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五右衛門風呂

2007/06/17

今朝は、久々にの~んびり朝風呂に入りました。
夜は、照明を落とした薄暗い浴室で、大量の汗を流すようマッサージしながら気合を入れて半身浴するのですが、朝風呂は、ブラインドの隙間を最大にしてめいっぱい光をとりこみ、ただボーッと湯船に浮かびます(^^;
ゆったりとぬくもっていると、まだ眠っている細胞が、ひとつずつ目覚めていく感じ・・・。
なんとも贅沢なひと時です。
夜のお風呂が心身にたまった疲れや老廃物を取り除いてくれるものなら、朝のお風呂は、これからの活動に備えて、エネルギーを充填してくれるものなのかもしれませんね。

湯船につかりながら、ふと思い出したのは、幼い頃に父の田舎で入っていた五右衛門風呂のこと。

詳しくは覚えていないのですが、お風呂の中に木が浮かんでいて、必ずそれを踏みながら入るように注意されたことは、記憶に残っています。
今なら理屈はわかります。五右衛門風呂というのは、釜の足元部分には直に火が当たるわけですから、相当の高熱になり、直接足を置いたりすると、大ヤケド!!ということだったのでしょうね。
ただ、浮いている木を踏むわけですから、端の方に足を乗せてもうまく沈んでくれませんし、真ん中に足を置いたとしても、水平に沈めていかなければ、すぐに足から外れてしまいます。
いつも先にイトコのお姉さんが慣れた足取り?でさっと入ってくれて、「さあ、お入り」と言ってもらってから、ドボンと入らせてもらっていたように思います。
「周りが熱いから気をつけてね」とも言われたように思うのですが、「熱いっ!!」と飛び上がったイヤな記憶が全く残っていないことからすると、側面はそんな危険な熱さではなかったのかもしれませんね。

「ぬるかったら言いなさいよ~!」と、外から叔母が声をかけてくれて、「ちょっとぬるいぃ~」と叫ぶと、台所の土間の横にある薪をくべるところから火をたいてくれるのです。
そうすると、下から熱くなってくるので、お湯をくるくるかき混ぜながら、「ちょうどになったぁ~!」と言うのです。
こんなやりとりや丸みのある「こっぽり」としたお釜の感じが好きで、少しドキドキしながらも、たま~に訪れる田舎のお風呂を楽しみにしていたように思います。

そして、親戚が集まっても、子ども達が大勢集まっても、一番風呂は必ず祖父で、続いて大人の男性陣。 台所に火の気がなくなってから最後に入るのは、いつも叔母だったことは、子ども心にもなんとなく印象に残っていました。
叔母は、ぬるくなったお風呂を温めてもらうことはできたのでしょうか・・。それも、毎日のこと・・。

今になって、ふと突然思い出した昔の1コマ。
この頃の叔母は、今の私よりも年齢が若かったのかもしれない(・・;)

適温の湯船にのんびり入ることができる・・・
朝から日の光を浴びつつお風呂に入ることができる・・・

うん・・
これから、「ストレス」という言葉を簡単に使うのは、よそう~っと!

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