2007/11/21
いつものことながら、突然「切る!」と思いたって美容院へ行ってきました。
肩に全くかからない髪の長さは久しぶり。
すっきりがうれしくて、首をふりふり?してしまいます・・(^^)♪
長年のお付き合いの美容師さんと、この日はちょっとマジメに盛り上がってしまいました。
というのも、美容院に来店されるお客様には、いろんなタイプの方がいらっしゃって、雑誌を切り抜いて持ってこられて「これと全く同じにしてください」と要望される方、「とにかく扱いが楽な髪型にしてください」という方、「後ろは3センチ切って、サイドはレイヤーを入れて・・」等、技術的なことまで細々と指定されて要望をされる方、などなどいろいろなパターンがある・・というところが話の発端でした。
「じゃあ、どんなお客さんがいいの?」
と、おおざっぱにたずねてみると、しばらく考えられて、
「仕事としては、お客さんから希望されることに出来る限り対応はしていくよ。ただ、たまに髪を切りながら『おもしろい』と思えた時はラッキーかな。」
とのこと。
そういえば、今までに髪を切られながら「うん・・おもしろいかも・・」というつぶやきを何度か聞いた事があるような気がします。
この日も「こんな風にしたいと思ってるんだけど、今の私の髪でできるかなぁ?」というところから、話はスタート。私が伝えるのは、イメージのみ。それもわけのわからない日本語で・・
「首を振った時にすそが揺れる感じで、ぼさぼさな感じ・・」
一見の美容師さんにこんな事言ったら頭の中「?」マークだらけですよね(^^;)
・・が、これまた相性というのか、この美容師さん、私のそのあまりにもファジーな要望にイメージがビビッっと膨らむらしい。
いくつかの雑誌に載っている似通ったスタイルを見せてくれて、
「すそは、クセを生かしてちょっと見せて、サイドは今の髪の長さを生かしてこの写真よりもう少し長めで・・」と、説明してくれる。
そして、「今回もオリジナルね!」の声に
「うんうん、そんな感じでお願いします・・」のお返事。
この時点で、ほぼ決まり。
出来上がりイメージが同じになったという信頼感をもってお任せです。
あとは、、美容師さんが、表ワザもプロの裏ワザも使って、そのイメージに仕上がるようにカットを進めてくれるだけ。
・・で、このときの美容師さんのぼそぼそ口ぐせ。
「うん・・・いい感じになるかも・・うん・・いいかも・・」
そして、、『おもしろい』というつぶやきに・・
もしかして・・・
その『おもしろい』っていうのは、モノを創りあげていく時の『ワクワク感』っていうヤツ?
「そうそう。お客さんに満足してもらう・・ということも、もちろんあるんだけれど、最初の時点で自分の創りあげたいものとお客さんの希望しているイメージが同じになっている時は、自分が創りたいものを創らせてもらえるってことだからね。だから楽しい。」
だそうです。
この気持ち、すごく共感できるのです。
だって、私も毎日楽しくパソコンに向かえるのは、この『ワクワク感』があるから・・
そして、この感覚が、仕事だけでなく遊びも何をするにも、私のエネルギーの源になってる・・(^^)
長年お付き合いが続いているのは、クリエイティブでいたいという思いを二人とも持っているからだったのかもしれないね・・というところで、話が落ち着きました。
帰りに美容師さんに言われました。
「ぼさぼさは、あくまでぼさぼさ。これからは、ぼさぼさではなくて、ラフって言ってください。」
はい、ラフの裏には技術があるって事をおっしゃっているのですね。
失礼いたしました。
クリエイティブな美容師さん、いつも、頼りにしています・・デス(^^)