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春ハイキングを楽しむための服装・アイテム選びのポイントとは?

2021/05/18

暖かくなると行きたくなる春ハイキング。どんな服装・アイテムを選べば良いのか、迷っていませんか。特に春ハイキングの初心者にとって、服装・アイテム選びは重要です。

服装・アイテム選びを間違うと、体調不良の原因になってしまう場合も。春ハイキングのための服装やアイテム、確認しておくと良いポイントを知り安心して春ハイキングに挑戦してみてください。

春ハイキングのポイント①気温差

春ハイキングで気を付けたいのが、山と地上との気温差です。地球にある空気(大気)は上空に行くほど薄くなります。同時に圧力も下がっていくため、温度の低下につながるのです。

山の温度は100メートル登るごとに0.6℃下がっていきます。気が付いたときには凍えてしまうことも。同時に遮るものが少ない山は風当たりが強く、着実に挑戦者の体力を奪っていきます。

山の規模や種類によっても気温差は異なりますが、地上で過ごしているときと同じ感覚で過ごすのは危険です。

気温差に対応する服装選びのポイント

気温差に対応する服装選びのポイントは、1つ前の季節をイメージした服装を選ぶことです。春ハイキングなら、冬を想定した服装で挑むと失敗を防げます。

たとえばもっと厚手のジャケットを用意する・インナーを複数用意しておくといった方法が考えられるでしょう。

インナーは厚手のタイプを用意しておくのも大切ですが、柔軟に対応するため薄手や中厚手のインナーも用意しておくと安心です。

また、インナーは肌に直接触れるので、肌トラブルが起こらないよう事前に試着するようにしてください。ズボンはロング丈にすると、怪我を防ぎやすくなります。

春ハイキングのポイント②透湿性

汗で身体がヒヤッとなってしまわないよう、透湿性のある素材を使った服を着用することも大切です。透湿性とは、蒸気状態の水分(汗)を外に出す性質を指します。

透湿性のない素材の服を着用すると、汗の蒸気が外に出られず服の中が蒸れる恐れが考えられます。身体を積極的に動かしているときは、身体全体が温まっているため冷えに気付かないことが少なくありません。

しかし山の天候が変わる・休憩により身体が落ち着いてくると、汗冷えとなって問題が出てきます。春ハイキングを安心して楽しむためには、透湿性のある素材を把握して適切に服装を選んでいくことが大切です。

透湿性を重視した服装選びのポイント

透湿性に優れているのが、ポリエステル・ナイロンといった化学繊維です。ポリエステル・ナイロンは、服の中で発生した汗の蒸気を外部に通しやすくしてムレを防ぎます

乾きやすい素材でもあるため、川の水で濡れたり汚れがついてさっと洗ったりするときにも便利です。そのためポリエステル・ナイロンは、多くのスポーツ用品メーカーやアウトドア用品メーカーに好まれています。

メーカーが独自に開発している素材もあるため、お気に入りを探してみてはいかがでしょうか。

春ハイキングのポイント③雨具

春ハイキングで、特に初心者が忘れてしまいがちなのが雨具(レインウェア)です。事前に天気予報を聞いたから大丈夫と、雨具を持っていかない人もいます。春ハイキングで、雨具を持っていかないのは非常に危険です。

山の天候は変わりやすく、さっきまで晴れていたのに急に雨になった。そんな事態に多くの経験者が遭遇しています。雨から身を守ろうにも、屋根のある建物がすぐに見つかるとは限りません。

雨に濡れた状態が続けば、低体温症のリスクも高まります。

低体温症とは?

深部体温が35℃以下になり、血行不良・免疫力の低下といった症状を引き起こします。
(遭難のリスクを高める)

雨具はジャケット・インナー・ズボンと同様、透湿性ほか防水性・撥水性にも優れたポリエステル・ナイロン素材の商品を選ぶようにしましょう。

春ハイキングには避けたほうが良い服装

春ハイキングに不向きな服装があるのを知っていますか。せっかく遊びに来たのに、安心して楽しめない。そんな事態を避けるために、服装に関する知識をより高めていきましょう。

デニム

デニムは、山歩きには向きにくい特徴を持っています。1度濡れると乾くのに時間がかかり、身体を冷やす原因になることも。

特に身体に密着するタイプのデニムだと、汗の蒸気が外に出ずムレの原因にもつながります。近年では蒸れにくい・速乾性に優れたデニムも販売していますが、一般的な状況での利用を前提としている商品がほとんどです。

さまざまな状況の変化が想定される春ハイキングでの使用は、避けたほうが無難といえるでしょう。

ジャージ

ジャージは、軽く扱いやすいものの、保温性の面で難があります。生地が薄いため、山と地上との気温差によって身体が冷えてしまう恐れも。こちらも一般的な使用を前提としているため、強度にも不安が残ります。

ただジャージはポリエステルまたはナイロン製のため、速乾性に優れているのが魅力です。道が整っている・短い距離の山歩きには向いています。

春ハイキングに行く山の規模や種類によっては、選んでみるのも良いかもしれません。

綿素材の服

吸水性が高いのが特徴の綿素材。普段使いにはぴったりですが、春ハイキング用の服には向きません。理由は綿素材の大きな魅力といえる吸水性です。

綿素材は汗をたっぷり吸ってくれますが、吸水によって生地が硬くなり動きづらくなります。乾きも遅いため、身体が冷えたり行動が制限されたりする恐れが考えられるでしょう。

特に肌着に綿素材を選ぶと、汗をかいた際により硬さを感じやすくなります。どうしても綿素材を選ぶ必要がある場合を除き、避けたほうが無難です。

飾りがついた服

ビーズやリボンといった、飾りがついた服も避けるようにしましょう。木々の間を抜ける際に、引っかけてしまいます。人工物を残さないようにするのが、山歩きの基本マナーです。

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春ハイキングに必要なリュックサック・登山靴の選び方

山での楽しみを充実させるため、重要な役割を担うのがアイテムです。アイテムが充実していればストレスの軽減に役立つだけではなく、時に命を助けてくれることもあります。

リュックサック(ザック)

リュックサック(ザック)選びのポイントは容量です。春バイキングの初心者に多いのが、容量が大きすぎる・少なすぎるリュックサックを選ぶこと。

春だからそんなに入れるものはない。逆に何かあるかもしれないから、容量が大きいものを持って行こう。そんな考えから、自分に合っていないリュックサックを選びがちです。

初心者なら大きすぎず・小さすぎない、30リットル前後のリュックサックを選ぶようにしましょう。初心者でも扱いやすく、邪魔になりにくいのが特徴です。

リュックサックが大きすぎると・・・

スペースが余るため、ものを余計に入れすぎてしまう恐れがあるため、注意が必要です。リュックサックはある程度中身が詰まっているほうが配置のバランスが良く、散らかるのを防ぎます。

ものを入れすぎることによって、リュックサックが重くなり歩きにくくなることも考えられるでしょう。

リュックサックが小さすぎると・・・

急な雨や川で濡れた服を入れるのが難しくなります。濡れた衣服は乾いた状態に比べて硬く収まりも悪くなるため、リュックサックの容量にはある程度の余裕が必要です。

登山靴

登山靴には、ハイカット・ミッドカット・ローカットが存在します。どれを選ぶかによって、歩きやすさ・安定感が異なるためこだわりたいアイテムです。

・ハイカット

くるぶしをしっかりガードする、安全性と安定感に特化した登山靴です。高低差の大きい場所に向いています。

・ミッドカット

ハイカットとローカットの中間にある登山靴です。歩きやすさ・安全性ともに兼ね備えています。特に初心者におすすめのスタンダードなタイプです。

・ローカット

一般的に販売されているスニーカーと同じ形状をした登山靴です。軽さと足首の動かしやすさに特徴があります。

春ハイキング用の服・アイテムを購入する方法

春ハイキング用の服・アイテムの購入には、2つの方法が存在します。1つがアウトドアショップでの購入・もう1つが通信販売での購入です。

アウトドアショップのメリット

アウトドアショップでは商品を直接見て購入できるほか、店員のアドバイスも受けられます。自分に適した服・アイテムを選ぶためには、どれくらいの高さの山に登るのか?道の整備状況は?

さまざまな判断をしていく必要があります。調べても分からない情報もあるため、初心者が山をリアルにイメージするのは難しいといえるでしょう。

アウトドアショップの店員は山歩きの経験者であるケースも多く、数字だけでは分からないリアルな情報を提供してくれます。特に登山靴は微妙なフィット具合の違いが、実際に山に登る際の疲労度合いに直結してきます。

プロ目線でのアドバイスは後々にも役立つため、1度はアウトドアショップを訪れてみるのをおすすめします。

通信販売のメリット

通信販売のメリットは、自分のペースで買い物ができる点です。春ハイキングの季節になるとアウトドアショップは混みがちになります。

ほかの季節に比べて天候が安定しやすく、気持ちが高揚する春。新しい挑戦をする人も珍しくなく、多くの人がアウトドアショップを訪れます。すると問題になるのが、商品の選びにくさです。

混雑によって、服・アイテム選びに集中できないといった事態が考えられるでしょう。対して通信販売なら、時間が許す限りじっくりと商品を選べます。

周囲の雰囲気にのまれることなく、冷静な判断を下せる点も魅力です。

アウトドアショップに向いているのは・・・

さまざまな意見を聞きながら、服・アイテムを選びたい人

通信販売に向いているのは・・・

自分で調べて判断・行動していきたい人

春ハイキングに行く前に確認しておくこと

春ハイキングに行く前に気を付けたいのが、持っていくものの確認です。いったん山に入ると、引き返すのが難しくなります。途中になって引き返すとなると、入山料や駐車料金が無駄になってしまうことも。

万全の状態で挑むためには、服やアイテムの状態を早めに確認しておく必要があるのです。

サイズに余裕のある服を選んでいる?

山に入ると身体にむくみが発生して、通常の服のサイズでは合わなくなってしまう人もいます。着替え用の服は、いつものサイズよりも少し大きめを選んでおきましょう。

山によってはトイレの数が少なく、リュックサックといった各種装備によって身体が締め付けられる時間も長くなります。そのため体内の水分排出や血液の循環がうまくいかず、むくみが発生する人が少なくありません。

アイテムは問題なく使える状態?

リュックサックに傷はないか?登山靴のソールがはがれかかっていないか?など状態を確認します。リュックサックに傷があれば、雨が降った際に内部に侵入してくる可能性も。登山靴のソールの剥がれは、周囲に店が無い環境において死活問題になります。

ソールを指で押して、破片が落ちた場合は問題が発生している可能性が高いため要注意です。

スマートフォンに登山用の地図アプリが入っている?

紙の地図に加えて、スマートフォンに登山用の地図アプリを入れておくといざいうときに安心です。紙の地図はなくしたり濡れてしまったりする場合も多く、時には使えなくなる事態が考えられます。

登山用の地図アプリなら汚れる心配もなく、気軽に使えるため便利です。登山用の地図アプリはいくつか種類があります。

春ハイキングの当日になって慌てないよう、事前に使いやすい登山アプリを見つけておきましょう。

疑問を解決して楽しい春ハイキングを

春ハイキングを心から楽しむためには、ちょっとした疑問も解決しておくことが大切です。どんな服装が合っているのか?どんなアイテムを持っていけば良いの?不安を抱えながらではストレスの原因になります。

春ハイキングを楽しむポイントは5つです。

・山ならではの環境に配慮する
・環境に適した服装を選ぶ
・アイテム選びは慎重に
・行く前の準備から、帰った後の服・アイテムのお手入れまでを徹底する
・当日に備えて、体調を万全な状態にしておく

山と地上とでは環境から過ごし方まで、全く違ってきます。当日になって体調不良を起こさないよう、自己管理が大切になってきます。十分な睡眠・食事・運動によって、身体を整えておきましょう。

山歩きに慣れていない初心者は、当日になってバテてしまう可能性が考えられます。普段から山歩きを想定したトレーニングを行って、身体を慣らしていくことも重要です。ぜひ日頃から坂道歩きや階段の利用を、積極的に行ってみてください。

[ライター:江連]

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