転倒や溺死という結果を引き起こすことがあります。

ヒートショックが起きやすい場所と状況

ヒートショックの最も起こりやすい状況としては、冬場に暖房の効いたリビングから冷えた脱衣所に移動し、湯船に入る時が挙げられます。
リビングから脱衣所に移動した際、寒さに対応するためにいったん血圧が上昇します。
熱を奪われまいとして血管が縮むことで血圧が上がり、そこへ衣服を脱いで冷え切った浴室へ入ると、さらに血圧は上昇します。
その後お湯につかると、身体が温まり血管が広がって一気に血圧が下がります。

このように寒暖差が大きい状態に対応すべく血圧が大きく変動することでヒートショックが誘発されます。

また冬場のトイレもヒートショックが起きやすい場所です。
その理由は、排便でいきむと血圧が上がり、排便後急激に血圧が低下するためです。

10℃以上の温度差に注意!

ヒートショックが起こる原因は大きな気温差ですが、特に危険なのは10℃以上の温度差がある場合です。
ヒートショックの好発時期は、11月~2月までの時期です。
浴室や脱衣所などの気温が下がる時期であり、また、長風呂になりやすいため、危険が高まります。

特に、昔ながらの日本家屋では浴室の床がタイルだったり、廊下に暖房設備がなかったりすることから温度差が生じやすいと言われています。
そのため冷え切ったトイレやお風呂以外でも温度変化の大きい場所では注意が必要です。

ヒートショックの危険が大きい人はどんな人?

ヒートショックの危険が大きい人はどのような共通点があるのでしょうか。
ヒートショックは65歳以上の高齢者をはじめ、高血圧や糖尿病などの動脈硬化の基礎疾患がある人、肥満や睡眠時無呼吸症候群、不整脈の人が影響を受けやすいです。
上記の条件に該当する場合は、冬場にはヒートショックの対策をして入浴するようにしましょう。

ヒートショックになる確率は若い人に比べて高齢者は高くなります。
それは歳を重ねるにつれて暑さ寒さに対する感覚が鈍くなり、環境の急激な変化に追いついていけなくなるからです。
浴槽内でのぼせていても本人はその状態に気づかないままいて、重篤な症状に陥ってしまうケースもあります。

ご家族の中に高齢者がいる場合は、浴室やトイレで倒れている危険もありますので、ときどき様子を見に行くようにしてください。

若い人も安心できません!

ヒートショックは高齢者に起こることが多いとはいえ、子どもであっても若い人であっても起こる可能性が全くないわけではありません。

最近では寒暖差にあまり慣れていない若い世代も、ヒートショックに見舞われる事例が起きています。
以下の習慣がある場合は、ヒートショックに要注意といえるでしょう。

 ・飲酒直後に入浴する
 ・食事の直後に入浴する
 ・一番風呂に入る
 ・深夜に入浴する
 ・熱い湯(42℃以上)に長時間首までつかる

このほか年齢に関係なく、肥満気味の方や高血圧、動脈硬化を患っている方もヒートショックの影響を受けやすいです。
ヒートショックは身近にある危険という認識を持って、自分は大丈夫だろうという過信をすることなく対策を怠らないようにしましょう。

日本人はヒートショックになりやすい?

大きな寒暖差が引き起こすヒートショックですが、日本人はヒートショックになりやすいと言われています。
その理由は日本人には「寒さは人を強くする」と考えがあり、昔から寒さを我慢する傾向にあるからです。

また、日本では高い省エネ性が求められているため、全館空調という考え方はあまり受け入れられていないということも影響しています。
一般的にリビングや寝室、子ども部屋などではエアコンなどの暖房器具を使用していますが、廊下やトイレ、脱衣室は冷え切った状態ではないでしょうか。
エアコンのある場所とない場所に大きな温度差が生じてしまっているのが現状です。

節約や省エネを考えるのは大事なことですが、エアコン、床暖房などさまざまな暖房設備を上手く組み合わせて部屋間の温度差を抑えて、ヒートショックを防ぐようにしましょう。

ヒートショックの具体的な症状とは?

ヒートショックとは急激な温度差によって体に起こる悪影響のことですが、具体的にはどのような症状が生じるのでしょうか。

気温の変化によって血圧が上下すると、脳内出血や大動脈解離、心筋梗塞、脳梗塞などの病気が起こります。
また、血圧の変動は心臓に負担をかけるため、心筋梗塞や脳卒中、不整脈につながることも。

ヒートショックは寒くなる冬場に発生率が格段に高くなるので、血圧や心臓に持病がある人は特に注意が必要です。

ヒートショック対策!入浴とトイレの10のポイント

ヒートショックを起こさないために、どのようなことに注意すると良いのでしょうか。

ここからは、入浴とトイレについての具体的な対策ポイントを紹介します。
ヒートショックを予防するために重要なことは、血圧を乱高下させないようにすることです。
そのためには温度差をなるべくなくして、身体に負担の少ない生活を心がけましょう。

■ 入浴時の7つの対策ポイント

① 入浴前と入浴後に水分を補給する

入浴すると発汗し、体内の水分が減り、血液が詰まりやすくなります。
血栓ができやすい状態になり、血圧の上昇が引き金となって脳梗塞や心筋梗塞を引き起こしかねません。
入浴前と後に必ず水を飲んで、血液がサラサラの状態を維持することが大切です。

② 食後は30分以上空けてから入浴する

食後は消化器官に血液が集まり、血圧が低くなっている状態です。
そこで入浴すると、血圧が一気に上がりヒートショックを引き起こしやすくなります。
食後は少なくとも30分以上は空けてから入浴するように意識しましょう。

③ 入浴前の飲酒は控える

ヒートショックの危険性が高まるため、飲酒直後の入浴は避けましょう。
お酒を飲むと血管が拡張し血圧低下を起こし、ヒートショックの危険性が高まります。
また、身体の機能も低下するため転倒しやすくもなります。
人の体温が一番安定する時間帯は16~19時で、この時間帯に入浴するのがおすすめ。
お酒が飲みたい場合は、夕方など早い時間帯に入浴して、その後晩酌にすると良いでしょう。

④ 家の中の温度差をなくす

ヒートショック予防には、暖房器具を設置して、入浴前に脱衣所や浴室を暖めておくことも効果的です。
暖房器具がない場合は、シャワーを使って高い位置から浴槽にお湯を張ったり、お湯をためた浴槽のフタを開けておいたりすれば浴室内を温めることができます。
また、持病などでヒートショックの危険性が高い方は、1番風呂は避けるのが賢明です。
2番目以降に続けて入るようにし、浴室内が暖まっているときに入浴することを心がけてください。

⑤ 浴室内ではゆっくり行動する

入浴時にはいきなり浴槽に入らず、心臓に遠い手や足からかけ湯をすることもヒートショック対策になります。
お湯の温度に身体を十分に慣らしてから浴槽に入るようにすれば、急激な血圧の変化を防げるからです。
また、浴槽から出るとき、勢いよく立ち上がると血圧が一気に低下します。
立ちくらみが起こり転倒のリスクが高まらないように、ゆっくりと立ちましょう。
万一立ちくらみやめまいが起きても、倒れる途中でつかむことができる手すりがあれば転倒を防ぐことができます。

⑥ 浴槽の湯温を低めにし長湯をしない

湯温は38度から40度のぬるめにし、長湯を避けることもヒートショック予防に効果的です。
熱いお風呂は心臓に負担がかかります。
そのため、熱いお風呂が好きな方は、最初はぬるめのお湯から入り、熱いお湯を徐々に足すようにしましょう。
また長湯をすると、心臓に負担がかかるほか、疲労感が増して転倒の危険性が高まります。

⑦ 家族で声を掛け合う

家族や介護ヘルパーなど入浴時に声をかけて安否確認をすることも大切です。
たとえ入浴中にヒートショックが起きても、誰かがすぐ発見して処置をすれば、大事に至らないケースも多くあります。

■ トイレでの3つの対策ポイント

① 寝室はトイレの近くにする

寝室をトイレの近くにすれば、ヒートショックのリスクを減らすことができます。
高齢者は夜間に頻繁にトイレに行く人も多いですが、寒い廊下を通ってトイレに行くだけで心臓に負担がかかります。
ですから、寝室はトイレに近い部屋に設定するか、夜間だけでも部屋に簡易トイレを置くと安心です。

ですが、部屋の場所を変えることができない方も多いかと思います。その場合、ガウンなどを羽織り、あたたかい体温を保温した状態で部屋を出るようにしましょう。

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② トイレの内部と便座を温めておく

トイレの内部と便座を温めておくことも、ヒートショック予防になります。
トイレは、浴室や脱衣室と同様、寒い空間であることが一般的です。
現在では、センサー付き電気温風器や小型の暖房器具も販売されていますので、それらをうまく活用すると良いでしょう。

③ いきみすぎは厳禁

いきみすぎてヒートショックの症状を起こすケースもあります。
排便後は急激に血圧が下がり、血圧の乱高下が激しくなるからです。
また、いきむことで心臓への負担が高くなります。
そのため普段から便秘対策をして、スムーズな排便を促しましょう。

ヒートショックから身を守るには、寒い時期のトイレや入浴時にヒートショックが起こりやすいことを認識しておくことが大切です。
ヒートショック発生の知識があるのとないのでは、危険性は大きく異なるでしょう。

湯船につかることは冷え性予防にも

ゆっくりと湯船につかることは、ヒートショック予防やリラックス効果だけでなく健康面にも効果があります。
お風呂に入ることによって体温が上昇し、それに伴って免疫力が向上するという仕組みです。

また近年では、低体温など手足が冷たくて眠れないという人が冷えています。
そういった冷え性の症状を持つ人は、浴槽に浸かる習慣のない人も多いです。
特に冬の間はシャワーだけでは身体の内側まで温まらず、血液循環を高める効果がありません。

冷え症で悩んでいるなら、入浴時の温度、そして部屋の温度について少し工夫するだけで健康的な暮らしができるようになるでしょう。

まとめ

ヒートショックをはじめとする入浴関連事故は、いつ起きても不思議ではありません。
一人一人が身近な事故として認識を持ち、ちょっとした油断が引き金となることを頭に置いておく必要があります。
いつか対策するのではなく、今からできることを考えて対策することが大切です。
すぐに対策をとり、ヒートショックのリスクを軽減して寒い冬を元気に過ごしましょう。

[ライター:古山まり]

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