2006/04/20
とうとう、とうとう、とうとう、電子オーブンレンジが壊れてしまいました。
洗濯機・掃除機・冷蔵庫などは次々と世代交代していく中、朝昼夜ほぼ365日を19年間も働き続けてくれた電子オーブンレンジ。
3人の子ども達の離乳食を作っていた頃は、ほんの少量のかぼちゃやほうれん草、さつまいもをラップでくるんでチ~ン♪朝食の牛乳をあたためるのにチ~ン♪一度にプレートに乗らないから順番に焼き上げていくグラタンをチ~ン♪クッキーやケーキの甘い香りが部屋中に広がるチ~ン♪コチコチに凍っているお肉を切り分けるためにチ~ン♪
夫によると、いつも通りに牛乳をたっぷり注いだカップをプレートにおいて、「あたため・加熱」のボタンを押したところ、「ボンッ」という音と共に少し焦げ臭いにおいがして、うっすら煙が出たそうな。見た目は変わりがなかったので、再び同じ作業を繰り返したところ、今までにはなかった「ゴォー」という音がして、一向に温まる気配がなし。数回繰り返したけれど、事態は変わらず・・。
昨夜戻った私は、その話を聞いて「ついに・・・」というのと、「もしかしたらまだいけるかも・・」という期待を込めて、「あたため・加熱」のボタンを押してみました。
「ゴォー・・・・・・」
今まで聞いたことのない苦しそうな音。温まるのかどうかの機能確認をするのを待つ事ができずに、すぐに「取り消し」ボタンを押してしまいました。
料理のレパートリーなんてほとんどない新米主婦の時からずっと一緒にキッチンにいた電子オーブンレンジ・・・・。
もしかしたら、今度ボタン押したら動いてくれるかもしれない・・。
私にとっては、愛着という言葉だけでは済まされないフクザツな感情が押し寄せています。
それでも、週末に子ども達が戻ってきたら、大量の食事を用意するためには電子レンジは欠かせない道具でもあるわけで、今日明日中に新しいモノを購入しなくてはなりません。
19年間変化しなかったものが予告なく突然「変化」する。 これが、人とのつながりや感情の「変化」であれば尚更です。 成長ということも含めて「ゆっくりとした変化」「突然の変化」を恐れず、受け入れ、できればそれを楽しめる人であり続けたいと私は思っているのですが、同時にそれはとても難しいことだと実感する今日この頃なのです・・。 |