2004/03/04
微妙にご心配をおかけした様でゴメンナサイ。というのは、前回と前々回の内容があまりに暗いので「何かあった?」とたずねられること数回。我ながらお騒がせなヤツですm(__)m
おかげさまで、私も子供達も心身ともにず~っと快調です♪
昨日は中学生の息子二人が「バングラディッシュに安全な水を!」という活動の一環で、お昼休みの時間帯に合わせて大阪で発表をするというので、応援に(?)行って来ました。
蛇口をひねれば好きなだけ大量に水を使える恵まれた環境にあってこのテーマに深く取り組むというのは、『水』という枠では到底収まりきれない、大きく言えば中学生である彼らの今後の人生観や価値観を左右する所まで掘り下げて考え、プロジェクトの『目的』を自分達の力で見い出さなくてはならないという大変な作業だと感じていました。 |
ところが、発表を聞いていると予想以上に彼らの目的意識が強く鮮明であることに驚き、募金活動や発表会での啓蒙活動の先を見据える視野の広さには感心してしまいました。
そして、その領域にまで彼らを導いている大人(いわゆる先生)には、母として心から感謝すると同時に、どんな方法をもってすればそこまで意識を育てていけるのか・・今後のためにじっくり学習させて欲しいと思ったりしたのです。
募金のお金でバングラディッシュの各村に安全な井戸を掘るということは、水汲みに時間と労力を払い続ける子供達を学校に通わせることになり、字や計算を学習した彼らが次の世代を育てる頃には、予防接種の情報をきちん読み、薬の量を計算できるようになるということなのです。
つまり、バングラディッシュの次世代の子供達が命を落とさず幸せに暮らす社会にするために、今自分達が出来ることをやる。
目標金額まで募金を集めることも、そのお金で井戸を掘ることも、あくまでも『真の目的』へ到達するための方法であり手段に過ぎないのだと一人一人認識しているのです。
行動を起こす時、『真の目的』は何かをきちんと考え見据えないと、目の前のことを処理することが『目的』だと錯覚し、それをやり遂げることで終わりだと思ってしまう。
その向こうには、広い世界の時間を越えた本当の『目的』があるのにね。
今やっている仕事の『本当の目的』は、何・・?
まずは、自分で考えて見つけるところからのスタートかな。他人から言われたのではダメなんだよね。
仕事も子育てにおいても果てには人生においても、ぶれることのない『真の目的』を見極める力を身に付ける!これ、かなり難易度が高そうです・・。
今回の大阪行きで、彼らにそれを気付かせてもらったのかも。ちょっとシャクだけれど・・。