2022/05/25
知っているようで実は知らない父の日の由来。気になっている人も多いのでは?
実は父の日の起源はアメリカとされています。
他にも、父の日について深く知っていくことで、父の日をより楽しむことができるかもしれません。今年は海外の父の日の過ごし方なども参考に、特別な1日にしていきましょう。
父の日におすすめのアイテムについても解説していますので、プレゼント選びの参考にしてみてください。
日本の父の日は毎年6月の第3日曜日となっています。6月は梅雨に入るため、ムシムシとした暑さを感じた時に、父の日を思い出す人もいるようです。
そのため、父の日のプレゼントとして梅雨対策を意識したアイテムを選ぶ人も多く、父の日+梅雨対策を意識したコーナーづくりを行っている店をよく見かけます。
たとえば、梅雨時期の味方である傘や、ちょっとした汗や濡れた身体を拭くのに便利なハンドタオル。ほかにも定番商品である石鹸や、季節をイメージしたお菓子などが並びます。
一口に父の日と言っても、国によって日付が異なります。多くは6月の第3日曜日を父の日としていますが、一部例外も存在します。
アメリカの父の日は、6月の第3日曜日で、父の日の起源とされています。
韓国には、父親・母親のどちらにも感謝する両親の日が存在しています。5月8日になると日本と同じようにプレゼントを贈り、感謝を伝えます。
日本と同じように、6月の第3日曜日を父の日としています。過ごし方は日本とほぼ変わらず、プレゼントを贈る・どこかに出かけるといった方法で感謝を表現します。
このように、同じ父の日でも国によって日付が異なったり違った形で行われていたりします。海外の父の日について、詳しく知ってみるのも面白いかもしれません。
1909年にアメリカに住んでいたソノラという女性は、母の日があるのに父の日が無いことに疑問を感じます。そこでソノラは、地元の牧師協会に父の日を作りたいと相談を持ち掛けました。
その相談をきっかけに、父の日が作られたとされています。
ソノラが行動を起こさなければ父の日が作られず、日本に伝わることも無かったかもしれません。父の日に限らず、特別な日にはきっかけとなった出来事が存在します。
それぞれの由来を知り、新しい楽しみ方を知っていくのも面白いのではないでしょうか。
ちなみに父の日と同じように、母の日もアメリカで作られたとされています。
アメリカに住む女性が母親を亡くし、「母親が生きているときに感謝を伝えられる日を作るべきだ」と訴えかけたのがきっかけとされています。1人の女性の声がアメリカ全土に伝わり、母の日が作られました。
父の日・母の日のどちらにも言えるのが、親に感謝を伝えたいという強い気持ちが世の中を動かしたということです。それぞれに込められた思いを知ることで、より特別な日に思えてきます。
母の日に比べて存在感が薄いと言われがちな父の日。なぜ存在感が薄いと言われてしまうのでしょうか。
理由の1つに、父親と子供の距離感が関係しているとされています。
一般的に父親は仕事で出かけていることが多いため、母親と比べて子供と触れ合う機会が少なく、親子でコミュニケーションを取るのが難しいと考えられています。
そのため、自然と親子の間に距離感が生まれ、父の日に対する意識が薄れがちになっているようです。
接する機会の多い母親が欲しがっている物やしてもらいたいことのイメージはできても、父親が求めていることは分かりにくいといった声もあります。
そのため、父の日のプレゼント選びを億劫に感じ、つい意識の外に追い出してしまっている人も少なくないのです。
毎年父の日を迎えるたびに、「どんな過ごし方をすれば良いのか分からない」と悩みを抱えてしまっていませんか。
そんなときは、海外の父の日の過ごし方を参考にしてみてください。国によって父の日の過ごし方はさまざま。あなたに合った過ごし方が見つかるかもしれません。
父の日の起源とされるアメリカでは、感謝の言葉を記したメッセージカードや赤いバラを贈るのが一般的です。特別なことをせず家の中で過ごすといった選択をする家庭も多く、素朴な雰囲気があります。
シンプルだからこそ、感謝の気持ちが伝わりやすい過ごし方と言えるのかもしれません。
韓国の人は一般的に、プレゼントを贈るのが好きな国民性を持っているとされています。旅行の際には、家族や親族・ご近所に渡すプレゼントを大量に買い込む人も少なくありません。
その国民性が関係しているのか、特別な日には高価な品を贈る傾向があるようです。
イタリアの父の日は3月19日です。3月19日は聖母マリアの夫であるサン・ジュゼッペの祝日とされ、お菓子(ゼッポレ)を食べながら当日を祝います。
ゼッポレとは、揚げシューの上にたっぷりのカスタードクリームを絞ったお菓子のこと。大人も子供も好きなお菓子です。
フィンランドの父の日は、11月の第2日曜日となっています。父親に対して、メッセージカードやプレゼントなどが贈られます。アメリカと同じように特別なことはせず、家の中で過ごす家庭が少なくないようです。
このように、国によって父の日の過ごし方には違いがあります。
特別なことをせずシンプルな1日を過ごすも良し。特別なお菓子を食べるのも良し。それぞれに魅力があります。
各国の父の日の過ごし方を参考に、当日を迎えてみるのも良いのではないでしょうか。
大切なのは無理をしないこと。父の日がストレスにならないよう、自分たちに合った父の日の過ごし方を見つけてみてください。
「父の日にプレゼントを贈ったら、あまり喜ばれなかった」
そんな経験がありませんか。父の日を楽しく過ごせなかった原因は、やり方に問題があったのかもしれません。父の日を最高の1日にするため、事前に考えておきたいことがあります。
最初にはっきりとさせておきたいのが、誰を対象としているのかについてです。実父・義父・夫と、父の日の対象となる人はさまざまです。
心のこもったメッセージを贈って欲しいと考える人もいれば、趣味のものを贈って欲しいと考える人もいます。
すべての人に同じ対応をしてしまうと、楽しく父の日を迎えられない可能性もあるため、相手によって自分の行動を変えていくことが大切になります。
たとえば、心のこもった贈り物を好む義父に対しては、必ずメッセージカードを添える。
多趣味な夫に対しては、趣味に関係する品を贈るといった対応が考えられます。
父の日のプレゼントを贈る際は、予算の決め方も重要となります。相手にとって金額が高いと感じさせるプレゼントを贈れば気を遣わせてしまい、逆に、予算を抑えすぎてもがっかりさせてしまう可能性があります。
そのため、相手の価値観に合った予算を決めていくことが大切です。
1番良いのは、相手に対しプレゼントにかける金額についてはっきりと聞くことですが、本人を目の前にしてお金について聞くのはかなりの勇気が必要です。
そんなときは、一般的なプレゼント予算の目安を参考にしていきましょう。
実父に対して父の日の贈り物をする際は、一般的に3000円~5000円前後が目安とされています。あまりに高額なプレゼントは気を遣わせてしまう可能性があるため、注意が必要です。
義父の場合も3000円~5000円前後が目安となります。できれば義父の好みを事前にリサーチしておくと安心です。
夫に対して父の日の贈り物をするなら、一般的な予算目安に従うよりも各家庭の金銭感覚に合わせたほうが上手くいきやすくなります。普段から金銭感覚のすり合わせを行っておいたり、欲しがっているものをリサーチしておくと良いのではないでしょうか。
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「父の日のプレゼントにこだわりたいけど、考える時間が無い」
「失敗のリスクが低い無難なアイテムを教えて!」
そんな方におすすめのアイテムをご紹介します。
飲酒の習慣がある人に贈るなら、お酒を選んでみるのも良いのではないでしょうか。お酒を贈る際のポイントは、特別感を演出することです。一般的なスーパーやドラッグストアで販売しているお酒を選ぶと、どうしても特別感が無くなってしまいます。
たとえば、地元の珍しいお酒や限定品のお酒などを贈れば、喜んでもらえるのではないでしょうか。
注意点として、お酒の好みは人それぞれに異なります。日本酒が好き・ウイスキーは苦手など、事前にリサーチを行っておきましょう。
普段着しやすいポロシャツは、特に年齢を重ねた男性に人気のアイテムです。通気性や吸湿性に優れた商品も多く、暑い夏の味方になってくれることでしょう。
シンプルなものからちょっと変わった柄のものまで、さまざまなポロシャツが販売しているため選ぶ楽しさもあります。
毎日気軽に使って欲しいと考えるなら、ボールペンもおすすめです。名入れできるものやオシャレなものなど種類が豊富にあり、毎日使えてスペースも取らない。どの年代の男性に対しても贈りやすいアイテムと言えます。
注意点としては、「もっと働け」といった、ネガティブなイメージを抱かせてしまう場合も。目上の人に贈る場合は配慮が必要です。
夏の睡眠を快適にするパジャマを贈ってみるのも良いのではないでしょうか。パジャマはさまざまな素材のものが販売されているため、相手の体調や価値観に合ったアイテムを選びやすい魅力があります。
梅雨時は毎日ムシムシして眠れない、といった悩みを抱えている男性が少なくありません。通気性や吸湿性に優れたパジャマを贈ることによって、あなたの優しさが伝わるはずです。
注意点として、パジャマを目上の人に贈るのは失礼といった考え方もあります。特に実父や義父にパジャマを贈る際は、相手の性格や価値観に配慮することが重要です。
世の中には縁起が悪いとされているアイテムが存在します。人間関係の悪化を招く可能性もあるので、プレゼントを贈る際は縁起の悪いアイテムは避けるに越したことはないでしょう。
櫛は苦労や死を連想させるアイテムとして、古くから人に贈るのに適さないとされています。もめ事を解きほぐすとも言われていますが、避けたほうが無難といえるでしょう。
ハンカチは昔、「てぎれ」と呼ばれていました。そのためハンカチを贈れば「自分と距離を置きたいのか」といったように、悪いイメージを抱かせてしまう可能性も。
特に白いハンカチは亡くなった人の顔にかける白い布を思わせるため、注意するようにしましょう。
刃物を贈る際にも注意が必要です。刃物=縁切りを連想させるアイテムを考えられ、人によっては不快感を抱く可能性があります。魔を切るという良い意味も持っていますが、できれば避けたほうが無難と言えるかもしれません。
この他にも、地域独特の歴史や考え方に基づき、縁起が悪いとされているアイテムはさまざま存在します。全国的な一般常識だけではなく、地域ならではの一般常識についても知っておくと、贈り物を選ぶ際の参考になるでしょう。
また、古くからのしきたりや決まり事を大切にしている方もいます。特に年齢が離れた人に対する贈り物に関しては、慎重に選ぶようにしましょう。
父の日のプレゼントを選ぶ時に最も重視したいのが、相手の価値観に合ったアイテムを選ぶことです。たとえば、花が好きではない人に花束を贈るという行為は、相手にとって迷惑なことかもしれません。
そもそも花瓶を持っていない場合や、花を長く持たせるために水切りが必要になるだけではなく、花が枯れた後の処理も考えなくてはいけなくなるからです。
どんなに良いアイテムでも、相手の価値観に合わないものを贈れば負担をかけてしまう可能性があります。
あなたの大切な人はどんなことを大切にし、どんなこだわりを持っているのか、父の日を迎える前に考える時間を作ってみるものいいかもしれません。
何よりも大切なのは、日頃の感謝の気持ちを伝えるということです。少し照れくさくても素直に感謝の気持ちを伝えて、素敵な父の日をお過ごしください。
[ライター:江連]
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