2003/10/29
『もちママ家族の北京&上海大移動! パートⅡ』です。(パートⅠは10月25日分をご覧下さい♪)
無事に北京空港に到着。出発前に「最低気温3度」という情報を仕入れてたので、覚悟して降り立ったら、ここ加古川とほとんど変わらない気温でいささか拍子抜け。ただそれを吹っ飛ばすくらいびっくりしたのは、とんでもない交通渋滞とクラクションの嵐。いくら運転好きの私でもここでは運転したいと思わない・・というか、永遠に車線変更できずに目的地に着けないかもしれない(ーーメ))歴史的建造物がたくさんある北京では、思うように高速道路を作ったり、車線を増やしたり出来ないとのこと。これはかなりストレスたまるぞ・・・という感じです。
この日故宮を見学に行ったらなんと3時30分で入場締め切り。4時に到着した私達は、出てくる人を横目で見ながら中に入れず。オリジナルツアーの強み(?)で、翌日のオプショナルツアーに入場見学を加えてもらったので良かったけれど、今後見学に行かれる方はくれぐれも時間に気を付けて下さいね~!
前回のお話で予告していた、北京大学の女学生と知り合ったのは、翌21日のオプショナルツアー『昔ながらの民家を見学して、ご老人と餃子を作って食べよう!』に参加した時。彼女はアルバイトでガイドをしていて、民家の造りや庭に植わっている木の説明を英語でしてくれました。その時に私が子供と一緒だったからか、「日本の子供はお母さんとずっと一緒で良いですね」と言い、「北京ではほとんど両親共働きなので子供は小さい頃から預けられたり祖父母に育てられたりします。日本の女性は働かずに家にいて、ずっと子育てに専念するのでしょう?」とたずねてくるのです。私の英語力のなさでポイントがずれて聞えたのかもしれないけれど、日本の女性は皆、結婚したら世間の情勢から離れて子供のことだけを考えて生きている・・と言っている風に聞えたのです。もちろん子育てに身も心も傾けるのは母として当然だけれど、・・・なんだかとてもひっかかる。彼女は、「北京では、女性が働かなくてはならない状況だ」と言いたかったのかもしれないし、実際に「子供が小さい頃は、そばにいてあげるのが一番良いと思う」とも言ってた。だけど・・・「日本でも仕事と子育てを両立している女性はたくさんいるし、一時的に休職しても子供が学校にあがったら復帰したり、自分のペースに合った仕事を選んで働いている女性も多い」と、乏しい英語力で単語を並べて必死に説明してしまいました。国外へ出て初めて知った日本人女性のイメージ。我ながら何であんなにムキになったのかわからないけれど、なんだか・・ショックだったな。・・・餃子はとっても美味しかったけれど・・・。
続いて、お土産値切り大作戦・・子供が自力で交渉して値札の約3分の1の価格でゲット!・・といっても、中国では値札どおりの価格で買うことはほとんどなく、売る側もそれを前提に値つけをしているそうです。ちなみに故宮で息子が買ったドラゴンの灰皿と同じようなものが、万里の長城では倍以上のお値段で並んでいました。それを見て娘が「街から離れてるんだから当たり前。山の上でジュースの値段が高いのと同じ!」と言い、一方では、息子が言葉は通じなくても値段交渉をゲームのように楽しんでる。その時ふっと感じたこと。「私にとって中国は『外国』だけれど、この子達にとっては、単に生活環境の違う地域にやって来たという感覚なのかもしれない。そうなると、さっき北京の女性だの日本の女性だのと一人ムキになってしまったのは何だったんだろ・・?同じ『母』なんだよね・・。」
次回は、いよいよ上海上陸・・とその前に絶品の北京ダック!お楽しみに♪
PS : 別な角度から観た北京&上海を『上海NOW!』にて掲載しています。是非ご覧下さい♪2003