先日我が家に珍客がありました。サリーU^ｪ^U がリビングの窓越しにジーッと見つめているので視線を追ってみると、デッキの上に茶色のボールのような物体を発見。なんと小鳥が目を閉じ首をすくめてうずくまっていたのです。なんだか疲れ果てて警戒心を持ちつづける気力もなくなっているかのよう。そろりと寄って行っても羽ばたきする気配はなし。素手で包み込むと初めてばたついたのですが、それでも私の肩の高さまで飛ぶのがやっとのようでした。
とりあえず数年前に使っていたハムスターのカゴに入れると、驚きと恐怖心からか先程とはうって変わって狭いカゴの中を行ったり来たり。よく見ると左足が折れてしまってかすかな出血もあります。これは大変！！早速娘と行きつけの動物病院へ連れて行きました。お医者様によるとこの鳥は『めじろ』、ケガをしてかなりたつので骨がつくのは非常に難しいとのこと。そう話しながらテープのようなギブスを巻いて抗生物質を飲ませてくれました。さらに！！「野鳥なのでお支払いは結構ですよ。」とおっしゃってお薬まで出してくださいました。「家族の想いですから・・」といくら言っても変わらず、そのご好意に甘えることになりました。生き物そのものの命を大切に思われる気持ちはとてもうれしいですよね(*^.^*)
縁あって我が家に来たのだからとしばらく様子を見ることになりました。「ピー！」と鳴くので名前はピーちゃん。ペットショップでめじろ専用のエサを見つけてカゴに入れると食べる食べる！日に日に鳴き声も大きくなってみるみる元気になっていきました。
そうなると次の決断をしなくてはなりません。このまま狭いカゴの中に入れて外敵から保護するか、厳しい野生の世界ながらも自由に大空を飛ぶ野鳥としての一生をまっとうさせてやるか。めじろにとって片足が不自由なのは命にかかわる大きなハンディーです。・・私達は悩んだ末に広い世界に帰すことに決めました。
カゴを開けると5階建てのビルの屋上めがけて猛烈な勢いで飛んで行きました。姿が見えなくなるまでほんの数秒。これで良かったのかはわからないけれど、鳥が鳥らしく生きていくには・・から始まって結構深くいろんなことを考えてしまいました。もしかしたらピーちゃんは何かを伝える為に我が家に来てくれたのかもしれない・・。ピーちゃんありがとねっ♪

☆今日のお気に入り☆　　きれいな写真もいっぱい♪
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