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しもやけ予防はまず「知る」ことから

2022/01/07

ジンジンと痛く、かゆみも感じるしもやけ。予防するには、まず原因と対策法を知っていくことが大切です。

「しもやけに悩まされず楽しく冬を過ごしたい」「しもやけになる前に予防したい」

毎年冬になるとこんなお悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか。しもやけの予防には早めの対策が効果的です。まずはしもやけになる原因を知って、予防対策をしていきましょう。

そもそもしもやけとは?

しもやけとは、手足の指先や耳など、主に身体の末端が赤紫色に腫れたりただれたりする症状のことです。ジンジンとした痛みやかゆみを感じる人も多く、強い不快感を人に与えます。

たかが痛み・かゆみと考えている人は要注意。しもやけの厄介なところは、日常生活に影響をもたらす点です。しもやけは、温まると痛みやかゆみを感じる特徴があります。

そのため、料理や掃除といった毎日繰り返す日常動作の中で、頻繁に不快感を抱えてしまう可能性があります。
料理をする際には食材を熱湯でゆでたり、手を洗うのに温水を使ったりします。拭き掃除のために、何度も雑巾を温水に浸して絞るのを繰り返す家庭も少なくないでしょう。そのたびに、指にジンジンとした痛みやかゆみを感じるのは大変です。
また、水仕事のあと、冷えてしまった手が体温に温まってくるだけでもかゆみを感じることもあります。
しもやけが発生したら、我慢をせず早めの受診をおすすめします。

しもやけが悪化するとどうなる?

しもやけが悪化すると、水泡ができたり水泡がやぶれて潰瘍ができることもあります。
特に手のしもやけは水仕事を日常的に行っている人に発生しやすいため、家事をする方や、水仕事を伴う職業に就いている方は要注意。手をいたわる対策を行っていきましょう。

しもやけの原因

しもやけの主な原因と考えられているのが、温度差をきっかけとした血行不良です。

人の身体には、寒さを感じると温める・暖かさを感じると冷やすといった調節機能が備わっています。調節機能がうまく働くことによって、私たちの身体は正常な状態に保たれているのです。
しかし、繰り返し温度差が起こると調節機能の働きが乱れ、血行不良になってしまいます。
この血行不良の際に発生する炎症がしもやけの正体です。

しもやけは、1日の気温差が10℃以上になる環境で発症しやすくなります。
そのため、寒さが継続的に続く厳冬は発生しにくいとされています。
特に気を付けたいのが冬の初めと春の初めごろ。この時期は特に気温差が激しいため、しもやけのリスクが高くなってしまいます。

また、手が濡れたままだったり、汗で湿った靴下をそのまま履いているだけでも、しもやけを発症することもあります。

春になったからと油断せず、しもやけを予防するための対策を行っていきましょう。

しもやけとあかぎれの原因の違いについて

しもやけとあかぎれは異なる原因を持っている症状にかかわらず、同じようなものと考えている人が少なくありません。しもやけが温度差によって起こる症状であるのに対し、あかぎれは乾燥が原因で起こる症状です。

気温の低下によって乾燥した状態が続くことで皮膚の水分が奪われ、ひび割れが発生するのがあかぎれの症状です。時に出血を伴うことも少なくなく、放置すればさらに症状が進行する可能性があります。

しもやけと異なり、厳冬にも発生しやすい点が大きな特徴です。しもやけとあかぎれとでは原因はもちろん対策への考え方、起こりやすい時期も異なるので注意するようにしてください。

しもやけはどれくらいで治る?

しもやけは自然と症状が治まることも多く、通常は1週間程度で治るとされています。
ただ、しもやけの症状の出方は人によって異なるため、放置するとリスクを伴うことも少なくありません。

「ジンジンとした痛みやかゆみが強い」「水泡や皮膚のただれが目立つ」「何か月も治らない」
など、少しでも異常を感じたら受診することが大切です。

診察を受けることによって、本当にしもやけなのかどうかもはっきりするため、心の安心につなげることもできます。

しもやけを治療する際は、まず皮膚科を受診します。飲み薬か塗り薬か、どちらかを選択する治療法が一般的です。

それぞれの治療法の特徴や効果など、分からないことがあれば医師に相談しながら治療を受けるようにしてみてください。

しもやけのリスクを高める3つ習慣

しもやけのリスクを高める習慣を何気なく続けていませんか。しもやけはちょっとした油断が原因で、発生してしまうことがあります。日常生活での習慣を見直し、しもやけを予防していきましょう。

水が手についたまま放置

手を洗った後に濡れたまま放置すると、しもやけのリスクを高める可能性があります。手についた水が冷たくなることによって、血行不良が発生する恐れが考えられるからです。

家事をするとき・外出したとき・帰宅したときなど、私たちは普段から何気なく手を洗っています。

1日の中で何回手を洗ったのか?どれくらい水仕事をしたかなど、確認してみるのも良いのではないでしょうか。

血行不良のリスクが高い靴を履いている

しもやけを効率的に予防していくためには、血行不良のリスクを高める靴を避けることも重要です。たとえばヒールの高い靴や、サイズが合っていない靴を無理に履いていませんか?

ヒールの高い靴を履くとつま先にがかかり、血行不良を起こすことがあります。サイズの合っていない靴も同様に、足に対して強い圧をかけてしまう恐れがあるため注意が必要です。

濡れた靴を乾燥させずに履く

濡れた靴を乾燥させずに履くと、足が冷やされしもやけが発生する可能性があります。冷えはしもやけを予防したい人にとって大敵です
足が冷えている時間が長引くほど、しもやけになるリスクが高まります。

靴の外側が濡れただけだと思っていても、時間が経つうちに内側に浸透してくる可能性も。内側に湿気が発生して、自分でも気づかないうちに足を冷やしてしまうことも考えられます。

しもやけを予防するためにも、濡れた靴はしっかりと乾かしましょう。
靴を乾燥させる際は、まず靴を洗ってきれいにし、内側に新聞紙を詰めてから風通しの良い場所に置くようにしましょう。

急いでいるときは、ドライヤーを使って靴の水分や湿気を飛ばす方法もあります。

しもやけを防ぐ3つの対策法

多くの場合しもやけは、普段から気を付けることで予防することができます。普段の生活にちょっとした変化を与え、しもやけを予防していきましょう。

吸水性の高いハンカチを選ぶ

外出すると手を洗う機会が多くなり、ハンカチで手を拭くのも頻繁になります。そのためハンカチをいくつも持っていくのが難しい外出先では、吸水性の高いハンカチを持っていくのが良いでしょう。

吸水性の高いハンカチとして、子供を持つ世帯にも人気が高いハンドタオルがおすすめ。

吸水性が高いのはもちろん、シワが気にならずアイロンの必要がありません。手を拭くだけではなく、汗を拭いたり外出先で飲み物をこぼしてしまった際に布巾として使えたりもします。

おしゃれなデザインのハンドタオルもたくさんあるため、機能性だけではなく見た目を重視する人にも選びやすいアイテムです。

楽な靴を履いて足を解放する

「少しきついけどかわいい靴を履きたい」「ヒールのある靴を履きたい」など、おしゃれのために少し我慢をしながら履いている方もいるのではないでしょうか?

しかし、足のためには楽な靴を履いて、足を解放してあげることも大切です。足に発生するしもやけを予防するには、足の血行不良を防ぐことが重要になってきます。

靴を選ぶ際は、以下の条件に合った靴を探してみてください。

・サイズが合っている
・かかとが固定され全体的に安定している
・靴底が平ら

スニーカーやランニングシューズなら、条件に合った靴が見つけやすくなります。できれば実際に靴屋に行き、自分に合った靴を探してみるのがおすすめです。

手足を寒さから守る

防寒アイテムをうまく活用し、しもやけが発生しやすい手足を冬の気温から守っていきましょう。

特に重要となるのが冬の初めごろです。
冬の初めごろはまだ身体が冬の気温に慣れていないため、自律神経が乱れがちです。温かい靴下や手袋を活用し、血行不良が起こらないよう対策をしてみてください。

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冬はインナー選びを慎重に

肌を直接包むインナーは、汗を吸収し乾かす役割を持っています。運動で汗をかいた際、時間が経ってから身体が冷えたように感じた経験はないでしょうか?

汗が冷えると体温が奪われ、寒いと感じるようになります。すぐに汗を拭けば良いのですが、寒い屋外で服を脱いで汗を拭くのは簡単なことではありません。

そのため、吸水性・速乾性に優れたインナーが必要となるのです。吸水性・速乾性のバランスを重視するなら、ポリエステルを使ったインナーを選ぶのがおすすめです。

ポリエステルは吸水性・速乾性ともに優れ、リーズナブルな価格も特徴。気軽に何枚もそろえることができます。
反対に、気を付けたいのが綿を使ったインナーです。
綿は肌触りがよく、吸水性にとても優れた生地ですが、乾くのが遅く、外出時に身を包むインナーとしては不向きな面があります。

ちなみに、一口にポリエステルのインナーと言っても、各メーカーがさまざまな特徴を持った商品を販売しています。

・ポリエステル+ほかの生地を使った混合繊維(ポリエステル+綿など)
・発熱機能に特化している
・複数の機能を併せ持っている など

インナーを選ぶ際は、素材や機能などをしっかり確認することも大切です。

部屋の防寒対策はできていますか?

身体の防寒対策はしっかりとしていても、部屋の防寒対策にまで十分な手が届いていないといった場合もあるのではないでしょうか。

室内の温度の変化は屋外に比べて気づきにくいため、しもやけのリスクを知らずのうちに高めてしまっている可能性もあります。ここからは、室内の防寒対策で重要となるポイントについて見ていきましょう。

窓は外へとつながっている場所のため、外からの冷気が入ることによって部屋が寒くなりがちです。カーテンや障子を閉めるだけでは、残念ながら部屋の防寒対策として足りていません。

なぜならカーテンや障子には隙間が存在するため、窓からの冷気がカーテンや障子の隙間から入ってきてしまうからです。

まず試してみて欲しいのが、窓枠に隙間テープを貼ることです。隙間テープとは、窓の隙間を埋める目的を持ったテープのこと。

窓の隙間を埋めることによって、外から入ってくる冷気から効率的に部屋を守ることができます。隙間テープは大型スーパーやホームセンター、100円均一などでも販売されています。

冬になると床が冷たいと感じるようになるのは、空気が持つ性質が関係しています。暖かい空気は上へと向かっていき、冷たい空気は下に向かっていく性質を持っているのです。

つまり冷気が下にたまることによって、床が冷たいと感じるようになります。

空気の性質を変えることは難しいため、床に対して対策を行うのが効率的です。たとえば断熱性に優れたカーペットやラグを敷く、ほかにも部屋の広さに合わせて組み合わせられるコルクマットを利用する方法などもあります。

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しもやけを防ぐには予防対策を徹底するべし

しもやけを予防するには、身体が温度差を感じたり血行不良を起こしたりしにくい環境を整えることが大切です。

季節の変化による気温の低下は、人の力ではどうにもできないこと。ただ季節の変化に合わせて、予防のための対策を行うことは可能です。

・しもやけの原因や特徴を知る
・ハンカチ・手袋・靴下を活用し、身体が温度差を感じにくい環境にしていく
・吸水性・速乾性に優れたインナーで、汗冷え対策を行う
・部屋の防寒対策を徹底し、季節の変化による温度差や血行不良から身体を守る

今からでもできる対策はあります。自分の身体の状態や部屋の状況によっては、実践するのが難しい対策法もあるかもしれません。そんなときは、まずできることから始めてみてください。

自分に合った方法をみつけながら、無理のない範囲で行っていきましょう。しもやけを予防するための対策を早めに行い、楽しい冬にしていきましょう。

[ライター:江連]

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