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魔法のひとさじ

2009/05/17

携帯電話で打合せをしている時に着信音が入りました。

履歴を確認すると、京都の息子から。
「便りのないのは、元気な証拠」と、普段の連絡事項は一言二言の用件のみのメールがほとんどなので、電話となると緊急事態でも発生したのかと、母としては、ちょっとした不安が頭をよぎります。

ほんの少し緊張しながら電話を入れると‥

「薄切りの牛肉使える料理、なんかない?」

シェアハウスメンバー4人で自炊をしている彼は、その日食事当番で、
冷蔵庫には、消費期限が切れる薄切り牛肉が残っており、使ってしまわないといけないのだけれどお料理が思いつかずに、母デンになった‥ということのようでした。

母としては、ホッとするやらで笑ってしまったのですが、
彼とすれば、出来上がりつつある1品を横目に、この牛肉をどうするかは、男子4人の胃袋を任される身としてはかなり切実な問題だったようです(笑)

簡単にできそうなモノをいくつか提案した中で、彼が「ソレにする!」と言ったお料理の作り方を説明して、電話を終えました。

兵庫では‥というか、関西のご家庭では‥イヤもしかして全国的?
かなり高い確率で冷蔵庫に入っている調味料があります。
いわゆる「練り系の中華だし」とでもいうのでしょうか‥

チャーハンや餃子・シュウマイ・麻婆豆腐・八宝菜など中華料理の隠し味にはもちろん、沸かしたお湯に溶かしてワカメや溶き卵を入れたら、美味しいスープの出来上がり。
片栗粉でとろみをつけたら、あんかけも簡単に。
野菜炒めもごま油とコレがあれば、ソースやしょうゆなど濃い味の調味料はなくてもお野菜の甘みをいかしたコクのあるお味に仕上がります。
中華だけでなく、洋風スープでもほんのちょっと加えると、これがまた美味しくなるのです。
まさに、魔法のひとさじですね(^^)

「味付けに困った時は、ウエイパーを入れたらなんとなかなるから。」
と、引越しの時にかなりアバウトなアドバイスとともに持たせたところ、結構役に立っているようです。

「冷蔵庫にあるものを使いきる」
どちらかというと、何事も材料を整えてから動き出すタイプだった彼が、
今の環境では、
「あるものを使ってできることを考える」という日常生活になっていることに、「ふふ~ん♪♪」な母。
経験から学べる「知恵」が「知識」にブレンドされていけば、引き出しも少しずつ増えていくよ‥。

ところで、
あの後、「薄切り牛肉」は、ちゃんと?彼らの胃袋におさまったのでしょうか‥
メールも来ないところをみると、事件にはならなかったようですが(笑)

今度帰ってきた時に何を作ってもらおうか、ひそかな楽しみです(^^)

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