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シワ・型崩れを防ぐ!冬の衣類を正しく保管するコツ

2022/03/10

暖かい春も目の前。
寒い時期にお世話になった冬の衣類を片付けて、衣替えをする時期となりました。
お気に入りのセーターやコートなど、次のシーズンまで大切にしまっておきたい衣類は、正しい方法での保管が必須です。
間違った方法で保管すると、シワや型崩れの原因となってしまいます。
虫に食われてしまったり、カビが生えてしまったりする恐れも…。
そこで今回は、次のシーズンも良い状態で着るための、「冬の衣類を正しく保管するコツ」について詳しく紹介していきます。
ご自宅の収納スペースに合わせて、適切な方法を試してみてください。

冬物の保管で悩む理由は3つ

冬の衣類は、春・夏物と比べて保管方法や収納場所など、悩むことが多くあります。

◎梅雨時の防カビ・防虫対策が必要
◎自宅で洗えない素材の衣類がある
◎冬にしか使わないアイテムが多い
◎厚手でかさ張り収納場所に困る

冬服は、湿度が上がる梅雨時に虫やカビが発生するリスクがあるため対策が必須です。
また、ニットやセーターなど、手洗いできない素材の衣類も少なくありません。
厚手の服は収納スペースも必要ですし、春~秋まで長期間保管するため、置き場所にも困ります。

このように、薄手の春服・夏服にはない扱いづらさがあり、冬物衣類の収納は面倒だと感じてしまいます。

冬物衣類のNGな保管方法

間違った方法でしまっておくと、次の冬を迎えるまでに、衣類が傷んでしまう場合もあります。
正しい保管方法を知る前に、まずは”やってはいけない”NGな保管方法を確認していきしましょう。

洗濯せずに保管している

一度袖を通した着用済みの服は、キレイに洗濯してから保管します。
「たった1回だけ」であっても、必ず洗濯やクリーニングをしましょう。
汚れが残ったまま長期間保存すると、カビや虫が発生する場合も。
次の冬もキレイな状態で着るためにも、洗濯をしてから保管することが大前提です。

クリーニングのフィルムをかぶせたまま保管している

クリーニングに出した衣類は、透明なフィルムがかけられています。
このフィルム、つけっぱなしにしたままクローゼットに入れるのは危険です。
フィルムをかぶせた状態で保管すると、湿気がこもり、カビが生えるリスクが高まります。
クリーニングから戻ってきた衣類は、すぐにフィルムを外しましょう。
できれば少し陰干しをして、アイロンの湿気を逃がしておくのが良いでしょう。

電気や日光があたる場所に収納している

衣類をキレイに次シーズンまで保管するには、収納場所も重要です。
蛍光灯の下や日光があたる場所に置いておくと、衣類が変色する場合があります。
変色を防ぐためにも、蛍光灯や日光があたる場所は避け、クローゼットや収納ケースに保管しましょう。

収納ケースやクローゼットいっぱいに衣類を詰める

衣類をしまう際は、ある程度ゆとりを持たせることも必要です。
収納ケースやクローゼットいっぱいに詰め込むと、型崩れや湿気がこもりやすくなります。
また、防虫剤をおいても、成分がすべての衣類に届かず、効果が半減する場合も…。

クローゼットをしばらく掃除していない

冬の衣類をキレイに保管するには、収納スペースが清潔であることが大前提です。
しばらく掃除をしていないクローゼットは、虫にとって快適そのもの、
ほこりが付着するだけでなく、虫食いのリスクも高まります。
クローゼットにしまう際は、必ず掃除をしてキレイにしておきましょう。

このように、収納方法を間違うと、大切な衣類が傷む原因となってしまいます。
長期間しまっておく冬物は、次シーズンをキレイな状態で迎えるためにも、適切な方法で保管することが大切なのです。

いらない冬もの衣類は断捨離を

冬もの衣類を洗濯・収納する前に、まずは断捨離しておくとスムーズです。
衣替えを始める前に、手放す服を処分しましょう。
次シーズンも着用するもの、衣替えを機に手放すものに分けると良いでしょう。
いらない服と残す服にしっかり分類することで、クローゼットや収納ケースがぎゅうぎゅうになるのを避けられます。

いらない服はフリアプリで売却する手も

「手放すのは惜しいけれど、もう着ない…」という冬物衣類は、捨てるのではなく売ることを考えましょう。
状態の良い服やブランド品であれば、フリマアプリに出品すると高額で買い手が付く場合もあります。
まとめて売りたい方は、リサイクルショップへ持っていくのも一つの手です。

冬物衣類の正しい洗い方

先程お伝えしたとおり、次シーズンまでキレイにとっておくには、洗濯が必要不可欠です。
とはいえ、冬服は洗濯しづらい素材が多いことが難点…。
夏服のように、洗濯機でジャブジャブ洗えば良いとも限りません。
冬の衣類は、アイテムや素材ごとの正しい洗濯方法や注意点を知っておきましょう。

自宅で洗濯できる衣類

冬物は洗濯しづらいイメージがありますが、意外と自宅で洗える衣類もあります。
クリーニング代は決して安くないので、自宅で洗濯をした方が経済的です。
自宅で洗える冬の衣類は、次のものがあります。

◎ダウンジャケット(手洗い可表示のあるもの)
◎ボアジャケット(手洗い可表示のあるもの)
◎フリース(手洗い可表示のあるもの)
◎手洗い可表示のある冬物衣類

おうち洗濯できるかどうかは、かならず「洗濯表示」で確認しましょう。

ダウンジャケットやコートはかさばりやすく、水に浮いてしまう場合が多いため、手で押し洗いするのがおすすめ。
絞っても良い素材のものであれば洗濯機を使ってOKです。
おしゃれ着洗剤を使用すると、ダウンがつぶれずふわっと仕上がります。

縮みやすいセーターは、キレイに畳んでからぴったりサイズの洗濯ネットに入れましょう。
おしゃれ着洗剤を使用し、洗濯機の弱コースで洗います。

「クリーニング」を利用すべき衣類

水を張ったおけに×マークのある表示のある衣類は、家庭では洗濯できません。
主に次の衣類は、水洗い不可の場合が多いでしょう。

◎革製品
◎毛皮製品
◎ウール
◎カシミヤ、アンゴラ
◎シルク(絹)

レザージャケットやウールのコート・セーターは、寒さから守ってくれる防寒アイテム。
冬の間着用していた方も少なくないかと思いますが、手洗いは避けた方が無難です。
皮製品を洗濯すると、材質が硬くなったり、ひびが入ったりするリスクがあります。
ウールは、洗うと縮み、型崩れを起こす恐れも。
皮やウール素材のアイテムを洗う場合は、クリーニングを利用しましょう。
その他、カシミヤやシルクを使用した高級な衣類も、クリーニングに出した方が安心です。

厚手の冬物をすっきり収納するコツ

冬の衣類は厚手のものが多く、たった数枚でもかさばるので場所をとります。
冬物の衣替えがおっくうに感じるのは、こういった収納場所問題も大きいかもしれません。
ですが、やり方のコツさえつかめば、あふれかえった冬の衣類もコンパクトに収納することが可能です。
ここでは「畳むもの」と「吊るすもの」に分けて、かさばる衣類の収納方法をお伝えしていきます。

畳むものは「クリアケース」へ

トレーナーやニット、スカートなどは、畳んで保管をすることをおすすめします。
1枚1枚丁寧に畳み、衣類用の収納ケースに入れます。
厚手でかさばるニットは、吊るした方が場所をとらないのですが、生地が伸びる恐れがあるため、畳んだ方が型崩れしません。
シワが付きやすいニットは、間に薄手のタオルを入れるとシワが付きにくくなるのでおすすめです。
場所をとるニットは、できるだけケースの奥に収納するのがポイント。
ニットを手前に入れると、奥に入っている衣類が見えづらくなり、ケース内に何が入っている分かりづらくなるからです。
厚手のものは奥、薄手のものは手前に収納することで、ケース内に入っている衣類を把握しやすくなります。

吊るすものは「クローゼット」へ

コートやジャケット、畳むとシワになりやすい衣類は、吊るして収納しましょう。
アウターの中には畳めるものもありますが、ニット以上に場所をとるため、吊るした方が収納スペースを効率良く使えます。
このとき、コート・トップス・ボトムスは、エリアを分けて収納しましょう。
種類ごとに分けて吊るしておくことで、空間をムダなく使えるだけでなく、服を探す手間も省けます。

ボトムスは2つに折って長さを半分にすると、クローゼットの中にすっきりと収納することができます。

かさばる衣類は「圧縮袋」を使うと便利

冬の衣類は厚手のものが多いため、空間を効率良く使っても、保管場所が足りなくなってしまうことも。
そんな時は、圧縮袋が役立ちます。
圧縮袋を活用すれば、かさばる冬物衣類も畳むよりもさらにコンパクトに。
最近は、吊るすタイプの圧縮袋も販売しているので、クローゼットの収納にも使えます。
ちなみに、圧縮袋は衣類用ではなく、布団用でも代用可能です。
かさばる衣類が多い場合や、何着かまとめて圧縮した場合は、布団用を使った方が効率的です。

● 圧縮し過ぎには注意

圧縮袋は、限られたスペースで多くの衣類を収納できる便利なアイテムです。
しかし、圧縮しすぎると、大切な衣類にシワができたり、生地が傷んだりする恐れもあります。
何事もやりすぎは禁物。
圧縮袋を使う際は、完全に空気を抜くのではなく、3割程度抜くイメージで圧縮しましょう。

トランクルームを利用するのも一つの手

着なくなった服を手放したり、圧縮袋を使ったりしても、冬の衣類をしまいきれない…。
そんな時は、自宅ではなく「トランクルーム」に保管する手段もあります。
「トランクルーム」とは、荷物を収納しておける貸し倉庫・コンテナのこと。
衣類に限らず、レジャー用品や家具・家電、スポーツ用品など、ありとあらゆるものを保管できます。
トランクルームを借りれば、自宅におさまりきらない冬物衣類も、次シーズンまで大切にとっておくことが可能です。

● 宅配型・賃貸型から合う方を選ぼう

トランクルームは不動産のように賃貸で借りるタイプもあれば、宅配型のサービスもあります。
預ける衣類がそれほど多くないのであれば、宅配型がおすすめ。
利用料金は業者によって異なりますが、ダンボール1箱で240円から預かり可能なサービスもあります。
衣類が多く、他にも保管したいものがある方や自由に出し入れしたい方は、賃貸型のトランクルームがおすすめです。
地域や立地、倉庫の広さにもよりますが、月額料金は1万円程度と、宅配型より高額です。
しかし、その分出し入れが24時間いつでも可能で、スペースもゆったりと使えます。
衣類以外のものも収納できるという点も、賃貸型トランクルームの魅力。

保管場所に困った際の最終手段として、トランクルームの利用も検討してみてください。

虫・カビから冬の衣類を守るには

保管していた冬服をあけてみたら、虫食いを発見したりカビが生えていたりする失敗は、少なくありません。
高温多湿な日本の夏を乗り切るには、防虫・防カビ対策が不可欠です。
大切な冬の衣類を次シーズンまでキレイにとっておくために、対策しておきましょう。

防虫対策

ダニなどの害虫を寄せ付けないためには、キレイな収納ケースを使用することが重要なポイントです。
ケースにゴミやほこりがあると、衣類が汚れるだけでなく虫の発生源となる場合もあります。
収納ケースの汚れは拭き取り、清潔にしてから収納しましょう。
また、市販の防虫剤を使えば、虫が寄り付きにくくなります。
薬剤がしっかり行き渡るよう、ケースのふたはしっかり閉めるのがコツです。
防虫成分が漏れると効果が薄くなりますので、必ず密閉して保管します。
クローゼット収納は、吊るすタイプの防虫剤を衣類と一緒にかけておきましょう。

カビ対策

服にカビが生える主な原因は「湿気」です。
そのため、極力風通しの良い場所に衣類を保管することがポイントになります。
衣類ケースの代わりダンボールに使うのは、カビの発生リスクが上がるため、あまりおすすめできません。
ダンボールは経済的ですが、湿気が多く、衣類収納としては適しませんので、収納ケースやクローゼットを活用しましょう。

正しく保管してお気に入りの衣類を長く着よう

冬に活躍したお気に入りの衣類は、適切に収納することで、来シーズンもキレイな状態で迎えられます。
厚手でかさばるものもありますが、圧縮袋を使うなど工夫すれば、コンパクトに保管することも可能です。
保管前は必ず洗濯を済ませて、次の冬が来るまで大切にしまっておきましょう。
防虫・防カビ対策も、忘れずに行ってくださいね。

[ライター:natsumama]

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