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そのむくみ、冷えが原因かも!?冷え・むくみ体質を効果的に改善する4ヶ条を紹介!

2020/11/30

「朝起きて腫れぼったい顔にうんざり」「午後になる足がパンパン」という経験はありませんか?むくみやすい体質だから仕方がないと諦める必要はありません。
これらのむくみは冷えが関係し、そしてその原因は私たちのライフスタイルにあるのです。今回は、つら〜い冷えからくるむくみの解決法をお教えします。

むくみは「水分」のめぐりの悪さが原因

むくみは、医学的には浮腫(ふしゅ)と呼ばれ、細胞と細胞のあいだに水分がたまってしまった状態のことです。健康な状態ならこの水分は全身に張りめぐらされた血管やリンパ管を通って全身をめぐり、どこかひとつの場所に停滞するということはありません。

ところが、冷えの影響で全身のめぐりが悪くなると、からだのある特定の部分に水分がたまり、その部分がむくみにつながります。また、むくみを引き起こすのは冷えだけでなく、栄養の偏り、運動不足、女性ホルモンも影響します。

どこに水分がたまるかは体質や生活習慣が影響するため人によって異なりますが、血液やリンパ液のめぐりは、心臓から離れるほど悪くなります。そして、水分は下方に向かいやすい傾向にあることから、座りっぱなしや立ちっぱなしの場合は下半身や手の指先がむくみやすくなります。

冷えとむくみの関係性とは?

女性の8割が冷え性だと言われています。
冷え性というと手足が冷たいなどの症状を思い浮かべることが多いと思いますが、それだけではありません。例えば猛暑が続く夏に、冷房の効いた部屋と屋外を行き来していると具合が悪くなったことがありませんか?冬に暖房をガンガンきかせた中で冷たい飲み物を飲み過ぎると食欲不振に陥ることも。これらは典型的な冷え性の症状です。冷え性とは自力で体温調節できない状態を指します。

その冷え性とむくみは“切っても切れない関係”と言われています。その理由は偏った栄養や運動不足、ストレスなど不調を引き起こす原因が重なっているからです。そのため、からだが冷えている状態が続けば、必然的にむくみが起こりやすくなります。

冷えの症状に加えて夕方にはむくんで足がパンパンになるなど、冷えとむくみが同時に起こることが多いのは誘発原因が似ているからなのです。

むくみはダイエットの大敵でもある

むくんでいると、からだが重たくなって太ったような気がしませんか?でもいくらダイエットをしてもむくみは取ることができません。それはむくみを引き起こしているのはあくまで水分であり、肥満の元になる脂肪ではないからです。

とはいえ、むくみは代謝の悪さから起こります。からだのすみずみにまで血液、リンパ液を送ることができなくなり、このように代謝がうまく働かないと脂肪を燃焼させることができません。余分なエネルギーが脂肪になって蓄積されることになり、結果として太りやすい体質になってしまいます。さらには、老廃物がスムーズに排出されないことで、髪の毛や肌にもダメージが起こりやすくなります。

冷え・むくみ体質を改善する4ヶ条

冷えとむくみの原因を取りのぞくには、生活習慣の改善が欠かせません。冷えとむくみがなくなると痩せやすい体にもなるので、これからご紹介する4ヶ条を頭に入れて健康的な美しさを手に入れましょう。

からだを動かして筋肉をつける

運動不足はむくみの大きな原因の一つです。
運動によって筋肉が伸び縮みすることで血管運動が促されて血液のめぐりが良くなります。さらにリンパ管を通っているリンパ液のめぐりも良くなります。リンパ管はそれ自体に運動機能がないため、筋肉の運動による刺激と、リンパ管と並んで走っている血管の運動による刺激によってリンパ液のめぐりがスムーズになるという仕組みです。

むくみはめぐりと代謝が滞ることで起こりますが、筋肉が十分についていないと代謝が悪くなります。冷えからくるむくみにバイバイしたいなら、筋肉量を増やして代謝のアップを図りましょう。特に下半身は重力の影響で血液、リンパ液ともに下がっていき、自然とむくみやすくなります。軽いジョギングやストレッチで適度な筋肉をつけて、血管、リンパ管を日常的に刺激することが大切です。運動不足を解消すればめぐりが良くなり、むくみが取れるだけでなく代謝の良い引き締まったからだを手に入れることができるでしょう。

ファースフードは我慢

むくみは細胞と細胞のあいだに組織間液という水分がたまってしまった状態ですが、これには浸透圧という作用が関係しています、浸透圧とは濃度の違う水分同士が膜を超えて行き来するときに、濃度の薄い水分が濃い水分に引っ張られる作用のことです。
つまり、細胞の外にある組織間液の濃度が濃いと、細胞内にあるべき水分が細胞と細胞のあいだに引っ張られてある一定の場所にたまってしまいます。そしてこの水分の濃度は私たちが飲んだり食べたりしたものによって左右されます。

ファーストフードには塩分が多く含まれています。塩分を取り過ぎると、組織間液のナトリウムの濃度が高くなります。バランスが崩れ、細胞内液が細胞の外に滲み出てむくみの原因となります。このバランスを戻すにはナトリウムを減らしてカリウムを増やすことが必須!カリウムは野菜などに含まれる栄養素です。水分補給には塩分の含まれていない水分を摂って、体内のナトリウムを薄めて尿として排出。同時にカリウムを補って細胞内に水分を呼び戻すようにしましょう。そのためには日頃からバランスの良い食生活を心掛けて細胞自体を元気にしていくことがポイントです。

適度な水分摂取を

むくみやすい人は「水分の摂りすぎが原因ではないか」と心配する人がいます。そのため水分摂取を控える傾向にありますが、実はこれは大きな間違い。水分を控えれば控えるほど、体内の水分の濃度が濃くなってしまい、むくみがひどくなります
ではたくさん水を摂取すれば良いかというと、それもNG。水分の過剰摂取は体内の水分濃度を薄めすぎてしまい、バランスが崩れることでむくみを誘発します。

めぐりをよくするのに重要なことは、適量を飲んで適量を出すこと。適量とは、食事などを含めて1日に1.5〜2リットルが目安です。これだけの量の水を飲むと、同量の尿が出ます。入れた分だけ出すことによって、体内のめぐりはどんどん良くなります。体内で崩れていた水分バランスが整い、自然とむくみが取れていくでしょう。

月経前の一時的なむくみは気にしない

「月経前になるとむくみが気になる」「体重が増加する」という人は多いもの。これには女性ホルモンが影響していて、自然とからだに水分をためこみやすくなっているからです。
むくみは月経前の体調変化のひとつです。月経の10日くらい前、排卵後から黄体ホルモンが上昇し始めると、体内に水分をため込もうとして、特におなか周りにむくみが起こりやすくなります。この時期のむくみは一時的なもので、月経が始まると治ってしまうのが普通です。そのため、月経前の一時的なむくみは気にしないで大丈夫。それでも気になるときは、軽くマッサージすると身体症状も心も軽やかになるでしょう。

ただし、月経前のむくみがひどいのは栄養不足や運動不足が元になっていることもあります。普段からむくみやすい状態になっていると、女性ホルモンの変化にからだが振り回されてしまいます。気になる症状が続くなら基礎体温と体重を記録して婦人科に相談しましょう。女性ホルモンの変化にからだがついていけないと、むくみだけでなく便秘、ニキビや肌荒れ、肩こりといった身体症状から、イライラや落ち込みといった心の症状まで様々な不調が起こることも。月経中は痛みや体調の悪さを我慢しないで、ゆっくりとからだを休めるようにしましょう。

頑固なむくみにはプロの手を借りて

「生活習慣を見直しても症状か軽減しない」など、自分ではもう手に負えないというときはプロの手を借りるのが一番です。
ここでご紹介するのは、どれも血液やリンパ液の流れを整える施術です。それぞれの特徴を知って使い分け、サロンや治療院で効率よくむくみをとってもらいましょう。
いざという時に頼れるむくみの駆け込み寺を知っておくと気持ちも安定しますよ。

リンパマッサージ

リンパマッサージは、リンパ液の流れをスムーズにすることでむくみを取りのぞきます。リンパ管は皮膚のすぐ下を通っているため、タッチの微妙な強弱で効果が違ってきます。サロンを探すときは施術者が資格保持者である、またはリンパマッサージの学校などで認定を受けているかをチェックしましょう。

アロママッサージ

アロママッサージは、アロマオイルの効能を利用した施術です。むくみ軽減に効くアロマも豊富にあるので、症状に合わせたオイルで施術してもらいましょう。香り成分のリラックス効果も期待できるので、ストレスの強いときにおすすめです。

鍼灸

鍼灸は、からだをめぐるエネルギーの通り道(経絡/けいらく)にあるツボ(経穴/けいけつ)を鍼や灸で刺激してめぐりを良くします。即効性が高いので、「今すぐむくみを取りのぞきたい!」というときにぴったり。鍼灸師の資格を明記していること、衛生的な治療院であることを基準に治療院を探すようにしましょう。

リフレクソロジー

リフレクソロジーは、西洋の足つぼマッサージです。足裏に全身の臓器の神経があると考えられており、それらの場所を刺激することで臓器の働きを活発化させることができます。短時間の施術でも効率良く内臓機能をアップさせることができ、下半身のむくみや冷えを取りのぞいてくれます。

むくみを放っておくとどうなる?重大な病気のサインかも?

冷えや栄養に問題があると、新陳代謝による細胞内外の水分の行き来がスムーズにいかず、からだのあちこちでむくみが起きます。このようにむくみとはからだ全体の水分のめぐりが悪くなるだけでなく、細胞レベルでもめぐりが悪い状態を指し、つまり不健康な状態と言えます。

たいていの場合、むくみは自然に解消したり自力で治したりできますが、中には病気が関係している危険なむくみもあります。以下に病的なむくみの例を記しているので、自身の症状と照らし合わせてチェックしてみてください。「病気かもしれない」と迷ったら一度病院で診察を受けましょう。

月経の周期に合わせてむくみが起こるなら婦人科で、それ以外の場合は内科へ。重篤な病気でないと診断されたら漢方外来へ行くのもおすすめです。

足だけがむくむ

夕方にむくみ、翌朝には症状が治る場合は、ふくらはぎの筋肉を動かす運動やツボ押しで解消することができます。けれども翌朝になっても治らない場合は要注意。特に足だけがむくむときは、心臓や血管、腎臓に異常がある可能性があります。違和感を感じたら医師の診断を仰ぎましょう。

顔やまぶたがむくむ

まぶたは皮膚が薄いのでむくみやすい部分です。お酒を飲んだり、寝不足が続いたりすると顔やまぶたがむくむことはよくあります。ただし、しばらく経っても治らない場合は甲状腺機能低下症や腎臓の不調が考えられます。甲状腺機能低下症の場合はむくみ以外に、だるさや疲れ、手足の冷え、集中力の低下など様々な不調が現れます。

全身、おなかがむくむ

からだ全体がむくむ場合は、肝臓などに異常が起こっている可能性があります。朝晩で体重を測り、1~2kg以上増えてしまうほどむくんでいたら、突発性浮腫かもしれません。また、ボトムのファスナーの閉まりにくさが午前と午後で違うなどウエストの増減が気になるときは、内科もしくは婦人科で一度検査をしてみましょう。

むくみを押すとはね返る

むくんでいる部分を指で押してみて、弾力があって凹みが残らずはね返るときは甲状腺機能低下症などでホルモンに異常が起こっている可能性があります。顔や足が不自然なほど膨れているなら、早めに医師の診察を受けてください。

冷えからくるむくみはライフスタイルの見直し等で改善できますが、むくみには重大な病気が隠れていることもあります。生活習慣を変えても治らないときは早めに病院で相談することをおすすめします。

まとめ

むくみの大きな原因は体内の水分のめぐりの悪さです。冷え症の人は血のめぐりが悪くなっているので、水分のめぐりも悪くなっています。この機会にむくみにくい生活習慣にチェンジして、健康的な体づくりを目指しましょう!

[ライター:古山まり]

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