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コラム - あったかコラムに花が咲く

冷房だけに頼らない!自然から涼をとる昔の知恵

2021/09/13

9月に入っても、日中はまだまだ暑さの厳しい日は続いています。
気温が高いと、ついエアコンで涼むことが増えてしまいがちです。
エアコンは暑さ対策に欠かせないものですが、使いすぎは要注意。
エアコンを毎日長時間使うと、自律神経の乱れや冷えなどの体調不良を引き起こす場合もあります。
夏の暑さを乗り切るには、エアコンだけでなく、自然を利用して涼をとることも大切です。
そこで今回は、家電だけに頼らず快適に過ごす暑さ対策や生活の知恵を紹介します。

自然を利用して涼をとるメリット

新型コロナウイルスの影響からおうち時間が増え、多くの時間をエアコンの効いた室内でを過ごしている方も多いと思います。
エアコンやサーキュレーター、扇風機といった家電は、厳しい夏を乗り切る上で必要不可欠です。
しかし、長時間室内で過ごすのなら、便利な家電ばかりに頼るのではなく、自然の力を利用した涼の取り方も試してみてはいかがでしょうか。
自然から涼をとることには、次のメリットがあります。

光熱費の節約になる

夏は電気代が高くなる、というイメージがありませんか?
新型コロナウイルスの影響でおうち時間が増えた今年の夏、例年よりも電気代がかさんだご家庭は少なくないはず。
仕事がテレワークになり、在宅時間が増えた方はなおさらです。
常にエアコンを稼働し続ければ、それだけ電気代がかかります。
その点、自然や便利アイテムで涼むのは、光熱費が一切かかりません。
物によっては購入や準備に初期費用が掛かる場合もありますが、電気代がかからない分、ランニングコストはほぼゼロです。
エアコンなどの便利家電だけに頼るよりも、自然や道具を使って涼むことで、光熱費の節約に繋がります。

クーラー病のリスク軽減にも

エアコンを使うときに気を付けたいのが、冷房によって引き起こされる冷えや体調不良。
別名、「クーラー病(冷房病)」とも呼ばれています。
クーラー病は、気温差が激しいことによって引き起こされる、自律神経の乱れです。
自律神経は、環境に合わせて発汗を調整し、体温を一定に保つ働きをしています。
しかし、5℃以上の急激な気温差は、自律神経の働きに異常をきたすことも。
エアコンが効いた涼しい部屋と気温の高い外へ頻繁に行き来することで、自律神経の乱れを引き起こしてしまうのです。
自律神経の乱れは、冷え・頭痛・めまい・不眠・吐き気・食欲不振といった、さまざまな症状が現れます。
この「クーラー病」を防ぐうえでも、エアコン以外の暑さ対策が重要です。
カラダに負担をかけずに涼むことで、夏バテしづらいメリットもあります。

自然から涼をとる方法

エアコンが主流となっている現代でも、自然のものを使って涼む方法はたくさんあります。
むしろSDGSの観点から、CO2を出さない昔ながらの涼み方は注目度が高まっているのです。
今回は、ご家庭でも実践しやすい方法を7つ紹介します。

打ち水をする

現代のように、エアコンや扇風機といった家電がなかったころは、いろいろと工夫を凝らして暑さをしのでいました。
そのひとつが『打ち水』です。

打ち水とは、道路や玄関前に水をまいて涼をとることを言います。日本では、江戸時代から続いている歴史の古い方法です。現在でも、玄関先や自宅前の道路で打ち水をしている方を目にします。
打ち水は気化熱を利用しているもので、水をまくことで地面(アスファルト)の熱が水とともに蒸発し、打ち水をした周辺の温度を下げることができるのです。

● 打ち水は“捨てる水”を利用

「打ち水=水がもったいない」というイメージがあるかもしれません。
もちろん、打ち水のために大量の水道水を消費するのは、節約になるとは言えません。
ですが、打ち水は必ずしもキレイな水が必要というわけではありません。
余りにも汚い水は避けた方が良いですが、お風呂の残り湯やおうちプールの残り水で十分。
こういった“捨てるはずの水”を利用すれば、エコに打ち水をすることができます。

● 水をまく時間に要注意

打ち水は、気温が高い時間帯に行った方が効果が高そうに思えます。
ですが実際は、日中の気温が高い時間は避けたほうが無難です。
打ち水は、エアコンのように、急激に温度を下げることはできません。
そのため、できるだけ気温が低い時間帯がベストです。
おすすめなのは、夕方。気温が下がり切った日暮れに打ち水をすることで、高温になった地面の温度を下げることができます。

庭木に水やりをする

自宅に庭がある方やガーデニングをしている方は、庭木への水やりも涼をとる有効な手段です。
草花に水やりをすることで、気化熱により、水やりをした周辺の温度が低下し、打ち水と同じような効果が得られるのです。
水やりが日課の人にとっては、一石二鳥と言えますね。
ただし、水やりも打ち水同様、できるだけ気温が下がったタイミングがおすすめです。
夏場の日中は水道の水が温まっていたり、せっかくあげた水が土中でお湯のように温まってしまうと草花の成長にもよくありません。また、葉についた水滴がレンズ代わりになって葉を傷めてしまうことも。
そのため、夏場の水やりは気温が落ちてくる、朝・夕方にする習慣をつけるといいでしょう。

グリーンカーテンを作る

ここ数年、注目されているのが、『グリーンカーテン』を活用した暑さ対策です。
グリーンカーテンとは、その名の通り、緑のカーテンのこと。
自宅の壁や窓付近に植物を育てて、室内に入る日差しを遮ります。
植物のカーテンで窓を覆うことで、室内温度が上がりにくくなるのです。
グリーンカーテンは、プランターやネットを使って育てられるので、植物を育てたことがない方でも簡単に始めることができます。
戸建てだけでなく、集合住宅のベランダでも実践できます。

● グリーンカーテンに向いている植物

グリーンカーテンは、きちんと窓を覆えるカーテン状に育つことが重要なポイント。
そのため、日陰になる“ツル科”の植物が適しています。
ツル科の植物と言っても、種類は膨大。
植物によって、生育スピードや茎の太さが異なります。
グリーンカーテンを作るスペースや環境に合わせて、適したものを選びましょう。

【ゴーヤ】

沖縄野菜のゴーヤが、最近では日本全国で食べられるようになりました。
ゴーヤが身近な野菜になったこともあってか、最近はへちまではなく、ゴーヤを育てる人も増えつつあります。
ゴーヤは実はもちろん葉も、深く明るい緑色なので、見た目も涼しげ。
実は大きくなったら収穫して食べられるので、一石二鳥です。

【きゅうり】

家庭菜園として人気のきゅうり。
せっかく育てているのなら、ぜひグリーンカーテンにして暑さ対策にも利用しましょう。
きゅうりは猛暑にも強く、初心者でも育てやすい植物です。
ゴーヤのような苦みがないので、苦手な方も少なく、家族で食べられる魅力もあります。
また、きゅうりは約95%が水分のため手軽に水分補給ができるうえ体を冷やす働きもあり、暑い夏におすすめの食べ物です。

【朝顔】

夏を代表するお花と言えば、「朝顔」が定番です。
小学生になると、お子さんが鉢植えで育てている方も少なくないでしょう。
朝顔は成長スピードが速く、あっという間にツルが伸びて、グリーンカーテンが出来上がります。
品種や花の色もさまざまなので、目で見ても楽しめるのもグリーンカーテンならではの魅力です。
植物がうまく育ってくれれば、室内に入る日射を60~70%カットできるので、日よけ効果も抜群です。

注意点としては、グリーンカーテンは植物を育てるため、虫が寄ってくる場合もあります。
グリーンカーテンを始める際は、虫対策も徹底しておくと安心です。

すだれ・サンシェードを取り付ける

虫が苦手な方や植物が苦手な方は、グリーンカーテンの代わりとして、すだれやサンシェードを活用するのも◎
すだれを取り付けると、窓から入ってくる日差しを遮断して、室内温度が上がりにくくなります。
竹で作られているすだれは、通気性も抜群。
カーテンなど布で覆うよりも熱がこもらないので、高温多湿な日本の夏に最適なアイテムなのです。

見た目にもこだわりたいテラスやベランダで涼しく過ごしたいという方には、サンシェードがおすすめです。
サンシェードは様々なカラー、デザインのものがあり、インテリアの1つとして楽しめます。
すだれよりも広範囲に取り付けられるので、室内だけでなく、外で涼みたいときにも役立つアイテムです。
撥水加工のあるサンシェードなら、雨の日でも大丈夫。
木漏れ日のような温かい日差しが入るタイプもあれば、日光をしっかり遮断できるものもあります。
お好みのデザイン・素材から選べるのもサンシェードの魅力です。
ベランダやテラス、ウッドデッキなど、外でも快適に過ごしたい方は、ぜひサンシェードを使ってみてはいかがでしょうか。

足湯ならぬ“足水をする

暑い夏は、足湯ならぬ“足水”をするのも涼をとる有効な手段です。
冷たい水に足を付けると、ひんやり涼しくて気持ちが良いですよね。
エアコンや水分の摂りすぎが原因の“足のむくみ”も、冷たい水に浸けることですっと軽くなります。
自宅で足水をするときは、たらいが便利。
たらいに水をはって、両足を浸して涼みましょう。
たらいがないときは、大きめのバケツや桶でも代用することができます。

うちわであおぐ

古典的ですが、うちわも手軽に涼める便利なアイテムです。
うちわであおぐとそよ風があたって心地が良い反面、強くあおぎすぎるとかえって体力を使い汗をかいてしまうことも。
実は、うちわには「涼しいあおぎ方」があるんです。
力を込めて、ただ一生懸命あおぐのはNG。
あおぐときは、うちわをできるだけ大きく動かし、早く動かさないのがポイントです。
ゆっくりと左右に大きく動かすことで、それほど体力を使わずに程よい風が当たって涼しく感じるのでぜひ試してみてください。

風鈴を置いてみる

夏の風物詩、「風鈴」を置いてみるのも◎
直接的な涼しさはありませんが、風鈴の音を聞くことで気分的に涼しくなります。
風鈴は、風が吹くことで音がなるもの。
風鈴のカランという音が耳に入ることで、「風が吹いている→涼しい」と感じられるというわけです。

夏野菜を食べる

暑い日が続くと、食も細くなってしまいがち。
そんなのときは、今が美味しい夏野菜を食べましょう!
夏野菜は、食欲がない時でも食べやすい、さっぱりしたものが多くあります。
さらに!水分を多く含む野菜は、食べるだけでカラダを冷やす効果も。
もちろん食べすぎは良くありませんが、“食べて涼をとる”には最適な食材なのです。

おすすめの夏野菜は、トマト・きゅうり・レタス・セロリ・なす・ゴーヤーなど。
どれも、夏に美味しい今が旬の野菜ばかりです。
このほか、マンゴー・バナナなどの果物もカラダを冷やす効果があります。
温かい環境で育つ、地面の上で育つ野菜・果物は、基本的に体を冷やすものが多いようです。
逆に、根菜類など地面の下で育つ野菜は、カラダを温めるものがほとんどです。

夏野菜は、水分が多くみずみずしいので、夏バテにも最適です。
加熱しなくても、サラダや野菜スティックでもOK。
手軽に食べられるので、暑い日はぜひメニューの取り入れてみてください。

かき氷を食べる

夏と言えば、かき氷が美味しい季節。
冷たいかき氷は、食べるだけでカラダがひんやりと涼みますよね。

実は、この美味しいかき氷も涼をとる昔ながらの知恵のひとつです。
冬の間にできた氷を“氷室”と呼ばれる小屋で保管し、削って楽しんでいました。
昔は氷が献上品として扱われるほど貴重なものだったため、庶民が食べることはめったになかったそうです。

食べて涼がとれるものは、かき氷の他にもところてんや冷やしたスイカなどたくさんあります。
夏バテ防止にもなるので、積極的に普段の食事に取り入れたいですね。
ただし、冷たいものは食べすぎるとお腹を壊してしまうので食べすぎには注意しましょう。

自然の涼とエアコンの併用が大切

ここまで、自然から涼をとる方法をご紹介しました。
昔ながらの涼む手段は、電気代がかからないだけでなく、エコで私たちのカラダにも負担が少ないものばかり。
しかし、昔と現代の日本では、気温そのものに大きな差があります。
そのため、いくらエコとは言え自然の力だけに頼って夏を乗り切るのは非常に危険です。

猛暑日が続く現代の夏は、熱中症リスクを下げるためにも、エアコンは必要不可欠なものになってきています。
自然からの涼とエアコンをうまく併用していくことが大切です。
『グリーンカーテン』や『打ち水』など、できることを1つずつ実践して、残りの夏も快適に過ごしましょう。

[ライター:natsumama]

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