2009/07/07
久しぶりに「サリーちゃんママ♪」と声をかけられました。
振り返ると、 わんぱくSarry時代に、公園で何度かお話をしたことのある、ミニチュアダックスフンドのお母さん。
5年ぶりくらいでしょうか‥
よっぽどSarryのやんちゃぶりが印象深かったようで、しっかり名前まで‥(^^;)
Sarryが幼い頃は、
パワフルなエネルギーを発散させてあげるために、
中型の大きさに成長するにつれて力も強くなるので、連れて行った先々で人に迷惑をかけないようきちんとしつけるために、 毎夕1時間ほどを近所の公園で散歩と訓練に費やしていました。
ラブラドールは、一歳頃までは、お仕事中の盲導犬の落ち着いたたたずまいからは想像できないやんちゃぶり。
あの頃を思い出すと‥
玄関に並ぶ靴は、ぜ~んぶ『Sarryの歯形付き』。 |
訓練といえば、お散歩仲間の方々からいろいろなアドバイスもいただいて、 手製の超ロングリードとボールを使って、来る日も来る日も「待て」の練習。
幸いSarryのお気楽な性格もあって、訓練合宿に行くことなく、そこそこのマナーは身につけることができ、以後キャンプやら川遊びやら一緒に楽しい時を過ごして、今に至ります。
‥で、今朝声をかけてくれた方の横には、
あの頃のミニチュアダックスフンドではなく、
Sarryよりふたまわりも大柄ながら、顔つきは、まだまだ子どものラブラドール。
お話をうかがうと、 当時のミニチャダックスフンドはすでに亡くなって、今は盲導犬の繁殖ウォーカーをされているとのこと。
盲導犬候補生の犬を1歳まで預かるボランティアのパピーウォーカーは知っていたけれど、
盲導犬の繁殖犬として預かる繁殖ウォーカー(繁殖ボランティア)というのは、初めて知りました。
預かるにあたって特に決まりごとはないらしく、室内で一緒にいることと、お散歩をきちんとして、のびやかに育ててあげることくらいだそうで、
盲導犬になれるかどうかは全て血統で決まるため、盲導犬候補生から盲導犬にならなかった子達が繁殖犬として、血統を守っていくのだそうです。
しばらくお話をしてお別れしたあと、Sarryと散歩しながら、あれやこれ‥
数年前、京都盲導犬協会に見学に行った際に
「盲導犬の隣には、必ず視覚障害者がいるということを知っておいていただきたい。」
と、講演をされた視覚障害者の方がおっしゃった一言が、心に響いたことを思い出しました。
盲導犬については、いろいろな見方や考え方、そして意見があるようです‥
私は、Sarryと一緒に暮らすことができて、とても幸せ。
Sarryには、長時間の狭いゲージでのお留守番や、短い時間しかお散歩にいけない日が多いこと、ガマンをしてもらっていることはいっぱいあるけれど、きっと同じように幸せでいてくれていると信じています。
なぜなら‥
「人が大好き♪」のラブラドールの気持ちを、そばに居る人が大切にうけとめることができていれば、
盲導犬として厳しいお仕事をしているラブも、Sarryのような普通のラブも、
きっとみ~んなシアワセな日々なのだと、私は思うから‥(^^)
Sarry、今日もいっぱいボール遊びしようねっ♪