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コラム - あったかコラムに花が咲く

色に人を癒す効果があるってホント?色のもたらすイメージや意味を知ろう

2019/10/18

日々の暮らしの中で、私たちはさまざまな“色”に囲まれて過ごしています。普段何気なく使っているものや食べるもの、見るものすべての個性を引き立たせている大きな要素…それが色です。

お気に入りの赤い服を着て散歩に出かけ、色とりどりのマカロンを食べ、夕日のオレンジ色を見て感動する…色は言葉にするだけでも、私たちに豊かな想像力をもたらしてくれます。実は、色が私たちの心に与える影響は、とても大きいことを知っていますか?

今回は、色の持つ意味やイメージをはじめ、色の癒し効果や生活への取り入れ方など、色の魅力についてたっぷりとご紹介!色への知識を深め、色を意識してさまざまなシーンで活用することにより、彩りのある人生を過ごしましょう。

色についての豆知識!色って何色あるの?

色の表現の仕方は多くありますが…一体全部で何色あるのでしょうか?実は、世界的に共通の色として認識されている色の種類は、たったの11色です。

赤・青・黄・緑・桃(ピンク)・橙(オレンジ)・白・黒・茶・灰・紫

加えて、ベージュや黄緑など一般的によく使われている色は、約30色あります。絵の具やクレヨンの色などをイメージすると、わかりやすいですよね。

さらにファッションやインテリア、印刷や飲食などの業界においては、色がマーケティングの重要なポイントを占めるため、表現方法は何千色にも広がります。数々の色は、下記のように大きく2つに分類することができます。

・無彩色 = 白・黒・灰
・有彩色 = 赤・青・黄・緑・桃(ピンク)・橙(オレンジ)・茶・紫

文字通り彩がない色ということで白と黒と灰が無彩色と呼ばれていて、その3色を除くすべての色は、彩がある有彩色に識別されます。色の世界では、モノトーンカラーだけは別枠ということですね。

その他にも、色は暖かい色と寒い色、重い色と軽い色、堅い色と柔らかい色などに識別することができ、目的や用途に応じて使い分けられます。

あなたの好きな色のイメージは?色の意味を知ろう

多くの人は、自分にとって馴染みの深い色に対して、何らかのイメージを持っているはずです。伝統的な色のイメージをはじめ、気持ちを表現した色、自然にまつわる色など、人それぞれですが、色へのイメージを頭の中で創造しています。ここでは、代表的な色のイメージについて、一つずつ見ていきましょう。

黒=クール、高級感、闇、孤独

黒色はクールな印象を与える色で、洋服でも黒で統一するとおしゃれ感が増します。また、高級なイメージもあり、車やピアノ、本革のバッグ、靴などからもわかるように、黒色は質感に重みが出るのが特徴です。一方で、闇や孤独といった心の中のダークネスを連想させる色でもあります。

・灰=控えめ、真面目、曖昧、悲しみ

灰色は、色の濃さによって印象も変わりますが、一般的なイメージとしては、控えめや真面目という言葉が当てはまります。また、最近は「グレーゾーン」という表現がよく用いられますが、灰色は曖昧という意味もある色です。

また、暗めの色ということで、悲しい気持ちを連想させるワードと言えるでしょう。

・白=ピュア、清潔、神聖、緊張

白色は、濁りのない色ということでピュアなイメージをはじめ、神聖さの象徴の色としてもよく使われます。また、清潔感のある色と言えば白が思い浮かび、病院やさまざまな施設では、デザインに白を取り入れることが多いです。

また、緊張すると「頭が真っ白になる」という表現の仕方があるように、張り詰めたシーンでも連想しやすい色になります。

・黄=幸せ、活発、軽率、注意

黄色は一般的にポジティブな印象を与える色です。「幸せの黄色いハンカチ」という言葉からもわかるように、幸福のシンボルとも言える色。また、活発なイメージがある一方で、軽率や注意といった意味合いを表すときにも使うことがあります。

・橙(オレンジ)=明るい、活気、温もり、元気

橙色(オレンジ)は、明るさや活気などプラスのイメージを連想させてくれる色。光輝く太陽の色と言えば、橙(オレンジ)が思い浮かび、マイナスのイメージが浮かびにくい色です。

・赤=情熱、興奮、怒り、戦い

赤色は、心の内の情熱を示す色としてよく用いられていて、たとえば、強い愛情を示す贈り物として「真っ赤な薔薇」がよく選ばれますよね。その他にも、興奮といった感情の高まりをはじめ、ネガティブなイメージでは、怒りや戦いなどのシーンにおいて表現することもある色です。

・桃(ピンク)=女性らしさ、優しい、愛、色情

桃(ピンク)色は、優しく可愛いといったイメージがあり、女性らしさを示す色として定着しています。女の子から大人の女性まで、桃(ピンク)に愛着を持つ人は多いですよね。また、穏やかな愛や甘えなどを連想させる一方で、色情のイメージもあります。

・茶=安心感、自然、堅苦しい、地味

茶色にはこげ茶や薄い茶色など、人によってイメージする色味が違うかもしれませんが、「土」の色として馴染み深い色です。一般的には安心や安定といった言葉が連想しやすい反面、地味や堅苦しさといった意味合いで表現されることもあります。

・青=自由、爽やか、冷たい、憂鬱

青色と言えば「青い空」とよく表現される、空の色です。実際には水色のほうが視覚的イメージとしては近いですが、昔から空は青色として人々の心に定着していて、自由を象徴するカラーとして認識されています。

また、爽やかさを連想させると同時に、冷たさや憂鬱などのイメージも合わせ持つ色です。「気持ちがブルーになる」という表現は、若者の間でもよく使われていますよね。

・紫=気高い、神秘、古風、不安

紫色は気高さや古風などのイメージがあり、古い時代から貴族の間でも人気が高かった色です。スピリチュアルなシーンに活用されることも多く、神秘性の強い色として知られています。また、不安や焦りといった、マイナスの感情を連想させることもある色です。

・緑=自然、リラクゼーション、安定、健康的

緑色から連想するのは、森や植物などの自然ですよね。「緑のある生活」という言葉に違和感がないように、生活の中に緑を取り入れることはリラクゼーションにつながると認識されています。その他は、安定や健康など、緑色は一般的にプラスのイメージを持つ色です。

文化が変われば色のイメージも変わる

当たり前のように生活に溶け込んでいる数々の色ですが、実は国や文化が違うと、色に対するイメージも大きく変わることがあるのを知っていますか?ここでは、日本とは特に意味合いが異なる、3つの色をピックアップ。他の国が抱いている黄・白・緑のイメージについて紹介します。

・黄= 裏切り(欧米)、臆病(アメリカ)、高貴、色情(中国)

日本では幸せのカラーと言っても過言ではない黄色は、欧米では裏切りというマイナスイメージを持たれることもあります。また、アメリカでは「yellow belly・黄色いお腹」というスラングがあり、臆病者のたとえに使われることもある色です。

中国に関しては、黄色はもっとも高貴な色として、かつては皇帝のみが使用できる特別な色でした。その反面、現在では色情の表現として使われることも多いため、注意が必要な色になります。

・白= 不吉、陰険(中国)

白色は、中国ではお葬式に使われるメインカラーであり、縁起のよくない色というのが一般認識です。また、白には陰険や陰湿といったネガティブな意味合いがあり、中国での白に対する印象は日本と全く異なります。

・緑= 嫉妬(欧米)、不貞(中国)

プラスのイメージしか思い浮かばない緑も、世界では捉え方が少し違います。シェークスピアにまつわる表現の中に「green-eyed jealousy・緑色の目は嫉妬心が強い」というものがあり、欧米では緑が嫉妬のイメージとして認識されている色です。

また、中国では緑が不貞の象徴カラーとして定着しているため、中国の方へのプレゼントを選ぶ際には、緑色は避けたほうがいいかもしれませんね。

国によって、受け継がれてきた伝統や社会的背景から独自の色のイメージがあり、興味深いと思いませんか?逆に海外の人から見ると、日本人が持つ色のイメージに驚くこともあるでしょう。

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色が心理的にもたらす効果は?心を癒す色を知ろう

色の持つ一般的なイメージについてお話してきましたが、私たちは無意識のうちに色を識別し、イメージ化して頭の中に取り込んでいます。それでは、私たちの心は、色をどのように解釈するのでしょうか?

ここでは、色がもたらす心理的効果について、お話していきますね。下記に、馴染みの深いメインカラーから得られる、ポジティブな心理的効果についてまとめてみました。色のイメージとも関連性が深いことが特徴です。

・黒 強さ
・灰 落ち着き
・白 純粋な気持ち
・黄 希望
・赤 エネルギー
・橙 温かい気持ち
・桃 幸福感
・茶 安心感
・青 冷静
・紫 優雅さ
・緑 ヒーリング

各色の持つ心理的効果を参考にして、自分が心地よいと感じる癒しの色を考えてみましょう。ただ、黒や灰、青などのネガティブ要素を持つ色については、イメージからもわかるように孤独や不安、憂鬱といった心理を強めることもあるため、注意が必要です。

カラーセラピーって何?色で自分を癒す方法

カラーセラピーとは、色が持つ心理的効果を活かして、自分を癒す目的で行う心理療法です。実は色の正体は、光の一種だということを知っていますか?

もっと細かく言うと、色を構成する光は電磁波に分類されます。色が光や電磁波と言われても、ピンとこないかもしれません。でも、虹や太陽の色について考えると、なんとなくイメージしやすいはず。

私たちは色の波長を目から取り込んでいて、その後、色の波長は脳や神経へと伝達されます。カラーセラピーは、科学的なプロセスを経て、色が心へもたらす影響に着眼して考えられた癒しのアプローチ法なのです。

カラーセラピーでは、色を利用して気持ちの切り替えが期待できるほか、直観で色を選ぶことにより、自分の心理などを知る手がかりにもなります。色の知識さえ身に付ければ、自宅でも手軽にカラーセラピーを始められるため、初めての方も挑戦しやすいおすすめのリラクゼーションです。

生活への取り入れ方は?色と上手く付き合う方法

実は、普段からみなさんが何気なく選んでいる色が、カラーセラピーに自然とリンクしていこともあります。

たとえば、「緑があると気持ちが和むため、部屋に観葉植物を置いてみた」「顔が地味に見えないように、明るい色の服を買った」など、心地よさを追求した色選びは、無意識に行っていること。ここでは、より効果的に、色を生活に上手く取り入れるアイデアを紹介します。

・インテリア

気分を変えるときに部屋の模様替えをする人は多いですが、色の持つ効果に合わせてインテリアをチョイスしてみましょう。壁紙やソファー、ベッドカバーやカーペット、カーテンの色などを変えると、視覚的に取り込む色の量が多いため、心理的な効果も期待できます。

また、観葉植物や花、絵を飾るのもおすすめです。テーブルクロスなどを利用して、その日の気分によって色を変えるのもいいでしょう。

・ファッション

普段身に付けている服や小物、靴などに、心理的効果をねらった色を取り入れてみませんか?気持ちを落ち着けるグレーやエネルギッシュな赤など、ファッションによる色の心理的効果は、直接身に付ける分、気持ちにも反映されやすいのが特徴です。

・メイク

毎日のアイシャドウやチークの色などを工夫して、色を手軽に生活に取り入れることができます。心理効果を意識したうえで、気分や目的によってメイクの色を変えてみるのもおすすめ。美しさを表現するメイクによるカラー効果は、女性の心理にダイレクトに響きやすいと言えるでしょう。

・食事

食事はまず食べる前に目で楽しむということを忘れずに、色を意識したメニューを作ってみるのも一つの手です。スープや色付きのパスタなど、色がもたらす効果を意識して毎日の食事メニューを考えてみましょう。

まとめ

私たちは当たり前のように色のある世界に生きていますが、目の前には実に多くの色があふれています。そして、明るい色に元気づけられたり、ときには暗い色に気持ちを引っ張られたりすることも…。

今回ご紹介した色が持つイメージや意味、心理的効果を参考にして、色と上手に付き合ってみませんか?

ストレスを感じていたら緑を取り入れ、気持ちが沈みがちのときには橙(オレンジ)色を生活にプラスしてみてください。自分のお気に入りの癒しカラーを見つけて、暮らしの中で色を意識したリラクゼーションを始めましょう!

[ライター:古屋 恵子]

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