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教職員と保護者が知っておきたい災害を体験した子ども達の心のケア 

2011/04/07

長年お付き合いをさせていただいている臨床心理士さんからメールが届きました。

阪神淡路大震災の直後にも、子ども達の心のケアに力を尽くされ、現在は、武蔵野大学人間関係学部教授をされている藤森和美さんです。

メールには、次のように書かれてありました。

「このたびの震災にあたり 子どもの心のケアのリーフレットを作成しました。皆様の身近に避難されている子ども達がいるかもしれません。 また、現地に活動に入られる方の参考にして頂ければ 幸いです。
既に紙冊子は、岩手、宮城、福島、栃木には 何らかの形で送っております。 転送は構いませんでの、お使いください。 」
ここで紹介させていただくにあたっては、
「PDFはご自由にお使いください。今もラジオで宣伝してきました。現地は印刷もできないようでせっせと送っているのですが、なにせ被害が甚大すぎて。。。できることから少しずつです。」とのことでした。

藤森教授は、印刷したリーフをあちこちに配っていらっしゃるとのことなので、
微力ながら、ここでは、Web上で読んでいただけるようにいたしました。
PDFファイルもリンクしています。ご自由に印刷して使っていただいていいそうです。
また、「Twitterでのtweetもお願いします」とのことでしたので、小さな小さな範囲ですが呼びかけさせていただきました。
子ども達を守り育てる大人達に、一人でも多くの方々に読んでいただけたら幸いです。

‥で、ここから私の思うこと‥。
真意が伝わらないことを思うと少しこわいですが‥思いきって。
今回の地震・津波のことに限らず、何事も、「当事者以外の者には当事者の方の気持ちや思いはわからない」ということを認識しておくことは、とても大切だと私は思っています。

わからないから、わかりたくて、どうしたらいいのかどうしてほしいのか考えて、時にはたずねる。
わからないから、専門家の方の意見を参考にする。
わからないから、わからないのが時にはくやしくて悲しくて、懸命にわかろうと寄り添う気持ちが強くなる‥。

なので、例えば今回の災害を体験した子どもの心のケアというデリケートな部分。
今のうちに学んでおいて、今後もし、そういう体験をした子ども達とふれあう機会があったときには、専門家から得た知識に基づいた行動が取れるように、学び準備を整えておくというようなことが、西日本にいる私たちの役割ではないかなと。

先日、気仙沼の方から、「『その時』着の身着のままでした。母がもちはだの極厚地を着ていたのでとても助かりました。」というようなお言葉をいただきました。
このお話をうかがった時、「厳しい寒さの中、その時にもちはだを着ていていただいてて、本当によかった」と胸が熱くなりました。
大げさかもしれないけれど、「もちはだの使命」のようなものをふつふつと感じています。
企業としての役割、個人としての役割、さまざまでしょうが、これからもしっかりと意思を持って、
できることを長くやっていきたいと思っています。

◆教職員と保護者が知っておきたい災害を体験した子ども達の心のケア
武蔵野大学人間関係学部 藤森和美 教授
◆印刷用PDFは、こちら
◆Web閲覧用は、こちら                                 ※Web閲覧用につきましては、藤森教授のご了承のもと、編集公開させていただいております。

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