2010/09/01
つい先日、コミック「PLUTO(プルートウ)」を借りて一気に読みました。
浦沢直樹さん作、手塚治虫さん原作ということもあってか、「母も読んどいたほうがいいで♪」と子ども達に勧められて‥。
内容は、ロボットと人間の共存や地球の平和をテーマにしたSFコミック。 |
手塚治虫さんの息子である手塚眞さんが作品のリメイクを了承した席で、浦沢直樹さんに、単なるオマージュ作品ではなく「浦沢作品」としてこの作品を描くことを要望されたそうで、
あの「アトム」も「ウランちゃん」も登場しますが、あくまでも浦沢直樹さんのキャラクターとして描かれています。
全8巻。
一気に読んだあとは、「ふー」っとため息が出て、しばらくぼーっとしてしまいました。
娯楽という意味の「おもしろい」という言葉にはちょっとあてはまらない、
それでいて、心の中に入り込んでくる「ワクワク感とおもしろさ」という点では、「さすが‥」の一言でした。
私は、小説でもコミックでも、「あとがき」を楽しみの一つにしています。
著者さんご自身が書かれている場合もあるし、編集者さんだったり第3者的な立場の方がコメントされていたり。
そこで、新たな気づきをもらったり、別角度からの切り込みに「それもありなんだ‥」と感動が深くなって、一冊で2度美味しいってことよくあります(^.^)
このコミックの各巻にも「あとがき」、ありました。
ただ今回は、それらを読んでいるうちに、この作品のさらなる深さを知ることとなって、MY感想を気軽に口にすることができなくなったというのもあったりします(^^;
ちなみに、私のお気に入りは、ノース2号さんの章。
全体のストーリーからすると短めなのですが、気難しい音楽家さんとのやりとりがせつなくて温かくて、ホロリときてしまいました。
マントを外した時の様相はロボット、でも自然に「さん」をつけてしまいます‥。
子どもいわくの「読んでおいた方がいい」PLUTO。
ちょっと偉そうでなんですが私も同感です(笑)
さあ、今日から9月。
新たな気分で、元気にまいりましょう~♪