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「なにさぼっとんや、走れー!!」 

2007/06/20

バスケットボールというスポーツを知ったのは、中学校のクラブ活動選びでした。

中学入学と同時に加古川に引っ越してきた私は、当然知り合いなど一人もいるはずもなく、周りの人たちが、友達同士で「同じクラブに♪」という相談をしている中、これからの放課後の時間を何に費やそうか・・何になら夢中になれるのか・・・何がカッコイイのか・・・そんなコトを考えていたように思います。

中でも「何がカッコイイのか・・」これは、その当時かなり重要なポイントでした。
というのは、 以前住んでいたのは、都市部近郊。
「田んぼ」というのは、父の田舎でしか目にしたことはなく、まさか自分が住む家の数十メートル先にたくさん点在するなんてこと、考えられなかったのです。
小学生の頃は、いつも「車に気をつけなさい」「必ず歩道橋を渡りなさい」といわれ続ける環境にいたのに、いきなり通行人すらいない、気をつけても自転車・・という田んぼ道を歩いて通学することになったわけですから、ちょっとした焦りのような感情があったかもしれません。

それでも、個室を与えてもらえた喜びの方が、年頃の私には大きかったですし、加古川のゆったりした空気の中では、苦手な競争をしなくても済むような気がして、むしろこの地で中学生になれることでホッとしていたように思います。     

身体を動かすことが好きだったので、まず運動部。
そして、友人がいない状況だったので、個人競技ではなく仲間と支え合えるスポーツ。
走ることが好きだったので、できるだけ「待つ」という時間帯が少なく、動き回っていられる種目。

消去法で残ったのがバスケットボールだったような気がします。
その頃のどことなく不安な気持ちは、倒れそうになりながらも(何度も倒れてしまいましたが(^^;)走り続ける練習の中で薄らいでいった・・ということもあったかもしれません。

開校2年目の公立中学校で、運動場は砂利だらけのうえ、体育館は未完成。
バスケットボールの顧問は、学生時代サッカー選手だった負けず嫌いの新任体育教師。

とにもかくにも、入部届けを提出した中1の5月から引退する中3の1学期まで、カッコイイなんてコトはどっかに放り出したまま、学校生活の大半を体育館で過ごすことになりました。

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