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魔法は、しじみのお味噌汁

2007/03/13

時々、無性に食べたくなる「キムチ鍋」。
ここ数日寒さが戻ってきているので、今夜あたり・・と考えています(^^)

今では大好きなキムチも、ほん一昨年前まで、大の苦手でした。
あの香りがするだけで、顔をそむけてしまうくらい・・(^^;
上の息子がキムチ好きだと知っている実家の母が、彼のために届けてくれたソレを食卓に並べる時でさえ、自分から一番遠く離れた場所に器を置いてもらうというほどでした。

ところが、 厳しい寒さが続いた一昨年の冬。
未だに理由はわからないのですが、CMで見たキムチ鍋が、なぜかと~っても美味しそうに目に映り、「キムチはダメでもキムチ鍋ならいけるかも・・」と、思い立ち、その足でキムチ鍋スープを購入。
野菜をたっぷり入れて作ってみたところとっても美味しくて、 それ以降、準備の簡単さも手伝って、キムチ一人鍋をするくらいのお気に入りとなったのです。

実は、こんな不思議な「ある日突然!体験」は、これで2回目。

一度目は、 小学校2年生の夏休みに家族で海水浴に行った時のコト。
民宿の朝ごはん定番メニューの中に「しじみのお味噌汁」がありました。
貝類は、あの少々グロテスクな形が苦手で、一切食べられなかったのです。
その時は、赤だしの香りがとっても心地よくて、一口、二口・・と飲んでいると、殻から外れたしじみのミがお箸の先に乗ったのです。
なぜかソレが美味しそうに見えて、口の中へ・・・
・・ん・・ン・・?・・お・・おいしい?!♪☆
その後は、小さな殻からミを全部取り出して、一気にいただいたのでした。

幼少時代のことをあまり覚えていない私なのですが、この出来事については、その情景まで鮮明に記憶していることからすると、「しじみを美味しく食べられた」のが、相当な感動だったのでしょうね。

そうなのです・・・
私は、本当に好き嫌いの激しい子どもでした。
小学校の頃は、給食のおかずに食べられないモノが多くて涙がホロ・・ってこともありました。
巻き寿司は、かんぴょうとアナゴと高野豆腐を抜いて、きゅうりと玉子だけにして食べていました。
物心ついてくると、親戚の集まりなどで、お皿の片隅によけた具材が残っているのがとてもカッコ悪くて、それならいっそう食べないほうがきれいだから・・なんて、手をつけなくなったり。

しじみのお味噌汁の出来事を、未だにしっかり覚えているホントの理由。
それは、これが単なる思い出ではなくて、「今度目が覚めたらお魚が食べられるようになってたらいいのに・・」「給食の時に鶏のカワが美味しそうに見えたらいいのに・・」と、子ども時代は、この魔法のような出来事が再び起こることを願い続けていたからなのです。

大人になった今では、いわゆる通常のお料理はほとんど美味しくいただきますし、新しい味覚との出会いも大いに楽しんでいます。
それでも苦手なモノはいくつかありますが、あのキムチでさえ好物になったことを考えると、まだまだ変化していくような気がします。

最近よく耳にする「食育」という言葉もあって、子どもの好き嫌いに頭を悩まされているお母さんがたくさんいらっしゃるようですね・・・。

でもね・・お母さん。
「なんとかしなくちゃ・・」「なんでも美味しく食べられるようになりたい!」と思っても
自分でどうしようも出来ないから、子どもなりに結構つらいこともあるのではないかしら・・。
そんな時、お母さんも 「魔法」を一緒に願って、待つ余裕を持ってあげることができたら・・・
子どももラクな気持ちで、ちょっぴり苦手な食の世界にチャレンジできる
そんな 気がするのですが、いかがでしょう・・・(^^)

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