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最近の出来事に思うこと 

2006/11/18

  片田舎の加古川から「花の都 大東京」へ行ってきました~!
今回の上京は、友人の息子さんが、JAZZダンス公演で踊る姿を観るのが一番の目的。(超繁忙期のこの時期に、快く送り出してくれるスタッフ達は、なんと心優しいのでしょう・・・感涙・・・)
この舞台は、 ダンススタジオの中のオーディションに合格した人だけが立てるという、厳しい世界らしい。 ダンスの専門的な知識など全くない私ですが、最初から終わりまでその見事なパフォーマンスにひきこまれてしまいました。

将来の大きな夢に向かって進むための最初の目標でもあったこの舞台に、 高校生でありながら、大人に混じって堂々と、しかもはじけるような喜びと楽しさを全身で表現して踊る彼の姿を観ていると、胸がいっぱいになりました。
隣席では友人が、そして後列ではご主人がいろんな想いで我が子の姿を観られていたことでしょうね。
親だから厳しい目で細部を見てしまうこともあるでしょうし、不安もあるでしょう。そして、親だからこそ理屈ぬきで、ただただ「よくがんばってきたね」の想いもあるでしょう。
きっと親の喜びというのは、我が子がステップアップしているコトにあるのではなく、ステップアップできたことを喜び楽しみ、そしてまた次のステップを踏むために努力を始める子ども自身の笑顔や言葉、その姿にあるのだと思うのです。

子どもには、子どもの人生や考えがあって、時には親のソレとは違うこともありますよね。
そんな時でも・・・そんな時なら尚更、子ども自身が自分の人生を楽しめることが親のシアワセであるということを忘れずにいたい・・と思うのです。

子どもの心からの笑顔を見るために、私たち親は、何ができるのかを考える。
それは、
子どもが転ばないように、つきっきりで見守ることかしら・・。
転びそうになったら、すぐに手を差し出し、支えることかしら・・。
転んだ時には、次に転ばないようにする方法を簡単に教えてあげることかしら・・。

子どもが困っている時、悩んでいる時、人生の引き出しをたくさん持っている親がその解決策を提示してあげれば、目の前の問題を「簡単に」解決できるかもしれない。

でも、簡単じゃいけないんですよね。簡単じゃ・・・

親として何ができるかを考える。
考えた末、何もせずにただ見守る・・・ということを選ばなくてはならない場合もきっとあるはず。

最近続いている悲しいニュースについて、 私が感じていること。
大人も子どもも、次々登場する「形あるモノ」を追っかけても追っかけても満たされなくて、不安なんじゃないかな・・。
大人になって親になっても、「子ども」の頃から持ち続けてきた思いや葛藤が、意識・無意識のどちらにおいても、いろんなところに顔を出してくる・・。
それを埋めるために目の前のモノを追いかけ続けても、結局は充足感は得られない・・。
なんでも手に入るこの時代にあって、根っこにあるはずの目に見えない「大切なモノ」・・。
「大の大人が今更・・」と気にも留めてないふりをしてる。本当はしっかりと実感していたいのに・・。
子どもの問題といわれているけれど、むしろいろんな子ども時代を過ごして現在にいたっている大人の様々な感情が、影響を受けやすい子どもを通して世の中に出て来てしまっているのかもしれない。

そう、肝心なのは、本来子どもに道を示しているはずの大人・・・。
まずは大人が自分の心の声を聞いて、「大切なモノ」を自分の真ん中に据えて、笑顔にならなくちゃ。
そしたら、いろんな立場の子どもがそのゆとりを信頼して、「しんどい」「つらい」と打ち明けてくれるかもしれない。

何があってもあなたの味方だよ。
何も言わずに抱きしめる。そっと・・、時には、ぎゅっと子どもの心を抱きしめる。
一人じゃないよ。もう大丈夫だよ。

その後に、子どもの心の真ん中にも「大切なモノ」を据えてあげる・・。

「大人」として、子どもに何ができるか・・。
親だから、先生だから・・という立場から子どもに何かをする前に、
一人の「大人」として、子どもをまるごと受け止められる強さを持つために、大人自身が自分を見つめなおし、お互いを思いやる心の安定を得る事ができたら・・・そこから、動き出す何かがあるような気がしています・・。

 

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