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大人は、やっかい 

2007/08/21

コミック本「DEATH NOTE」全13巻、メチャクチャ面白かったです。

「13巻?」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、ストーリーとしては、12巻で完結。
13巻というのは、いわゆる解説本で、原作者と漫画家のインタビューやら登場人物の紹介などが書かれています。

週刊少年ジャンプで連載され、すでに評判になっていた頃、
「そんなに面白いんやったら読んでみよっかなぁ~」と、子ども達に言うと
「これは、マンガとは言えん字数の多さやから、お母さんには無理!」と、即答の3人。

そんなにはっきり言わんでも・・・と思いながらも、反論できず・・・(-_-;)

その後、映画の前後編を観てから、遠慮がちにブツブツ言い続けていると、
「全巻まとめてなら、大丈夫やろう。わからんところが出てきたら、その都度遡って読むように。寝ながらなんて、とんでもないで。」
と、コミック本を購入してきた上の息子が、クギをさしながら手渡してくれました。

「うん、わかった\(^o^)/ ちゃんと読むから♪」

ベッドに入ってからの読書タイム。
しっかりと彼の言いつけを守って、少しでも眠くなったら本を閉じ、ちょっとでも疑問に思うことがあったら、前の巻にまで遡り、間が空いてしまった時は、復習をしてからと、一文も飛ばすことなく(・・のつもり・・)読み進みました。

数ヶ月かけての読破。
この妙に誇らしげな気持ちは、なんなのでしょうねぇ・・・(^^ゞ
・・・で、13巻に書かれていた原作者のコメントが、心に留まりました。

この本の内容を、ごくごく簡潔に説明すると、「名前を書かれた者は死んでしまうというDEATH NOTEを偶然拾って使ってしまった青年と、それを封印しようとする人達との心理戦」・・・といったもの。

原作者は、フクザツかつデリケートな一面を持つ内容であったにもかかわらず、 少年誌で掲載することができて、とても良かったとおっしゃっています。

理由は、

少年誌で掲載されることによって、物語を創っていくうえで、「善だ悪だ」という思想的な部分に自然と歯止めがきいて、マンガとして、純粋にエンターテイメントに向かえたから。
もし青年誌で掲載していたとしたら、善悪論が話題として盛り上がってしまって、そちらに人気が出てしまい、自分の望んでいなかった方向に物語が傾いてしまった可能性があるから。

・・・だそうです。

ふ~ん・・・・
もし、「少年ジャンプ」という場所じゃなくて、「ヤングジャンプ」に掲載されていたら、違うストーリー展開で、登場人物までも違っていた可能性もあるということ。

なるほど・・・
物事は、存在する場所によって、その方向性が左右され、気づかないうちに思いと異なる方向に進んでしまっていたり、進まざるをえなくなってしまう状況になる場合があるということ・・。
そして、先行きまでも制約される場合もある。

しかも「人」となると、そこに存在することでの責任もついてくる。
軌道修正もなかなか難しい。
いったんある場所に存在してしまうと ・・・・・・

な~んて。
大人はこういう深読みをしがちだから、掲載が少年誌でよかった・・って、
原作者はおっしゃってるのでしょうね・・・(^^ゞ

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