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ふくらはぎを温めると痩せるって本当?快眠や健康にも

2020/05/08

冷えに悩む女性は、下半身を温めることの必要性を感じている方も多いはず。下半身で特に気をつけてケアしたい箇所として、今注目を集めているのが『ふくらはぎ』です。実はふくらはぎには、東洋医学の健康法と知られるツボが多く点在しています。

今回はふくらはぎを温めることで得られる効果をはじめ、痩せることとの関連性についてもご紹介します。ふくらはぎを温めて健康や美容に活かしたいと考えている方も、ぜひ参考にしてみてください。

ふくらはぎの役割

人間の体の構造は実に複雑で、さまざまな相互作用により影響を与え合っています。特に足は体を支える大切なパーツであると同時に、目には見えない重要な役割があるのを知っていますか?

中でもふくらはぎは別名『第二の心臓』とも呼ばれていて、血液やリンパ液の流れをスムーズにするためのポンプ的な役割を果たす重要な場所になります。心臓から離れた箇所にあるふくらはぎが正常に機能することで、血液や体液を滞りなく全身へ送り出しているのです。

ふくらはぎに点在するツボとその効果

ふくらはぎには体中にリンクするツボが多く集まっていて、リフレクソロジーや指圧などでも活用されています。そのため、ふくらはぎを温めることでツボにもよい刺激を与えることができ、足だけではなく全身の機能の活性化にもつながります

ここでは、代表的なふくらはぎのツボとその効果についてご紹介していきます。

ふくらはぎの代表的なツボ

・豊隆(ほうりゅう)

 足首と膝の真ん中辺りに位置していて、胃腸器官と関係性が深く、胃のもたれや痛み、二日酔いや粘り気の強い痰がからむ時などに押すとよいツボです。また、水分や老廃物をスムーズに排出して、むくみの解消効果も期待できるほか、頭痛やめまいなどの症状に対しても使われます。 

・委中(いちゅう)

 膝の後ろ中央辺りに位置していて、腰や背中、膝の痛みや疲れをはじめ、こむら返りにも効果的です。むくみや変形性膝関節症などの症状にも使用できるツボです。

・陰谷(いんこく)

 膝裏の内側にあり、食欲を抑えるほか、頻尿や尿道痛、子宮からの出血の予防といった婦人科系の悩みと関連性の高いツボです。

・足三里(あしさんり)

 膝皿の下辺りに位置していて、足や膝の疲労やしびれをはじめ、胃腸を整える働きも期待できます。そのほか歯槽膿漏をはじめとした歯のトラブルにも効果的な万能ツボです。

 江戸時代を代表する俳人として知られる松尾芭蕉も、足三里にお灸をした事実が「奥の細道」に記されています。昔の人もふくらはぎを温めて、健康維持に役立てていたことがうかがえます。

・承筋(しょうきん)

 ふくらはぎの中央辺りにあるツボが承筋で、腰や背中、足の倦怠感などに働きかけることが可能です。

・承山(しょうざん)

 裏くるぶしと膝の真ん中辺りに位置しているツボで、足のむくみをはじめ、疲れや痛み、ぎっくり腰や腎機能の向上、頻尿などにも効果的です。

・三陰交(さんいんこう)

 くるぶしからふくらはぎに向かって指4本分くらい上がった箇所にあり、生理痛や疲れ、食欲不振などの症状に作用しやすいツボです。骨盤内の血流の促進も期待できるほか、陣痛促進などにも役立つと言われ、婦人科系の悩みに対して幅広く活用されています。

・陽陵泉(ようりょうせん)

膝下の外側辺りに位置しているツボで、腰痛や坐骨神経痛、顔面の麻痺など筋肉のひきつけや胃酸過多に対しても効果が期待できます。

・飛陽(ひよう)

 ふくらはぎの筋肉の下方に位置し、外側のくるぶしの上方にあるツボです。足の疲れや腰の痛み、花粉症や鼻詰まりなどの症状にも効くと言われています。

・懸鍾(けんしょう)

 外くるぶしから上方向に指4本ほどの場所にあるツボで、首や肩のこりをはじめ足や背中の麻痺、胃腸疾患などにも関連しています。

・復溜(ふくりゅう)

 アキレス腱と内くるぶしの間に位置していて、火照りやだるさといった夏バテやむくみなどの症状が出ている際に押すとよいツボです。

ふくらはぎを温めるメリット

ふくらはぎを温めると、血の巡りやリンパの流れを円滑にしやすく、さきほどもお伝えしたツボへの作用もあわせて、多くのメリットがあります。以下に期待できるメリットをまとめてみました。、ふくらはぎを温めて健康や美容へ活かす参考にしてくださいね。

・痩せる

「体のむくみをなんとかしたい…」「ふくらはぎをすっきりと細くしたい…」といった悩みを抱える女性も多いのではないでしょうか?ふくらはぎは、体全身の血液やリンパ液の流れをサポートする大切な体のパーツです。

血流やリンパの流れが滞ってしまうと体がむくみ始め、スリムとはほど遠い体型に…。ふくらはぎを温めることにより、体全体の老廃物を排出しやすくなるため、結果的に痩せやすい体質づくりにもつながります。痩せたい方はふくらはぎを温めて、まずは体のむくみの改善を心がけましょう。

・質の良い眠り

夜、体が冷えて眠れないという経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか。手足の冷えを感じながら眠りにつけたとしても、目覚めやすく、質のよい睡眠が取れているとは言えません。

ふくらはぎを温めることで内臓の温度も上がり、血行がよくなると自律神経をつかさどる副交感神経の働きが活性化するため、睡眠の質も高まります。冷えが気になる方や不眠に悩む方は、寝る前や睡眠中にふくらはぎを温めてみましょう。

・免疫力UP

ふくらはぎを温めることで得られる健康効果は高く、冷えをはじめとしたさまざまな症状に働きかけることができます。たとえば、自律神経のバランスを整え、免疫力を高めると同時に婦人系疾患の予防にもつながり、イライラやストレスの緩和をはじめ、月経痛や月経不順、不育症、子宮筋腫などの予防への効果が期待できます。また、更年期特有の不調を感じている女性も、ふくらはぎを冷やさないように気をつけることが大切です。

普段からふくらはぎを温めて健康維持につなげましょう。

・美しい姿勢

猫背は血の巡りを滞らせる原因になるほか、美容面でも背中が曲がるとバストの位置が低くなり、美しい姿勢とは言えません。下半身の安定は姿勢にも深く関連しているため、ふくらはぎを温めることで姿勢の矯正も期待できます。

ふくらはぎの温め方&おすすめアイテム

・マッサージ

ふくらはぎを手っ取り早く温めたい場合は、手を使ったマッサージがおすすめです。手をグーにした状態でふくらはぎの内側から上方向に向かって、グリグリと心地よい力加減で刺激しましょう。ふくらはぎの外側や真ん中なども、まんべんなく筋肉をもみほぐすと温まりやすいです。

ここでは、寝る前などベッドに横になったまま行うマッサージをご紹介します。

1). ベッドに仰向けに寝て片膝を曲げます
2). もう一方の足のふくらはぎを曲げた膝に当てて、ふくらはぎを動かしながら全体的にもみほぐしましょう

左右のふくらはぎをほぐして温めると、冷えの防止になりスムーズに寝付きやすくなります。手をつかわずにできるマッサージなので、音楽を聞いたり読書をしながらや、子供に絵本を読みきかせている間など、簡単に取り入れることができるので、ぜひ挑戦してみてください。

・エクササイズ

ふくらはぎを使った手軽にできるエクササイズもおすすめです。毎日継続すると、より効果を実感しやすいので、長期的なプランを立てて実践してみてください。

1). 両足のかかとを揃えて直立し、ゆっくりとかかとを上げて10秒くらい静止します
2). ゆっくりとかかとを下ろし、同じことを5セット繰り返しましょう

エクササイズを行う時は、テーブルや壁などに手をついて支えておくと体のバランスが保ちやすくなります。また、床に座って行うエクササイズも一緒に行うと効果的です。

1).床に足を伸ばした状態で座り、片膝を胸方向にゆっくり曲げ、戻します。
2).左と右を交互に同様のエクササイズを20セット行いましょう

・半身浴

半身浴は汗をたくさんかいて代謝を促進できるので、健康だけではなく美容にもよいことで知られています。全身浴でもふくらはぎは温まりますが、半身浴はより長い時間お湯に入っていられるため、その分発汗量もアップします。

半身浴ではふくらはぎをしっかりと温めながら、心臓や肺にかかる負担も抑えられることが特徴です。全身のむくみをすっきり解消させたい方は、リラックス効果も高い半身浴がおすすめです。

半身浴をする際の温度は38度から40度が最適で、入浴時間は20分から30分程度が一般的です。お湯の量はみぞおち辺りが目安です。ふくらはぎはしっかりとお湯につけましょう。

半身浴をするうえでの注意点は、こまめに水分補給をしながらお湯につかることです。身体に負担をかけないよう、入浴前にも飲んでおくのがおすすめです。上半身が冷えるときは肩にタオルをかけましょう。お湯が熱すぎるとぼせやすくなります。ぬるめのお湯で20分~30分くらい入るのが効果的です。また、食事のすぐ後や体調が悪い時、お酒を飲んだ時などは避けたほうがよいでしょう。

・レッグウォーマー

ふくらはぎを温めるために欠かせないグッズと言えば、足元をふんわり優しく包み込むことができるレッグウォーマーです。脱ぎ履きも簡単なので職場でも大活躍するお役立ちアイテム。

靴下と違って足先はフリーなので、体の発汗システムを阻害することなく夜寝ている間も着用できることがうれしいポイントです。素材もシルクやウール、裏起毛や伸縮性のよいものなど多種多様のため、目的によって使い分けられます。

自分の好みのレッグウォーマーを厳選して足を温めましょう。

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・ハイソックス

ふくらはぎまでしっかりとカバーできるハイソックスも、足をダイレクトに温めるための定番アイテムです。ふくらはぎがゆったり設計のハイソックスを選ぶと、心地よいフィット感が得られます。

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・サポーター

レッグウォーマーやハイソックスよりも、もう少し高い効果を求めている方にはふくらはぎ用のサポーターがおすすめ。磁力を埋め込んだものや天然鉱石、備長炭などを素材に配合しているものなど、ふくらはぎを温めやすい工夫を施した商品も多くあります。

ふくらはぎや全身のむくみがひどい方などは、効果や保湿性などにも優れたサポーターを選ぶとよいでしょう。

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・ツボシール

ツボに貼ることができるシールは、ふくらはぎのツボの効果にあわせてピンポイントで刺激を与えて温める方法です。遠赤外線など温感を高めやすい成分をシールに配合している商品もあり、靴下やレッグウォーマーと一緒に使うこともできます。

・フットピロー

フットピローはすっぽり足を包む温め機能がついた商品がおすすめです。枕を使って足を心臓よりも高くすることで、血行の促進が期待できます。ヒーター付きのフットピローを使えば、夜の足の冷えも心配ありません。リラックスタイムや睡眠中などに使用して、ふくらはぎのケアをしましょう。

・フットマッサージャー

「自分でマッサージするのは面倒くさい…」「忙しいので時間を有効に使いたい」という方におすすめしたいのが、フットマッサージャーです。足先だけではなく、ふくらはぎまでしっかりと揉みこめるタイプのものを選びましょう。

フットマッサージャーは他のアイテムよりも高価ですが、毎日継続して使用できるので重宝すること間違いなし。スマホをチェックしたりテレビを見たりしながら、ふくらはぎをマッサージして1日の疲れを癒しましょう。

・クリームやジェル

血行促進や温感効果などのあるクリームを塗るのも一つの手です。グルコシルヘスペリジンやバリニルブチル、トウガラシエキス、グリセリンなどを配合しているクリームがおすすめ。マッサージをする時に一緒に使って効果アップを狙いましょう。

まとめ

ふくらはぎを温めることのメリットやふくらはぎを温める方法などについて、ご紹介してきました。美容や健康を維持するためには、ふくらはぎのケアの必要性を理解し、ふくらはぎを冷やさない努力を続けることが大切です。

肌のくすみやむくみなどが気になる方や体調不良に悩む方も、ふくらはぎを温めて変化を確認してみてはいかがでしょうか。ダイエット中の方もふくらはぎのケアを合わせて行い、効果アップにつなげましょう!

[ライター:古屋 恵子]

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