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いろいろ読んでいきたいな☆

2002/05/21

ここのところ雨が多くて家に居着いてしまったのか、【本を読みたい病】にかかっておりました。この病気(?)の時は、ジャンルは何であれとにかく長編の小説をひたすら読む(^^;ゞ
新しく買った文庫本数冊を読み終えてもまだ読み足りなかったので、独身時代の文庫本の山から再読することにしました。手にした本は井上靖さんの自伝的著書で、小学時代のことを書いた『しろばんば』、中学時代の『夏草冬濤』、旧制高校入学の為の浪人時代を描いた『北の海』の3部作。時代は違ってもたくましく成長していく主人公洪作がなんともいい感じ。フクザツな事情で親元を離れて生活している彼。どんなに環境が変わろうとも、自分の気持ちに正直にそして周りに流されることなく人生を選択していくのです。いろんな友達や先生との出会い。そこには彼が持って生まれた運の良さにも助けられ、人として確実に成長していくのです。浪人も経験するのですが、どう考えてもその挫折と悶々とした期間が洪作をひと回りもふた回りも大きくしているのです。彼は現状を誰のせいにもしない。うまくいく事もいかない事もありのまま受け入れながら自分のペースで歩んでいく。
息子達が親元離れて生活している今の状況で、この本を読み返すことが出来たのは、幸せでした。遠くの学校や寮でどんな風に過ごしているんだろう・・とふと考えてしまう中、彼らが洪作のように自分の五感を信じて、人生山あり谷ありを気楽に乗り越えていってくれたら・・。洪作が井上靖さんだとすれば、その姿に息子たちをダブらせることは、メチャクチャあつかましい気もしますが・・“r(^^;)
1冊の本でも読む時期や環境によって感じ方がこんなに違うものなんですね。昔読んだ時は「おもしろい小説」だったのに、今回は「子供の心を知る参考書」になったような。ちなみに、現在読み返しているのは、灰谷健次郎さん著書『兎の眼』です。やっぱり読書は心の栄養ですよね(^^)v

☆今日のお気に入り☆  いろいろ読んでいきたいな☆
http://www2.plala.or.jp/baribarikaniza/inoue/

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